ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アビジャンのお気に入りおみやげスポット(その1)

2016-05-21 07:30:54 | 渡航・生活情報
当地、観光資源にはイマイチのアビジャン。それでもまだ2ヶ月にしかならないンボテのアビジャン居住でも、観光目的で訪ねに来てくれた知人たちもちらほら。

(※ンボテの会社関係の方についてはまだ業務外渡航は禁止となっています。解除に向けて動いていきますのでちょっと待っててくださいね!)

そこでお話に上がるのが、「なんかいいお土産、ない??」


いや、アフリカ大陸内から来られる人なら、ポールのパンとか、ショコラテリのチョコレートとか、誇れるものあるんですけど、コートジボワール産のなんかいいものって、、、。

コートジボワールが誇るサッカー代表ユニフォーム。

産地直加工、地元でがんばって作ってる現地産チョコレート。

地元パッケージ品はなぜだかイマイチのコーヒー。

うーん。


でも定番、アフリカ産の民芸品はやはり外せない。っていう中でも、ンボテ気になるスポットが3つ。そのうちの一つをご紹介しよう。

自宅からほど近い、ココディ地区、Saint Jeanにある一角。ちょっとしたお土産屋さん街となっている(←っていうか、「街」っていうほどお店ないか。せいぜい5件くらい笑。)

実はコートジボワール産の民芸品ってあまり多くはないんだけど、このカルティエではアフリカ中の民芸品を見ることができる。衣服や布製品、テーブル、椅子、小物入れ、杖、、、。中央アフリカのキルトやカタンガのコバルト細工(marmite)まで。大したことない民芸品が、それなりの価格で売っている笑。そして商売っ気の薄いところもこの市場の魅力。

特にご紹介したいのが、ンボテがこちらに赴任する前、短期滞在を繰り返している頃からお世話になってきた、お気に入りのお土産やさん。

Jasmin nº4(ジャズマン・ニュメロクワトロ)
Saint Jean, Cocody, Abidjan


店主のスレイマンさんはニジェールのタウア州にある閑村の出身だ。実はこの一角のお店、多くはニジェール人が占めている。そしてここで作られているものの一部はニジェールの閑村で作られているのだ。

「なーんだ。コートジボワール産じゃないんじゃん!」

サヘルから来た方、その通り、すみません。特産品ではありません。みなさまの地元でお買い求めください笑。

でもそれ以外から来られた方、ちょっとお待ちを。確かにコートジボワール産のものではないかもしれない。しかし想像してみてほしい。貧しいニジェールの村から、購買力のあるコートジボワールに出稼ぎ。そしてそこで売る商品を、遠く離れたニジェールの村で、親戚や地元の村の人が、せっせと作っている。そしてトラックや山積みの乗り合いバスでぎゅーぎゅーになりながら、何日もかけてここアビジャンまでたどり着いた品々なのだ。ここに西アフリカの縮図がある。

ある意味、こんなにアフリカ的なコンテクストをふんだんに含んだお土産はないのでは?!実際、お客の多くはアフリカ人。それなりにリーズナブルだと思う。


今回、ンボテのお買い上げは、エベーヌ(黒檀)材の、ちと大物が中心。大き目の組み立て椅子1脚、小さな椅子大中小みつくろって計三脚。お面のモチーフ1、小さめのテーブル1、王様の権威の指し棒2。少し大きめの小物箱1。ネックレス4。商談後のお話中につけてくれたネックレス1、セネガルのカーラピッド柄の肩掛けポーチ1は、「もれなくプレゼント?!」。これでシメて10万セーファー(約2万円)。





だいぶ値切ったとはいえこの価格、さて高いの?安いの?

旅行者の中では、いくらまで値切ったという話は一種の武勇伝になるけど、アフリカでは、店は客に値段をつけ、客が価値を決めるもの。ンボテには遠くニジェールからスレイマン氏に託された思いを追想するに、この10万セーファーは決して高くないのだった。

まだまだほしいものいっぱい。また来るよ。


(おわり)

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