ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

ベナンがアフリカ30ヶ国の査証取得を免除〜パトリス・タロン大統領の新開国論

2017-02-17 15:30:24 | 渡航・生活情報
ベナン、パトリス・タロン大統領が新しい政策発動。それはアフリカ諸国からの渡航に関する査証取得の免除だ。

2月15日、ベナン政府は、アフリカの30ヶ国の国籍所有者に関し、90日以内の短期滞在査証取得を免除すると発表した。



この措置は昨年8月、タロン大統領がルワンダを訪問した際、ポール・カガメ大統領の政策に触発され、ベナンでの実現に約束。10月には閣議承認を得て、2月15日に実行。タロン大統領はベナンの成長の柱として、ビジネス振興と観光を最重視している。また政府歳出の抑制のため、在外公館を大幅縮小した。これを実現する一歩として、公約が「有言実行」された形だ。

今回免除されるのは、先述のとおり、90日未満の短期滞在査証だ。アフリカ55ヶ国(※西サハラを含むとこの数)からベナンを除いた54カ国として、すでに西アフリカ経済共同体(ECOWAS)14ヶ国※ついては査証を免除している。

※ブルキナファソ、カーボベルデ、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、リベリア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、トーゴ。

今回追加された査証免除国は30カ国。そのリストはこちら。
南アフリカ、アンゴラ、ボツワナ、コモロ、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ジブチ、エリトリア、エチオピア、ガボン、赤道ギニア、ケニア、レソト、マダガスカル、マラウイ、モーリシャス、モザンビーク、ナミビア、ウガンダ、ルワンダ、サントメプリンシペ、セイシェル、ソマリア、スワジランド、チャド、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ


ここに入っていない国10カ国は、まずマグレブ、アラブのエジプト、リビア、アルジェリア、チュニジア、モロッコ、モーリタニア6カ国。それにサハラ・アラブ民主共和国(西サハラ)。それとソマリア、スーダン、南スーダン。どこもテロリスクのある国ということか。


パトリス・タロン大統領の新開国論。ベナン経済にどれだけ恩恵をもたらすか、注目である。

(おわり)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。