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アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

国連コートジボワールミッション撤退へカウントダウン〜終わりゆく内戦、消えない傷跡

2016-10-25 07:30:34 | アフリカ情勢
国連コートジボワールミッション、人呼んでONUCI。2004年に展開し、12年間、この国の内戦、政治的混乱の中に存在し、和平プロセスと選挙を支え、凋落と復興を眺めてきた平和維持活動。来年2017年6月末に完全撤退することとなっている。

危機の間もこの国と関わったンボテとしては、万感の想いである。その一旦はこちらの記事に込めさせてもらった↓
コートジボワール国連ミッション(ONUCI)が撤退~いよいよこの時がきた・・・


先日17日、当地首相府で、国連コートジボワールミッションからコートジボワールに対する責任と機能の移転に関する合意文書の署名、交換式が行われた。式にはダニエル・ダンカン首相、国連事務次長エル・ガシム・ワン氏が出席、外交団、ドナー関係者などが招かれた。




危機からの脱出後、高い経済成長を堅調に続けるコートジボワール。今日までPKOミッションが残っていることに違和感を覚える人もいるだろう。

しかし国民和解、社会統合、格差と貧困の問題などなど足元は軟弱だ。PKOの撤退で、これまで国連がになってきた全ての治安、秩序、安定化に関する機能を政府が受け止めることになる。その点では不安の方が大きいというのが正直な感想だ。

いずれにせよ、歴史の1ページがめくられようとしている瞬間であることは間違えない。その場に立ち会った証人として、今後のこの国の行く末をしっかり見届けていきたい。

(おわり)

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