アフリカのビール事情（7）～続・ビール進化系、大胆な新製品！？

昨日の記事、「ビール進化系～ラベルのおはなし」に続き、ビールについてもう一席。このたびコンゴ共和国、ブラザビルで、大胆な新製品を発見！！

そこ新製品とは、こちら！！


なんと、キンシャサブランドでおなじみ、プリムスの『ペットボトル』バージョン！！

プリムスといえばンボテの定番ファッションでもおなじみ。芸能活動時には販売促進用のTシャツ＆キャップをいつも着ています。笑

（ニコ生「藤岡みなみのI don't know Africa～発見アフリカ54の国～」より）


話は新手の新製品に戻る。そう、プラスチックのペットボトルに入ったビール。そういえば日本でもペットボトルのビールはほとんど見たことがない。以前、ア●ヒのスーパード●イという銘柄で、ボトルタイプが出たことがあったが、あれはあくまでアルミ缶だった。

ビール×ペットボトルは技術的に何か問題があるはずだ。あるいはチビチビ飲んで栓をするというせこい飲み方は通常しない。だからこれまで出現してこなかったんじゃないかと思う。

しかしその技術的課題や常識を覆して、ブラザビルではプリムス・ペットボトルが世に送り出された。狙いはどこにあるのだろう？？

ちなみに対岸で、プリムスのオリジン、キンシャサ（コンゴ民主共和国）では、まだペットボトルバージョンはお目見えしていない様子。


こういうアフリカががんばって作ったアタラシイモノは興味深い。その努力を多としよう。

他方、ペットボトルはどこか味気なさが残る。瓶がなければビールが買えない、ビールを買わないと瓶が手に入らない。あの日の不合理が思い出される笑。

もう一つ気になること。それはペットボトルは、そもそもリサイクルが基本の瓶とは異なるということ。ペットボトルなんかにして、大丈夫だろうか？なんせ、多くのアフリカの国では、ペットボトルの回収はおろか、ゴミ収集の仕組みもないのだから、、、。