摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

私の現場

2010-04-15 23:50:49 | 気づき
また久しぶりの投稿になりました。
先月末から始まった副鼻腔炎がまた悪化して、
おとといからは偏頭痛も重なり、ダウン中。。
ただ、気持ちが内側にばかり向いて
何にもやる気になれなかったのは少しおさまって、
昨日は久しぶりに録画してあった番組を見ました。

見たのは、2月に放送されたNHKスペシャル
権力の懐に飛びこんだ男 100日の記録」です。
2008年の暮れに年越し派遣村の村長を務めて
広く知られるようになった湯浅誠さんが、
内閣府の参与として格闘する姿を追ったものでした。
湯浅さんが何としても実現させたかった
ワンストップサービス実施のために、
NPO時代に会った自治体の議員などに直接電話したり、
千葉市での実現のために、
近くの市川市が参加する方向だという情報を
事前につかんだ上で千葉市長との交渉に臨んだり。
政策(事業)を実現するために、
どこの人をどうやって動かすか、
あの手この手で努力する姿に感心しました。

そして、実際にワンストップサービスや
昨年末の公設派遣村の現場で
意図したようなサービスが提供されているのか
当事者の視点でチェックしたり、
実際に当事者の声を聞いたりして、
期待に沿えていない場合は
自ら原因を追求し、身をもって示す。
徹底的な現場主義の姿が心にやきつきました。


昨日、もう1本見たのは、BS1で放送された
「反骨の映画監督 マイケル・ムーア」という
ドキュメンタリーです。
(ブログのタイトルで察しがつくと思いますが、
私はマイケル・ムーア監督の大ファンです)
1月に録画したものを、やっと見られました。

この番組で印象に残ったのは、
やはり湯浅さんと同じような
ムーア監督の徹底した行動主義でした。

"Don't think too much.
Think while doing."
(あまり考え過ぎるな。
やりながら、考えろ)

そんな監督の言葉が耳に残っています。


最近、ある友人の日記で
「勉強ばかりしていて、なかなか行動しない人が多い」
というような書きこみを見た矢先に
こういうメッセージをまた立て続けに見ることになりました。
今の私に必要なものなんですね。

でも、一方でもっと自分の内側の声に耳を傾け、
無理をしないことの大切さも
思い知らされている最中でもあります。

今、私がやるべきことは何なのかな?
その疑問のヒントは、
図書館から借りている東城百合子さんの本で見つけました。
東城さんは、子育てをしながら
その時のことを記録し、
それをもとに「あなたと健康」を発刊し、
今では全国に熱心な支持者を持つ
自然療法の実践者になりました。

今の自分の足元・目の前にあることに
真摯に、たゆまず、楽しみながらやること。
多分、今の私の足元・目の前にあるのは
ちゃんと自分や家族のケアすることとか
自分に来ているメッセージに素直に従っていくことですが。
そして、家族、地域、日本、、と
自分からその周りへ同心円状に
じわっと何か大切なことを
広げられるようになれたらいいなと思いました。

「浪花恋しぐれ」を聞いて

2010-04-01 22:09:57 | 気づき
夜、久しぶりにテレビで、都はるみと岡千秋が歌う
「浪花恋しぐれ」を聞きました。
「♪芸のためな~ら~、女房も泣かす~」で始まる
あの歌です。

この歌が流行ったのは、
たしか私が中学生くらいの頃ですが、
初めて聞いた時以来
「なんだこの歌詞は!?ふざけんな!」
くらいに思ってました。

でも、今日は不思議な感覚が上ってきました。
「あぁ、こんな女性に支えられたら、本望だなぁ」
この時、私が感じていたのは
岡千秋が歌う男性の方の気持ちでした。

それを自覚して、はっと思い当たりました。
あぁ、私は女性性のありがたさを本当に理解するために
過去生で何度も男性を繰り返していたんだろうなぁって。

私が知っている直近の過去生3つくらいは、
すべて女性として東洋の国に生まれ、早死にしてますが、
その前はリーダーまたは参謀クラスの男性になることが
度々あったようです。
その男性だった時の性格が抜けきっていないとも
ある霊能者の方には言われました


ともあれ、献身的に支えてもらう男性の気持ちがわかったら、
女性としてそんな風に支えるのも
悪くないかなぁって思えました。
自分でも、すっごくびっくりです

でも、私が自分のミッションだと思っていることを考えれば、
本当はそういう生き方も十分考えられるはずなのです。
その私が考えるミッションとは、
「一人ひとりが持っている可能性を
最大限に発揮してもらうためのお手伝いをする」こと。
昨年末にうかがった「メキキの会」が主催する
「個の花道場」の言葉を僭越ながら拝借すれば、
「個の花」を咲かせるお手伝いをしたいと思ってます。
特に女性を支援したいと思っていることを考えると、
やはりお花のイメージが似合います


さて、女性の支援と言えば、
しばらく前から私は一宮の友人、
小幡美結(おばたみゆ)さんを中心に
主にお母さんを支援するNPOを立ち上げつつあります。
名前は、「マムズ・クリエイト」。
先般決まったミッションステートメントは、
「こころ育てから、女性の自立を応援します」。

「自立」というと、心理学では
他の人に助けを求められない、
ちょっと(だいぶ?)問題のある状態を指すことが
多くあります。
でも、ここでいう自立は、上野千鶴子さんが言うところの
「私のことは私が決める」ということで、
人の手を借りても自分らしく生きていくことです。
そのための自由と責任を全うしていくために、
いろんな方法でこころの力を一緒に育て合いましょう
というのが主旨です。

もう少ししたら、もっと詳しいご案内ができると思います。
スタッフブログもぼちぼち始めようと思いますので、
その際はまたお知らせしますね。

このNPOの立ち上げも今までと同じような
前のめりの働き方で乗り切ろうとしてましたが、
どっこい、私の体はもうそれを許しませんでした。
以前、躁鬱になった後、私の体はだいぶ繊細になり、
少し無理をするとSOSを出すようになったのです。

今、学びつつある女性性を生かして、
これからの時代に求められる女性を
応援できるようになれたらいいなぁと思います。


まず与えるのか、受け入れるのか

2010-03-31 23:25:46 | 気づき
今日も引き続き、アマーリエさんの本、
『ガイア黎明 生きて意識ある地球は
こうして生まれた』と
『スピリチュアル美人になるための
ヴィーナス(金星)の法』という
本を読みました。

前者の方には、宇宙や地球の
生まれた経緯が書かれていて、
とても興味を引かれました。
後者の方は、私の最大のテーマ、
女性性がずばり主題なので、
気になるところから
次々拾い読みしてみました。

どちらの本の中でも
1つ気になってしまったのは、
「愛をまず与えつづけていれば、
それが必ず返ってくる」
というような部分でした。
(「愛を与えた相手から返ってくる」
という意味ではありません)
なぜなら、愛を与えられる前提条件として
本人が愛で満たされている必要があると
これまでに確信を持っているからです。

「愛で満たされている」とここで書いたのは、
必ずしも恋人や家族など特定の誰かに
愛されているということではなく、
少なくとも神様(創造主)から必要とされて
生まれてきたということを認められるという意味です。
その神様の愛をまず受け入れる=
自分自身を大切にするということから
本当の愛は始まると思うのです。

今、『スピリチュアル美人…』の本をよく見たら、
「女性性を尊ぶということは、
自分自身を尊ぶということでもあります」
と書かれていたので、
アマーリエさんも上に書いたようなことは
前提条件として考えられていたのかもしれません。

ただ、今の日本の社会では、
「まず他の人に愛を与える」とだけ書かれていたら、
自分を犠牲にして尽くす一方で、
見返りを求める方に走ってしまう人が
出る危険性がまだまだあると思いました。
このパターンは、心理学の話では
本当によく出てくるので。


これを書きながら、
私は女性性の一番大事な要素である
「受け入れる」ということに反することを
またしているのかなと思いました。
それで、水野博子さんがよくやっているというのを思い出して、
自分の内側に問いかけてみました。
浮かんできた言葉の正確な言いまわしは忘れましたが、
「(他の人が書かれたことで
誤解を招きそうなことや分かりにくいことを補うために)
だから、お前が必要なのだ」
というようなことを言われた気がしました。

それで、いったんふとんに入ったんですが、
今日のうちに書いておこうと思って、
この記事を書きました。
お役目完了したので、寝床に戻ります。
おやすみなさい

女性性のお手本

2010-03-31 00:22:10 | 気づき
久しぶりに(とは言っても、5日ぶりですが)外出し、
打ち合わせに行ってきました。

帰りにバスに乗ったら、女性の運転手さんでした。
声もやさしく、発進・停車もていねいで、
おばあさんが乗ってきた時は
ちょっと時間がかかっても
ちゃんと席に座るまで発進しませんでした。
道のでこぼこがあるところでは、
「大きく揺れます。ご注意ください」などと
ちょっとしつこいくらいに
気配りしたアナウンスをしてくれていました。

以前に読んだところでは、
ヨーロッパなどではこういう車内アナウンスを
うっとうしく感じるようです。
確かにそんな感じもしましたが、
この女性の運転手さんが
一生懸命お客さんにやさしいサービスを
心がけていることがよく伝わってきました。


このことを思い出したのは、
今アマーリエさんという
天上界の霊人たちからのメッセージを
チャネリングする方の本で、
女性性の話を読んだからです。
そこにはこう書いてあります。

「男女平等は間違いないのです。
女性が男性より劣るわけではありません。
しかし、だからといって、男性と競い合う中に
自らの能力を発揮しようとするのは、
方向性が違っているということなのです。
たとえば、女性の医師であれば、
女性性が本来持つ受容性を生かし、
患者さんの話をよく聞き、いったん受けとめた上で
仕事を進めるというやり方があるでしょう」

今日のバスの運転手さんは、
まさしく女性としての細やかな気配りを
発揮していたと言えるでしょう。
だからその後、病院から帰る時に乗った
男性の運転手さんの運転は
いつも以上に粗っぽく感じてしまいました(^^;


私にとっても女性性は最大のテーマのようで、
今本気でそれに取り組もうと思っていた
矢先のできごとでした。
いいお手本を見せてもらいました。

またまた脱皮?

2010-03-29 01:21:33 | 気づき
先週は、ここ2,3ヶ月の疲れがどっと出た感じで、
プチ引きこもりの状態でした。
そんな中で唯一出かけられたのは、
25日にあった水野博子さんの
パーソナルデザインセミナーです。

いつも水野さんのセミナーに出た後に、
何か変化が起きるのですが、
今回もそのとおりでした。
その日の夜、急にお腹が痛くなって、
信じられないくらいたくさんお通じが下った上、
水のような鼻水が止まらなくなりました。
まるで体の中のいらないものを
洗い流すかのようでした。

翌日にはまたたくさんのお通じがあり、
今度は持病の蓄膿症がぶり返したようで、
頭ががんがん痛み始め、
夜には38度くらいの熱が出ました。
昨日まで似たような状況が続いていましたが、
今日は少し楽になり、一息ついたところです。

そんな経験をしたところで、
夕べ思いあたりました。
私は頭をひねって
いろんな社会の問題を解決しようと考え、
それをとても楽しんできました。
一方で、自分の小さな力に頼り過ぎて、
がんばり過ぎてしまい、
体調を崩して反省する、ということを
これまでの人生で何度も繰り返してきました。
いいかげん、もうそういうパターンは
卒業しなくちゃと思いました。

私にとっては、こうやって体調を崩すことは
休養の機会であると同時に、
大きな気づきを得て
次の段階へ脱皮する時でもあるようです。
これまでそれが数年に1回あったように思いますが、
昨年末に大きな気づきがあった後にまたこういう機会があるとは、
本当に時間の流れが加速しているのかもしれません。

今回のことをきっかけに、
私は再度生き方を見直して、
自分の魂のお役目が果たせるよう、
できるだけ「空」でいることに
また挑戦したいと思います。
身魂を磨いて空っぽでいれば、
神様がいいように使ってくださるようです。
そう、先日書いたように、
神様に上司になってもらうんです。


柳瀬宏秀さんのセミナーに参加した後、
あらためて13の月の暦のことなどを読み直しています。
(頼んでおいた英語のペーパーバックの「マヤン・ファクター」も届き、
かなりはまっています)
そして、今度の水野さんのパーソナルデザインセミナーで
また私の方向が大きく変わった気がします。


そんなことを書きながら、こんな夜更かししてちゃいかんなぁ。
今夜はとりあえず、おやすみなさい。

神様が上司

2010-03-20 02:02:49 | 気づき
今日は、断捨離セミナー修了生が集まる
ダンシャリアンの集いの2回目。
集いでは振り返りシートを使って、
この1ヶ月間の断捨離の状況を振り返ります。
そのシートを事前にメールで送って、
考えてきてもらいます。

もちろん、私自身も取り組みました。
そのシートの中の質問に、
「まだ断捨離できないものは何ですか?」
というものがあります。
私は昨日、「レシートと乾物」と書きました。
どちらも、他の受講生さんが断捨離したと
以前報告していたものです。

今日になってから、私はなぜそんなに
レシートにこだわっているんだろうと考えました。
この答えは以前からわかっていたんですが、
「お金は、きちんと管理すべき」という観念を
持っているからなのです。
じゃ、本当に「お金はきちんと管理すべき」なのか?
「きちんと管理する」ためには、
レシートを保管し、家計簿を記入しなければならないのか?
そう自分に問い直した時、気づきがありました。

「管理」というのは、たいてい自力に頼る時にすることで、
他力を信じていない時によく出会う言葉です。
でも、私は幸いなことに、
今までお金に困ったことはありませんでした。
それは多分、どんぶり感覚の精度が
まんざら低くないからでもあるでしょうが、
もっと見えない世界の視点から言えば、
私のやってきたことが神様にそこそこ認められて、
お金を流してもらっていたのだと感じます。

これからもっと断捨離を進めて、
本当に自分の内側の神様とつながっている部分が
ほしいと思うものだけ選んだり、
やりたいことをやったりしていけば
お金とか必要なモノはその時必要なだけ
ちゃんと回ってくるだろうって思えました。
言ってみれば、神様が上司というか社長で
彼の思うとおりの働きをしていれば、
ちゃんとお給料をもらえるでしょうという感覚です。

そう考えたら、レシートだけでなく
なかなか捨てられなかった資料も
捨てられると思いました。
なにせ神様が上司なら、
どんな情報もオンデマンドで出してくれるでしょうから、
自分で資料を保管しておく必要も
あまりないでしょう。

ひでこさんがそもそも断捨離を考えるきっかけになったのは、
高野山の宿坊に泊まった時、
そのシンプルな空間のすがすがしさに
感動したからだったそうです。
高野山のお坊さんたちも神様というか仏様に仕えてますから、
いろんなものは当然必要ないでしょうね。


なんだか考え方だけでも
ちょっと高野山のお坊さんに近づけた気がしましたが、
「じゃ、乾物は全部捨てられる?」と自分にまた聞いたら、
「賞味期限の来たものは捨てられるけど、
そうじゃないものは捨てない」という答えが返ってきました
まだまだ断捨離マスターへの道のりは長そうです。

3つのS

2010-03-17 23:07:17 | 気づき
先週末、名古屋でコズミックダイアリーの著者、
柳瀬宏秀さんの環境意識についてのセミナーに
参加してきました。

「名刺を持ってる人はぜひ交換しましょう。
そのかわり、セミナーの感想を送ってください」
と柳瀬さんが言われたので、
帰りの電車の中で携帯に打ちこみました。

今日のお話で一番印象に残ったのは、
言葉の創造の力についてです。
マヤの13の月の暦で惑星のキーワードに
「manifestation」という言葉があります。
manifestationという言葉には、
表明するという意味のほかに
顕れという意味もあり、
「始めに言葉ありき」と言われるように、
言葉に表すことで我々は創造していくのだそうです。

言葉を発することによって、
気の流れが生まれる。
それによって、ものが生まれる(創造される)。
日本には、言霊という言葉がありますが、
いいエネルギーを持った言葉(言霊)を
発することが大切というのは、
本当にそれが実現してしまうからなんですね。

コミュニケーションも
現在一般に認識されているその意義は、
意思の疎通ですが、
本当は創造なんだという話、
深く感じ入りました。

そういえば、市民活動をやっている時、
特に背景の違ういろんな人が集まって何かする際は、
最初にできるだけコミュニケーションをはかると
よりスムーズに事が進む気がします。
あれは意思の疎通を図るのはもちろんのこと、
建築で言ったら、基礎の部分をしっかり作っているんですね。


このセミナーに出た後、
2年ほど前に買ったものの、
ほとんど図しか載っていない部分もあって
よく意味が分からなかった柳瀬さんの訳書、
「マヤン・ファクター」をもう一度見てみたくなりました。

昨日、今日とこの本にざっと目を通しましたが、
何かよくはっきりはわからないけど、
すごいことが書いてあると感じました。
私が顕在の世界で学んできた物理や脳科学で言っていること、
スピリチュアルな分野で実践、あるいは体験してきた
レイキやヘミシンクなどで言われていることなどすべてが
ここに書かれていることで説明できてしまうのでは?
という直観がありました。

それで、やっぱり原典にあたってみたくなり、
アマゾンで中古の英語のペーパーバックを注文しました。
こんな本が今から23年も前に出ていて、
それが欧米で多く読まれていたなんて、びっくりです。


先日あるMLの投稿に、
文化人類学者で環境活動家でもある辻信一さんが
今アメリカでは8割の大人が3つのS
(Soil(土)→自然,
Soul(魂)→スピリチュアリティ, 
Society(社会)→社会性)を
大事にするするようになっていると話していた
と書かれていました。

柳瀬さんが言うように、
まず自然の営みを感じることが大切で、
そこから自然とつながっている自分の魂に気づき、
そうすれば自然に自分と根っこでつながっている
全ての人から成りたっているこの社会を
大事にできるようになるのでしょう。


そんなことを考えながら外に出てみたら、
我が家のような街のど真ん中でも
春の息吹がよく感じ取れました。
街路樹の根元には、はこべの葉が青々と伸びているし、
保育園の庭の桜の枝には、大きくなってきたつぼみが
ぶつぶつとついています。
食卓には、つくしや菜の花が並びました。
自然を楽しむには、とてもいい季節になってきましたね。
(花粉は飛んでますが。。)
これからはもっとそんな楽しみを持てる生活を
していきたいと思います。


興味から始まるつながり

2010-03-14 00:26:59 | 気づき
公民館の文化祭にばーちゃんと夫が出展しているので、
娘と一緒に見に行きました。

公民館で活動しているグループの
いろんな作品に混ざって、
小学生の作品も飾ってありました。

その中の漢字一文字が書かれた
書道作品の展示に
私は引きつけられました。
「私の今年の漢字書写カード」という
タイトルの紙片が、作品の下に張ってあり、
なぜその一字を選んだのか、
各児童が書いています。

その文章を読んでみて、驚きました。
いくつかの作品には、
大人でもドキッとさせるような言葉が
添えられていたのです。

そのうち、「神」「命」「信」
という言葉を書いた子どもたちの言葉が
特に印象に残ったので、
携帯で作品の下の紙片とともに
写真に撮りました。

今見てみたら、「神」「命」に添えられた文章は
鉛筆で書かれた文字が薄いのと
手ブレでぼけていたので、
読めませんでした。

でも「信」の下に書かれた文章は
幸い読むことができました。
そこには、こう書いてあります。

「(この漢字にした理由は)
どんなことがあってもこの10ヶ月間
人を信じて生きたいからです」

こんなことを書く子は、
一体何を考えてこれを書いたんだろう?
この子にインタビューしてみたい
という気持ちにかられました。


小学生の作品以外にも、
水墨画や盆栽、手芸作品など
いろいろな展示がありました。
それらの作品を見ながら、
近所に住んでいるであろう作者の方々に
思いをはせました。

この地域には、こんな才能がある人たちが
いるんだなぁ。
なんでこういう趣味を持つようになったのかなぁ。
これ売って欲しいくらいだけど。。
などなど。

近所の人間関係が希薄になり、
まわりの人に無関心な人が多くなりましたが、
まずはこんな形で興味を持ち、
気持ちのつながりをつくっていくことが
今求められているのかもしれません。

先日「お互い様プロジェクト」と名前をつけた
一新塾での地域福祉のプロジェクトでは、
お年寄りとお話する機会も多々あると思います。
その際は、こんな趣味の話を聞かせてもらったり、
昔のシンプルな暮らしについて
いろいろ教えていただけたらなぁと思ってます。
教えてもらうことが、
教える側の喜びや生きがい、自信につながることは
私自身もたくさん経験してきたことなので、
そんな形の「支援」というか
「お互い様」の関係をつくれたらと願ってます。