思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

人生対談

2008-09-15 21:41:42 | 書籍引用
宮本:池田さんの自伝を読むと、戦争で肉親を奪われた多感で勉強好きの青年として、生活と病気でも苦労されています。社会主義運動に入られてもおかしくないようなあなたが、創価学会に入られた動機は何ですか。

池田:全く宗教人らしくなくて、奇異に思われますか(笑い)。自分でも、もともと宗教にはほとんどといっていいほど関心がなかった。まして今日、このようなことになろうとは、夢にも思っていなかったんですよ(笑い)。結局、私の場合、戸田前会長という一人の人間との出会い以外にはないんです。学会に入ったのが十九歳の夏でしたが、そのころ戦災のあと東京大森の森ヶ崎に住んでいました。そこへ、友人から哲学の会合があるからと誘われて、仲間の友達と連れだって行ったのが、実は学会の座談会で、そこで初めて戸田前会長に会ったのです。道を模索していた私にとって、戸田城聖なる人の言動と、生き生きとした魅力的な仏教の講義は衝撃的だった。私は、この人の言っていることは本当だ、この人なら信じられると直感しました。単に言葉だけでなく、初対面ながら何かしら深い親しみの情感がこみあげてきました。その会合から十日後に、自分から入会したのです。

宮本:(うなずく)

池田:しかし、クレオパトラの鼻が低ければ…という話ではないが(笑い)、もし戸田城聖との出会いがなければ、宮本さんのいわれるように、社会主義運動に入っていたかもしれませんね(笑い)。

宮本:惜しいことをした(笑い)。

《人生対談 p.18~》

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ちょうど同じ内容のことを、先日メンバーと語っていた。

確かに「法に依って人に依らざれ」ではあるが、人を介さずに法が広まるわけではない。
やはり、我々一人一人が自身を磨くこと、魅力ある人間へと成長すること、「何か違うな」と思わせる人物へと深化することが大事なのではないだろうか。