lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

秋のかやぶき音楽堂コンサートへ

2016年10月09日 | 音楽

先週の事になりましたが、今回もザイラー夫妻のピアノ連弾を聴きに、

南丹市の胡麻にある、<かやぶき音楽堂>を訪れました。

 

秋にうかがうのは初めてでした。

アットホームな音楽会はもちろんのこと、

古いかやぶきのお堂や、里山の風景に季節を感じるのも楽しみです

 

音楽会の開演前。下の母屋の庭にザイラーさんがいらっしゃいました。

 

 

この銅鑼をザイラーさんが鳴らして、音楽会が始まります。

会場は、色とりどりの手作り座布団と

椅子席の必要な人は、申し込み時にその旨知らせておくと、

後方に用意してくださるようになっていますよ。

 

ちょっとピアノから遠いですが、この2階の席が好きで

ホールの音響とはまた違う、かやぶき屋根に広がるやわらかい音を楽しんでいます。

大きな梁が入り組んだ屋根裏も、目の前で見ることができるのもうれしい。

 この日のプログラムは、前半がすべてドビュッシーの小品で、

先日友人と連弾した「小組曲」も入っており、

いっそうわくわくしていました。

後半は、キルヒナーの12のワルツ。

短いけれど、エッセンスのつまった美しい曲ばかりです。

感情を前面には出されないけれど、

どのフレーズも大切にされている深い演奏に、

しみじみ感動しました。

 

 そして!演奏後には新米で作ったおにぎりをいただいて、

このおにぎりはほんとにおいしいです!

高齢ながらも今年も5反の田んぼのうち、1反にお米を作られたそうです。

「雑草抜きなど年々きつくなってきたけれど、おにぎりないと、お客さんが来ないヨ」と

時々冗談もおっしゃるザイラーさん、

日々お忙しく、今週には皇太子殿下の前で演奏されるそうでした。

お元気でいらしてほしいと願い、またこの楽しいコンサートに行きたいと思います。