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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-10(lab)】仕事-グランドピアノがある小さい家-

2020-08-07 21:54:59 | ministock-10(lab)
(撮影:andwood遠藤氏)

いよいよ
明日プレ見学会
9日(日)10日(月)見学会
です。

大体完成しました。
(ちょっとだけ間に合いませんでした)
でも、いい感じで仕上がってくれました。

細かいチークの寄せ木で作られた「すだれ張り」という技法の床。
そこにいつも通りの壁と障子。

すごく透き通っているような空間に見えませんか。

ここに持ってくるまでの職人さん達の努力は本当にすごいものでした。

7月15日に塗装工事を終えました。
毎度ご紹介している通り、塗装は下地が一番大事。

準備を怠るとその仕事ぶりは表面に浮かび上がってきます。

今回も3回のパテ塗を経ての塗装工事でしたが、今週初めの私が実施した完成検査で、ちょっとパテの痩せが気になるところがあったので手直しをしてもらおうと付箋を貼りました。


青い付箋を私が張りました。


ココ、ナオシテネ、って。

そしたら、塗装屋さん自らあそこも直す、ここも直すって止まらなくなっちゃう始末。
紫のマスキングテープ貼ってあるところが、塗装屋さんの自己申告ヶ所。

短冊がぶら下がっているのかと思っちゃいました。

念のため、パテ何回入れるつもりですか?って聞いたら

最低2回、3回入れたいところもある、って。

谷亮子さんが憑依してんのかと思うくらいの魂の入れっぷり。

というのも、

間接照明って、塗装屋さんやクロス屋さんに嫌われるんですよ。
横から照明の光を当てるので、凸凹が超目立つんです。

そして、ミニストック-10は、間接照明だらけの住まい。
すごくしっとりした空間が特徴のお住まいです。

なのにフローリング屋さんの遠藤さんは、照明をつけずに逆光でなんのフローリングを張っているのか分からないくらいに陰影が深い写真が好きなんです、とかいいながらシャッター切ってました。


その途中に塗装屋さん再び登場。

仕事終わったはずなのにどうしたの?って聞いたら。

昨日仕事終わるのが遅かったから、掃除がキチンと終わってるのか自信なくて、確かめに来ました。

間接照明でごめんね。
掃除しにくかったよね。

その為にわざわざ現場に来てくれる職人さん。
超手間をかけてフローリングを作ってくれた遠藤さん。
もちろん他の職人さん達も同様。

そんな仕事ぶりも見学会の見どころです。



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