native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

終わりとはじまり

2020-04-16 22:42:38 | 建築雑談
6カ月に及ぶ工事が終わろうとしています。

申請関係で色々苦労もありました。
構造計算も久々に200m2を超える大きな規模でしたので、全体を把握するのに苦労しました。(その直後に、さらに倍以上の大きさの構造計算に取り掛かることになったわけですが)

そんな甲斐もあって

大工さんの自宅が「ほぼ」完成しました。
それを思うと色々感慨深いものがあります。

いつかは終わるんだなぁとしみじみ。
私自身が成長できた実感もあります。

という事で、最後に気密測定。


中間時は0.2cm2/m2でした。

完成時の測定結果は0.5cm2/m2


隙間が3倍くらい増えました。

えぇ~、って落ち込む場面ですが、実はあまり気にしていなくて、

「ほぼ」工事が終わったうちの「ほぼ」に原因があるのが分かっていたので、問題なし。
この辺りは隙間特性値から読み取れたので、検査を終了しました。

と言っても220m2という大きさを考えれば0.5cm2/m2でも十分すぎる性能です。

それを踏まえてしみじみしてました。

そして、その余韻に浸る暇もなく次が始まります。

次は新しい事を取り入れます。
新しい構造を採用する予定で、設計のルールについてみっちり勉強してました。


久々に文字に溺れました。
鬼滅の刃よりは薄いけど、

集中度は反比例。

なんとか「ほぼ」理解できました。

そして早速、構造計算してみたところ「ほぼ」行けそうだったので少し安心。
明日まとめに入りましょう。
「ほぼ」を消す作業。


終わりとはじまりがあって、

その度に、成長と目標が繰り返します。

人生ですねぇ。




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