横浜市内を流れる大岡川流域。この川は主流が大岡川で途中、
根岸湾に流れる掘割川と横浜港に流れる中村川(元町商店街に
並行する川)の3筋に分かれる河川です。
>今回はその主流大岡川の河口(みなとみらい地区)に近い野
毛商店街付近のレトロな川縁風景を写真で紹介します。
1/5 昭和レトロな建物
左手 川の流れに沿って湾曲した建物です。
2/5 表側 2階建てで60店ほどが集まる「都橋商店街」赤提灯街。
この一階は道路側が出入り口になります。
3/5 二階通路を覗いてみた。川側通路に出入り口があります。
4/5 大岡川上流方面の眺めです。
この右手が京浜急行のガードになります。
5/5 今は整備されましたが、この川沿いは以前は怪しい女性
たちが客引きをしていました。
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________今日の話題________
★ ハンコ文化
新政権下、河野太郎 行革担当相の旗振りのもと「脱ハンコ」が
急浮上した。
9割以上の行政手続きでハンコの使用を廃止できるとし、政府が
時代遅れの押印文化の慣習を改め、新しい組織文化を社会に根
付かせようとすることは、古いシステムを改革する意味で、と
ても重要だと述べた。
一概に廃止すると言われてアナログ人間には特に実印・銀行印
の扱いは財産の多少にかかわらず、ハンコが無くなることはな
んとなく不安にも思う。
表彰状を貰ったとき、朱肉で押された印章を見て達成感を味わ
ったりもする。
企業の稟議書には押印欄が右から役職順にずらっと連なってい
る。押印は企業の意思決定に影響していると同時に押印した人
への責任分担のように思われる。
ハンコ屋さんは生計を維持できなくなるという。不安だと思う。
御朱印のような、大きな版画を彫って外国人旅行者を喜ばせる
とか、技術を何かに転換する工夫が必要かと、素人ながら思う。
自然界においても経済においても、強いものが生き残るのでは
なく、変化に機敏に対応し適応できるものが生き残るという。
押印によって集団の合意形成を重視するわが国の文化が、加速
化する世界経済の変化に対応できないことが懸念されている。
役所を筆頭に、企業の意思決定に際しても、押印を求めている
ようでは世界の変革に対応出来なくなる。
コロナ禍によって、世界的にテレワークが当たり前になった。
それにより、世界から優秀な人材を募り、競争力を高めること
ができると考える企業経営者は増えている。
しかし、紙への押印が続けばテレワークの推進は阻害され、人
々がより良い能力の発揮などを目指した新しい働き方を目指す
ことは難しくなる。それが続けば、わが国企業が優秀な人材を
確保することは難しくなり競争力は低下するとされている。
コロナ禍でテレワークが推奨されている中、書類への押印のた
めに出社した人も多いと聞く。これでは本末転倒だ。
町内会の回覧板ではないけれど、行政機関やビジネスに於いて
も、ハンコで連帯責任を植え付ける文化は時代にそぐわない。
そういったことからも、河野大臣が推進する押印廃止などの行
政改革は、わが国のガラパゴス文化からの脱出を意味する。
もう一段、経済活動のスピードアップを図るという意味では、
評価したい。経産大臣も縦割り行政を乗り越えて一枚加わっ
て欲しいものだ。この内閣は新しい方針を打ち出している。
掛け声だけに終わらないことを大いに期待したい。
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