志情(しなさき)の海へ

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針突伝説や入墨が生きている現在社会、ハジチは、習俗として琉球社会の美・倫理でもあったのね☆

2013-09-20 19:17:56 | 沖縄の過去・現在・未来
 
ハジチ(針突):船越義彰さんの「針突伝説」(伝説歌劇)があり舞台化された。来春劇団「うない」が再演!
 ハジチに関しては著書も何冊かあり論稿もある。その起源についても諸説がある。女性たちが結婚するまでに少しづつ手に刺青をした習俗は成人儀礼だけではなく、魔除け・願い...
 

手の甲に針突をする、その伝統習俗がなくなって久しい。そろそろそれを自らの手に試みたいと思う人が男性・女性を問わず登場してきてもおかしくない時代である。多様な伝統習慣があって、それぞれに美を醸し出しているゆえだ。これが絶対だという規範はなくなってきている。普遍性という名の画一はやはりモノクロの味気無さを感じる。差異が少なければ少ないほど管理社会の強度が高まるが、それぞれの個性が抑圧されていくことになるのだろう。みんな同じで怖くない。みんな同じで戦争をする、とならないための多種多様性は、逆にモノトーンではないカラフルさで心が満たされる。

手の甲に小さな針突をしてみたくなったりする。幾何学模様は不思議な味わいを浮き立たせている。身体に装飾をする人間の属性は、化粧品で自らの顔を身体を飾り立てる(自らを引き立てる)行為とさほど差異はないような気がする。今時はひねもす家にいてパソコンの前で仕事ができる電脳時代である。自らの限りある身体、枯れて老いていく(醜くなっていく)身体をキャンパスにして装飾をほどこす行為は、意外と市民権を得ていくような気がしている。

手にこの写真のように針突をする集団の姿がありえそうだ。


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