志情(しなさき)の海へ

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5日、「ドリームサロン★★」ではじめてかの「波照間島」の写真集を出されたアウエハント静子さんにお会いした!

2022-12-06 15:27:31 | 沖縄文化研究
朝10時から月一回の「いろは歌教室・組歌の会」が開催されていて、きさ子さんから紹介されて参加できた。出がけにちょっとした長電話が入り、出席が遅れたのが悔やまれるほどにとてもいいお話が続いている会で、時間が短く感じられた。その席に文化人類学者のおつれあいと共に波照間島の多くの貴重な写真を撮られた静子さんが丸いテーブルを囲んで、熱心にお話されていた。
 お隣に座していた女性がその「波照間島」の白黒の写真集をもっておられて、話しによるとお姉さまが島のノロで、島と由縁のある静子さんが磁石になって、その会に参加しているように感じたのだが、集った皆さんについては、よく知らないが、しかし、みなさんのお話が面白くて、心が浄化されていくような時が流れた。
 何と500円の会費でお弁当付きでさらにユンタクできる空間になっていた。朝10時に始まり午後1時半ころまで続いた。そのあと桜坂劇場でボイストレイニングを受けるという静子さんをそこまで車で案内した。車の中で静子さんはスイスやオランダなどで長いこと日本語を教えてきた経験を話した。またパートナーさんとの出会いについても、英語専攻らしい女子学生の雰囲気そのものだった。人はだれでも精神の中に10代20代の時の己を持ち続けているのだ。

会の中心になっているのは上間さんとアウエハント静子さんだろうか。お二人のお話が軸になり、さらに個々の方々の人生と想いが膨らんだ物語が披露されていった。「仏教の根本は倫理だ」と語った女性は、最近交通事故でけがをし、入院した体験から、沖宮宮のお話まで、ことばが次から次へとあふれ出た。神秘的な体験をお話されていたのである。
 雲のお話も面白かった。雲はもともと云の字で魂は雲のように漂うと解説があり、ハーベール(蝶)だけではなく、魂を運ぶ雲を意識した。今まで考えたことがなかった。
 皆さん沖縄の可能性を語っていた。沖縄から世界への発信をという思いは理解できた。コロナ後の世界への期待である。
個人的にはまったく楽観視できないと思っているのだが、つまりコロナ後の世界はますます表現の自由や人権がそこなわれるていくのではないかと、危惧することの方が大きくなっている。
 自らの体験・経験が水のように言の葉にのって流れるのを聞くのは心地よかった。まぎれもない生の体験からにじみ出てくる言の葉に、耳を傾けるのも一興である。
 静子さんとツーショットを撮った。
内的な眼をもっている女性なのだと理解した。じっくりお話したいが、彼女は耳が不自由になっておられる。饒舌で感受性が研ぎ澄まされている方だ!
 5日の出会いに感謝!静子さんは人を導くパワー、眠っているエートスだろうか、を表に引き出す力をもっている方のようだ。
 

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