「文化と芸能こそが沖縄が誇る祖先伝来の財産である!」のキャチコピーもインパクトがあります。金井喜久子さんについては、しっかりした研究書や評伝が書かれてもおかしくない方です。以前「八月十五夜の茶屋」の科研研究とその後の「沖縄の文化表象にみるジュリの諸相」の同じく科研研究を通して金井喜久子やお姉さまの多嘉良カナさん、そのご先祖の系譜について少しリサーチしたことがあります。琉球・沖縄の近世から近代、そして現代にいたる歴史が相対化できます。
8月20日のコンベンションでのイベントは参加したかったのですが、玉城千枝先生の伝統芸能公演もあり、そちらの方を優先しました。日本初の交響曲の女性作曲家です。戦前の沖縄で中央で作曲家として活躍した旧姓川平喜久子の功績は大きいと思います。友人からいただいたチラシ資料をご紹介しておきます。
親族の川平朝清さんが50年代当時ミシガン州立大学で「八月十五夜の茶屋」の舞台でサキニの役で出たことは、以前耳にはしたけれど、実際に写真が出てきたことに、またご本人のお話にびっくりです。
ストップしている「八月十五夜の茶屋」の研究をまとめたくなりました。謝!