「両親の介護１０年で結婚できなかったわ」と、彼女は話した‼️

介護が女性たちに負担を強いているのも事実だ。男性による家族の介護も核家族、少子化の中で増えているのだろうと推測するだけだがー。

孤独死が増えるのも時勢の流れで共同体の横の繋がりにも陰りがあるのだろうか。
死と向き合うことは、自らの身体と向き合うことであり、生きてきた総体と向き合うことでもある。老人ホームやデイ・ケアセンターが気がつくとニョキニョキその看板が増えていることに気がついたのは、身近に介護者が存在してからだ。

病院で手厚い介護を受けられる時代だが、透析を受けることを止めて死を選択するニュースを見ると、病気の治療にも世俗の格差が反映されると共に、個々の死生観が投影されているのも事実なのだと分かる。安楽死の選択は多少に関わらず形を変えながら施行されていることも確かなのだろう。自らの死を納得して逝けたらいいと思う。

自らの価値をどこに置くのか、人生の意味付け、のためだろうか、繰り返される言葉に込められたものが何か、今一度向き合う時間の中で疲労感が重なっていく。

彼女は個性的で魅力的な女性‼️語り合えるパートナーがいたらいいわよね。などと話すが、年齢に沿ったうつくしさは、表面を越えるものがあるのだろう。
介護が萎えさせるもの、重い時間がある。