志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)さんから「琉球諸語の復興を目指して」の案内が来ました!

2011-08-20 10:52:22 | 言語
比嘉さんは、真喜志康忠氏からうちなーぐちを学んだとアピールしている方です。

できれば真喜志康忠氏の沖縄芝居も直にご覧になってほしいのですが、その辺は疎いようです。ばいろんさん、沖縄芝居も見ましょう。そうでないかぎり真喜志康忠氏はあなたの活躍を応援できないかもしれませんよ。などと私は思ったりしていて、今年国立劇場おきなわで上演された【多幸山】を見ましたかとメールで尋ねたのですが、残念ながら彼は舞台を見てはいませんでした。去年の【ちんさぐの花】もご覧になっていないのでした。だから、ばいろんさんがうちなーぐちを大いにシンポジムで語り推奨するアクションは素敵だと思いつつ、彼が劇場に姿を見せて沖縄芝居を見ることの意義は実はもっと大きいのではないかと考えたりしています。(それは言語学を教壇で教える方々もまた文学やあらゆる表象文化と係わるみなさんが劇場や祭祀芸能の場に身体を浸すことがとても大切なのだという思いも含めています!)

比嘉光龍さん、組踊も沖縄芝居も新作・現代組踊も見ましょう!応援しましょう!古典も民謡も琉球舞踊も民俗芸能も含めてうちなーぐちを支えている基盤ですよね!

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どうも、比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)です。

実は、9月17日(土)午後1時から、沖縄大学にてシンポジウムを開きます。入場無料です。詳細はPDFファイルを見て頂ければ幸いです。もし開けないようでしたら、お手数ですがご連絡願えませんか?もうちょっと容量の軽いものを再度送りたいと思います。

このシンポジウム案は私が考え、それを沖縄大学側に提案したら快く主催を引き受けて下さいました。

常日頃から私が主張している、おきなわの言葉は方言ではなく「うちなーぐち(おきなわ語)」というれっきとした言語だという事を、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は2009年2月に後押しするように認めてくれました。

その詳細が朝日新聞のウェブサイトhttp://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20090302.htmlで読めますので時間のある時にでもお読みください。

ただ、この重大な事実はほとんど報道もされず、当のうちなーでもほとんどの人が知らないと言うのが事実です。

これでは、いつまでたってもうちなーぐちは方言という低いもので、学校教育で教えるなんて夢の世界の話になってしまいます。

その為に、たくさんの方に琉球諸島にはうちなーぐちも含めて六つの言語があるのだという、当たり前の事実を知ってもらいたいと思います。

当日ぜひ、お越しいただきたいのはもちろんですが、このシンポジウムの宣伝をできる範囲でよろしいですからやって頂きたいというお願いもかねてメールを差し上げています。

ゆたさるぐとぅ(よろしく)うにげーさびら(お願いします)。

比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)

チラシの裏に以下の文章が記載されている!

【今回のシンポジウムでは、琉球諸語は言語なのだと言う事を知っていただきたいのはもちろんですが、もう一歩踏み込んで、琉球諸語を学校や行政でも実際に使っていきましょうと社会に提案したいと思います。欧米の学校や行政において、少数民族の言語が取り入れられていった過程を学ぶには、それらを専門に研究なさっている方からお話を聞くのが一番良いでしょう。
 その適任者が、アメリカ、ハワイ地域の言語【ハワイ語】研究の専門家、松原好次氏と、スペインのカタルーニャ語研究の専門家、塚原信行氏です。比嘉光龍氏には、うちなーぐち(沖縄語)を講義実践している現況について語ってもらい、最後は3人で会場と質疑応答をしながら楽しんでいく予定です。】

パネラーのプロフィールです!

松原 好次(まつばら こうじ)
1948 年生まれ。電気通信大学総合文化講座教授。
著書:Indigenous Languages Revitalized?
   先住民族言語の復興は可能か?((春風社)
編著:「ハワイ語の復権をめざして」(明石書店)
訳書:「大地にしがみつけ ハワイ先住民女性の訴え」(春風社)

塚原 信行(つかはら のぶゆき)
1970 年生まれ。京都大学高等教育研究開発推進機構准教授。
論文:
 スペイン・カタルーニャ自治州における司法通訳制度に関する研究
  Hispánica( 日本イスパニヤ学会) ( 学術雑誌)
 スペイン・カタルーニャ自治州の言語法に関する一考察
 Hispánica(日本イスパニヤ学会) ( 学術雑誌)
 カタルーニャ言語正常化法の言語イデオロギー
 (日本ロマンス語学会) ( 学術雑誌)

比嘉 光龍(ふぃじゃ ばいろん)
1969 年生まれ。ウエルカルチャースクールうちなーぐち講座講師。
うちなーぐちは沖縄芝居の名優「真喜志 康忠(まきし こうちゅう)」
氏から習う。肩書は「唄三線者(うたさんしんしゃ)」といい、うちなー
民謡のプロ歌手の側面ももつ。

≪第485回沖縄大学土曜教養講座2011.9.17〔土〕沖縄大学≫です!

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1 コメント

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私は真喜志康忠先生の芝居はほとんど見ました (比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん))
2012-05-09 14:03:37
どうも、与那覇さん。コメントを掲載して下さり、御拝(にふぇー)でーびる。

実は、私はラジオ沖縄で過去に放送された「真喜志康忠ラジオ芝居名作劇場」を全て聞きましたし、それを毎日といえるほど聞いていて、いまだに、うちなーぐちの勉強をしています。先生のお芝居を見て下さいと申しますが、先生自身がお芝居を引退なさったのは1990年代の後半で、私はようやくそのころ、うちなーぐちの世界に入ったので、残念ながら先生の舞台での姿を拝見したことはありません。しかし、先生の残されたラジオ芝居は合計60本、しかも60時間以上もあるので、それをいつも聞いていますので、先生の作られた、また演じたお芝居はかなり知っている方だと思っています。与那覇さんのおっしゃる先生の作品を演じる若い役者たちを見てほしいとのことですが、もちろん見たいのですが、私には何の連絡もないというのが実情であり、それを避けているわけとかではないのでお勘違いをなさらないでくださいね。

比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)
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