おー!ワンダフル

ヨッシーも涙こぼれたよ

お煎餅屋の店番日記

2010年11月07日 10時47分18秒 | 日記・エッセイ・コラム

きのうのお煎餅屋のお客さん。50代のご夫婦。

ご進物用のお買い物をされて、ご主人が会計。荷物を持つのもご主人様。

「お父さんがお優しくて良いですね!」

すると思いがけず、

「お祖母ちゃんを施設に預けてきたから…」

「預けてきたから、やっこい気持にもなれたかな…」

「あらー。それは大変でしたねー」

「おばちゃんは、90なんだよ。長男なのになんで最後まで見てやれなかったかなー?とも思うんだけど…」

「昔だったら、預けるなんてとんでもなかった…」

ご夫婦は一生懸命話された。今日は預けた帰り道なのかしら?

私はもう涙が出ちゃって、困ってしまい、新聞記事を引きあいに出して、話した。

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自分たちの生活がめちゃくちゃになってしまっては、これまでの良い思い出も失くしてしまう。

専門家に助けてもらって自分に余裕ができれば、また優しい気持ちで過ごせるようになるのかな?

お煎餅屋の会話で、こんな深い話をしています。

以前女の方1人が、やはり高齢のおばあちゃんを、嫁の立場で見ている方。その方はおばあちゃん本人に対する介護の苦労に加えて、周りの人たちへの気苦労に疲れていました。

お煎餅屋に勤めて7年目です。

良く来ていた方がだんだん年老いていく様子を見ています。

自動車の運転を忘れてしまい、バックできなくなったおじいちゃん。 心配してたら、亡くなった話。 交通事故ではなくて、良かったと…。

一万円分お煎餅を買い、家へ届けて欲しいと。 配達したら家の人がビックリ! 徘徊だったのです。

私が世の中を知るお店番です。