昨日、待ちに待った発表が有りました。
須貝尚介調教師が、
今年の凱旋門賞に、ゴールドシップを参戦させると表明したのです。
僚馬のジャスタウェイと一緒に海を渡ります!
ゴールドシップの海外遠征・・・凱旋門賞参戦は、
3歳時、有馬記念を勝った時から言われてきました。
しかし、オーナーサイドの判断は、4歳は日本で走らせると言うモノでした。
その4歳。
日本で不動のものとするはずだったナンバーワンの座を、
いとも容易く手放してしまったのでした。
秋は3連敗と、いいところなく終えてしまったのです。
なりとろは今でも、高速馬場が絶対ダメだとは思っていません。
結果が出ていないのは確かなので、反論しても説得力に欠けますが、
本当にタイミングだと思うんです。
あれだけ強かった3歳時の有馬記念勝利が有りながら、
昨年は同じ条件で有りながら、不甲斐なく破れてしまうのですから、
心と体が、そして騎手が一体になっていない時、
たまたま京都や東京でレースしたのだと思っています。
ゴールドシップは、このまま今秋も日本に残り、
東京競馬場に対応できるところを見せる、という可能性もありました。
それでも、こうして凱旋門賞参戦を決めたのは、
須貝調教師にも勝算があるからだと思うのです。
ヨーロッパの重いタフな馬場は、まるでゴールドシップの為に有るような舞台。
同じ配合のオルフェーヴルが苦にしなかった馬場を、
ゴールドシップがこなせない訳が無いのです。
もちろん走ってみないと解らないのは当然ですが、
対応できない馬場な訳は無いのです。
ゴールドシップは札幌記念を使って、凱旋門賞に向かいます。
オルフェーヴルのようにフォワ賞で、一度本番の馬場を経験する訳ではなく、
国内で壮行レースに臨み、遠征するのです。
鞍上はもちろん、横山典弘。
今のところ、ゴールドシップが心を許している騎手ですから、文句は有りません。
フォワ賞をステップにして、もしオルフェみたいに勝てば人気するし、
人気したらしたで、現地の競馬界に何かされそうで怖いし。。。
ポン駆けが利くゴールドシップに叩き台は要らないし、
騎手だって、オルフェの時に『現地騎手は本気で乗らない』と言う事が解ったし、
須貝調教師の判断に、なりとろは納得しています。
オルフェーヴルの失敗(経験)がここに生きているんだな・・・と。
馬場が合うか合わないかは走ってみれば解る。
レース前に「どの位置取りでどういう競馬をするか」なんて、ゴルシには意味が無いし、
人気薄で、ぶっつけ本番で、
大仕事をやっちゃおうじゃありませんか!!!
オルフェーヴルが有馬記念でゴールドシップにつけた差は、ほぼ10馬身。
それでも、ロンシャンでの走りなら、そのオルフェーヴルを逆転するかも知れない。
そう考えると本当に楽しみな気持ちになってきます。
今年は10月5日が凱旋門賞。
今年もまた、楽しみな秋競馬がやってくる・・・!!