昨年、ぶっちぎりで優勝した我がタイガース。
今年は開幕から貧打が続き、投手におんぶにダッコの酷い有り様。
当然、大型連勝はほとんど出来ず、首位に立ってもすぐに明け渡す苦しい日々。
そこに守乱が重なり、8月のロードでは3位まで転落。
打線が上向いてきた8月には、投手陣に疲れが目立つようになり、打っても打ち返されると言う悪循環。
8月終わりには不運などもあり、首位広島に5.5ゲーム差をつけられてしまった。
それが、だ。
岡田監督が常日頃から話していた、『勝負は9月』の言葉通り、戦いが一変。
広島巨人がピークアウトしかけて連敗。
その間に、阪神は5連勝で一気に首位まで2.5ゲーム差、二位の広島には1.5ゲーム差に詰め寄っている。
8月までは何をやってもうまく行かず、しかも殆んど岡田監督が細やかな指示をしていないかのようなノープランの戦いが続いた。
それが、この連勝の間はエンドランが決まり、送りバントも多用し、初球から積極的に振りに行く姿勢もみせ、何よりチームバッティングやケースバッティングがたくさん見られるようになってきた。
ここに来てようやく、個々がチームが勝つために何をやれば良いか自分で考えて動けるようになってきた感じがする。
さあ、勝負の9月はこれから。
最終コーナーを回って最後の追い込み。
捲れるか。捲りきれるか。
この9月は昨年よりもエキサイトしそうな阪神ファンである。