Pains パリの味

パン屋、ベーカリー作りを応援します。

ベーカーテクノサービス

ベーカリー

2015-03-12 18:19:40 | Weblog

ベーカリー

あるベーカリー、手賀沼の最深部、何も無い所に存在し、川を挟んだ対岸に家は在るが多くはない。斜向かいはコンビニ1軒と慈恵医大付属病院があり、商業地域でも住宅地でもなく、冬は店の周辺に人影も疎らで最悪の立地であるはずでした。

ところが何処から現れるか、大勢のお客様が毎日来て下さる繁盛店になりました。売り場は2坪ほど、厨房は7坪程度。そこに無理やり機材を押し込み、職員と利用者が5人から6人入り、身動きが取れない状態で良く毎日怪我もなく、良く3年半頑張ってきたものである。

既にオーブンの能力は限界に達し、コンベクションオーブンを増強したが、これも既に午前中は飽和状態に達し、さてどうするか。今、工程と製法を考え直しているが、営業時間が午後4時迄であり、さらに今後閉店時間を午後3時半にする方向で検討が進み、とても窮屈な工程がさらに窮屈なものになるので、どこまで改善できるやら。慣れた技術者だけで仕事を進めるのであれば、1段のオーブンに別の商品を同居させることも可能だが、素人同然の職員ではそんな事は出来ず。マニュアルがなくても、マニュアルに従わなくても焼けるのがこれまでの技術者であったり、職人であったが、今はマニュアル通り、時間と温度の設定をしなければ仕事が進まない。感とセンスを持ち合わせた人間が少なくなった。向上心の無いサラリーマンでは良いものは作れないし、公務員のような生産性が低い、サービス精神が乏しい人間では商売は成り立たない。




あるカフェ店内、


金柑のデニッシュ、

最新の画像もっと見る