奈良公園など外国人で溢れる奈良ですが、いまだに滞在時間は増えていないみたいですね。
記事にもあるようにやはり宿泊者が圧倒的に少ないということでしょう。
これは宿泊施設が少ないということだけでなく、そもそも「奈良に泊まる」という発想がないのかもしれません。
なぜ「大阪」「京都」に泊まり「奈良」に泊まらないのか。
何か根本的な問題があるのかもしれませんね。
NHK奈良ニュース 2018.5.21 http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180521/2050000013.html
以下引用
外国人の奈良観光 日帰り定着か
関西を訪れた外国人観光客の動向について、国土交通省などがIC乗車券の利用状況をもとに調べた結果、関西2府4県で奈良県を訪れた人の増加率が最も高くなった一方で、滞在時間は最も短かったことがわかりました。
外国人の間でも「奈良観光は日帰りで済ませる」というスタイルが定着しているとみられ、奈良県は宿泊や長期滞在につなげる対策を改めて検討するとしています。
国土交通省近畿運輸局などは、関西の主な交通機関で使える外国人向けのIC乗車券を去年4月から12月に利用したおよそ13万4000人分のデータをもとに外国人観光客の動向を分析しました。
その結果、2年前の調査と比べた府県別の訪問者数の増加率は、奈良県が3.43倍で大阪府や京都府を抑えて最も高くなりました。
その一方で、滞在時間の平均は、▼大阪府が61.4時間と最も長く、▼次いで京都府が30.2時間だったのに対し、▼奈良県は最も短い4.6時間でした。
また、奈良市を訪れた人のうち、そのまま県内に宿泊したとみられる人は7.9%にとどまり、69.8%が大阪府に21.7%が京都府に宿泊していたこともわかりました。
「奈良観光は日帰りで済ませる」というスタイルが外国人の間でも定着しているとみられ、奈良県ならの観光力向上課は「外国人観光客の増加をいかに宿泊や長期滞在につなげていくか、対策を改めて検討していきたい」と話しています。
JR奈良駅や近鉄奈良駅は今や多くの外国人で埋め尽くされています。特に三条通りは時間帯にもよりますが外国人のほうが多い場合があります。
それだけ訪日外国人が昔に比べて急速に増加しているということですね。
奈良の場合「奈良公園周辺」に訪日外国人が集中しているので、大阪・京都よりも外国人の集中度が凄いのかもしれません。
ただ外国人の動きをちょっと見てみれば、確かに午前中に駅から出てきて、午後に駅に帰っていくような気がします。
つまり奈良には日帰りの観光として来ているように思います。記事の「4.6時間」もあながち間違いではないでしょうね。
今の訪日外国人にとって「奈良観光は日帰りで済ませる」ということは共通のスタイルになっているんでしょうかね。
これは何か根本的に問題があるように思います。外国人にとっての「NARA」は奈良公園周辺のほんの小さなエリア。「京都市の何分の一?」というくらいの認識ではないですかね。おそらく「NARA」は現実の「奈良県」とは一致していないように思います。
奈良県の観光政策、特に外国に向けての広報活動がうまくいってないのがよくわかります。あまりにも奈良市(特に奈良公園)に偏りすぎて奈良県全体の広報ができていない。
全体の観光地を外国人が知っていれば今みたいな「日帰り観光地」になるわけないですよね。少なくとも京都市に観光地が集中している京都よりも宿泊者が少ないはずがありません。
ホテル誘致はもちろんのこと、奈良公園以外の観光政策を充実させることが根本的解決につながるように思います。
記事にもあるようにやはり宿泊者が圧倒的に少ないということでしょう。
これは宿泊施設が少ないということだけでなく、そもそも「奈良に泊まる」という発想がないのかもしれません。
なぜ「大阪」「京都」に泊まり「奈良」に泊まらないのか。
何か根本的な問題があるのかもしれませんね。
NHK奈良ニュース 2018.5.21 http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180521/2050000013.html
以下引用
外国人の奈良観光 日帰り定着か
関西を訪れた外国人観光客の動向について、国土交通省などがIC乗車券の利用状況をもとに調べた結果、関西2府4県で奈良県を訪れた人の増加率が最も高くなった一方で、滞在時間は最も短かったことがわかりました。
外国人の間でも「奈良観光は日帰りで済ませる」というスタイルが定着しているとみられ、奈良県は宿泊や長期滞在につなげる対策を改めて検討するとしています。
国土交通省近畿運輸局などは、関西の主な交通機関で使える外国人向けのIC乗車券を去年4月から12月に利用したおよそ13万4000人分のデータをもとに外国人観光客の動向を分析しました。
その結果、2年前の調査と比べた府県別の訪問者数の増加率は、奈良県が3.43倍で大阪府や京都府を抑えて最も高くなりました。
その一方で、滞在時間の平均は、▼大阪府が61.4時間と最も長く、▼次いで京都府が30.2時間だったのに対し、▼奈良県は最も短い4.6時間でした。
また、奈良市を訪れた人のうち、そのまま県内に宿泊したとみられる人は7.9%にとどまり、69.8%が大阪府に21.7%が京都府に宿泊していたこともわかりました。
「奈良観光は日帰りで済ませる」というスタイルが外国人の間でも定着しているとみられ、奈良県ならの観光力向上課は「外国人観光客の増加をいかに宿泊や長期滞在につなげていくか、対策を改めて検討していきたい」と話しています。
JR奈良駅や近鉄奈良駅は今や多くの外国人で埋め尽くされています。特に三条通りは時間帯にもよりますが外国人のほうが多い場合があります。
それだけ訪日外国人が昔に比べて急速に増加しているということですね。
奈良の場合「奈良公園周辺」に訪日外国人が集中しているので、大阪・京都よりも外国人の集中度が凄いのかもしれません。
ただ外国人の動きをちょっと見てみれば、確かに午前中に駅から出てきて、午後に駅に帰っていくような気がします。
つまり奈良には日帰りの観光として来ているように思います。記事の「4.6時間」もあながち間違いではないでしょうね。
今の訪日外国人にとって「奈良観光は日帰りで済ませる」ということは共通のスタイルになっているんでしょうかね。
これは何か根本的に問題があるように思います。外国人にとっての「NARA」は奈良公園周辺のほんの小さなエリア。「京都市の何分の一?」というくらいの認識ではないですかね。おそらく「NARA」は現実の「奈良県」とは一致していないように思います。
奈良県の観光政策、特に外国に向けての広報活動がうまくいってないのがよくわかります。あまりにも奈良市(特に奈良公園)に偏りすぎて奈良県全体の広報ができていない。
全体の観光地を外国人が知っていれば今みたいな「日帰り観光地」になるわけないですよね。少なくとも京都市に観光地が集中している京都よりも宿泊者が少ないはずがありません。
ホテル誘致はもちろんのこと、奈良公園以外の観光政策を充実させることが根本的解決につながるように思います。