リサイタル御礼

英米歌曲シリーズ第3回「続G.C.メノッティとS.バーバー」無事終了しました。
マニアックなプログラムにも関わらず、沢山の皆様にご来場頂けたこと、本当に心より感謝です。

色々と重なって緊張の連続だったので、2日終了当日は放心状態…昨日は朝から大学でしたし、帰ってからバタンキュー…
やっとＰＣの前に座れました。（笑）

ずっとオーバーワーク気味で、体調管理優先のためにあまり声を出して練習する事が出来なかったことや、後半のステージに演技をつけてやる事を急に決めた事など、不安要素満載。ただ「自分に出来る事しかできない…それが今の実力だ…聞きに来て下さった皆様に何かを届ける事だけは忘れないようにしよう」…と臨んだ舞台でした。
それが全て出来たということではありませんし、やはり多少の綻びは出てしまいガックリですが、皆様からの嬉しいお言葉も沢山頂き、心から感謝しています。本当にありがとうございました。

何よりも共演して下さったピアノの江口玲さん。
本当に素晴らしいピアノを聞かせて下さいましたし、私も沢山触発された部分がありました。
コンサートを重ねるごとに、何かお互い納得のいく音楽を作るスピードが増していきます。こういうところにも演奏家としての幸せを感じています。

メノッティの2曲のアリアでは、演技において江口さんからのアイディアも沢山出て来て、楽しかった！
「僕をトビーにして歌って！」とか、『電話』では、結婚行進曲を引いて下さったり、ご自分のネクタイピンをプロポーズの結婚指輪に見立てて芝居をしてくださったり、素晴らしい英語のスピーチを披露して下さったり！
当日決めた事もあり、私自身の余裕がなくてアタフタした部分もあって申し訳なかったですが、本当に素晴らしいサポートと、心強い演奏をして頂きました。

今回のプログラムでは、頂いた感想の好みがまったく違って面白い！バーバーの歌曲が良かった！と言う方、メノッティのオペラがとにかく楽しかった！歌ってみたい！（生徒に多かった！）、メノッティの歌曲が渋くて良かった！と言う方、ノックスヴィルが最高！という方…いやぁ、これだけ好みが分かれると、選曲した甲斐がありました。
ただ今回は詩も音楽も重厚で、歌ってみると思ったより苦労が多くて何度気絶しそうになったことか…（笑）
でもまた今回の経験を糧にして、頑張っていきたいと思います。

本当に日頃の応援心から感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

　

ブログに書いて下さった感想を。嬉しいのでリンクさせて頂きます。

指揮者の田久保裕一さんのブログ　　田久保裕一のミュージックプラザ
ピアニスト加納文子さんのブログ　　sotto voce

ありがとうございました。