Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

うーん・・・

2007-09-30 | コンサートのお知らせ

 急に寒くなりました・・・風邪引かないように・・・って思っても、これじゃあ引きそうになってしまいますよね。おまけに冷たい雨。ため息・・・。
 重なる時は重なるもので、色々な用事が怒涛のように。正直、書き仕事はちょっと投げ出したくなってしまいますが、我慢我慢。「ブログ書く時間があったら、やれ!」と、後ろから頭を神様にゴツンとやられそうですが、たまには息抜きも必要かと・・・写真を載せたいのですが、携帯を変えたら写真の画素が大きくなったからか、はたまたサイズが合わないのか、ブログに送っても届きません・・・。なんでかなぁ? さて、コンサートのお知らせです。

10月14日(日)兵庫県立芸術文化センター大ホール 13:30開演
バッハ《ヨハネ受難曲》第2稿
大阪ゲヴァントハウス合唱団創立25周年記念演奏会
~カメラータ・ヴォカーレ・ベルリンと共に~
指揮:エッタ・ヒルスベルク
福音史家/テノール:波多野均  イエス:萩原寛明
ソプラノ:佐竹由美 アルト:永島陽子 ピラト/バス:三原剛
合唱:大阪ゲヴァントハウス合唱団・カメラータ・ヴォカーレ・ベルリン
管弦楽:大阪チェンバーオーケストラ
お話:日下部吉彦
S席:4000円(前売り3500円) A席:3000円 B席:2000円(完売)
お問い合わせ:大阪アーティスト協会 06-6135-0503
詳細はこちらをどうぞ!ご来場をお待ちしています。


カイロプラクティック

2007-09-23 | Weblog
 カイロプラクティック二日目。腕の痛みは変わりませんが、でも少し気にならなくなったかも。首は確実に伸びて、楽になった気がします。朝起きて歌ってみると、なんとなく声の通りがよくなったような。少し前までは、どうしても体が重くて、歌う時に力みが取られなったのですが、「うん?これは効いているかな…。」
とにかく5日間は通ってくださいと言うので、午後1番で予約して新宿へ。1日目は硬くて全然鳴らなかった骨ですが、今日は「ボキボキッ!!」とすごい音です。相変わらず右の首はダメですが、背中と左の首はかなり引っ張られた感じです。足先はバレリーナのように外側に開けば開くほど姿勢が良いのかと思っていましたが、あまり開きすぎるのはよくないらしく、調整するためにテーピングをされてしまいました。再び背中にはボードが入れられて腹帯。(笑)首には大きなシップで、そのままN響の練習場へ。10月18日のための初日練習です。見えないかな・・と思ったシップや足のテーピングを見て、マネージャーが一言。「どうしたんですか?」え・・?まずい・・・分かっちゃった?「いえ、大袈裟ですけど、今、骨盤矯正していて・・・」なんて言ったら、「僕らは曲がった心の矯正しないと・・・」なんて返されてしまいました。(笑)
治療のせいで足が前に出にくいぐらい体もだるいし、ぼーっとした状態でしたので、これは4時間の練習、もつかなぁ・・・と思ったのですが、歌いだすと声は伸びやかに。練習場が歌い易いということもありましたが。 今日の初日は、とにかく新しい編曲のものや新曲をでどんな音がするのか、ドキドキしながら「せーの!」で音だしして音楽とニュアンスを確認。編曲物は少し手直しが必用ですが、なかにしあかねさんの作品はとても面白いものになりそうです!!(でも6曲中、まだ2曲は出来ていないのだけれど。笑)兎に角、皆さん忙しい方ばかりですし、これからは私も時間との戦いって感じですが、なかなか面白いコンサートになりそうです。どうぞご期待下さい!

コンサートのお知らせ

2007-09-22 | Weblog

 まだまだ暑いですね!それに湿気。暑さよりこの湿気が疲れますね。
このところの首などの痛みの伴った体調不良を友人に相談したら、たまたま彼女が通っている骨盤矯正のカイロプラクティックを紹介されました。早速仕事の帰りに訪れてみると、機械での検査から触診まで、色々なデータから症状を当てて行きます。とにかく、上半身の痛みは下半身を矯正することが大事とか。治療の後は、少し痛みが緩和されたような気がして、しばらく通ってみることにしました。骨盤矯正の後、今は背中にボードが入れられて、お腹がサラシでぐるぐる巻きに。なんだかお相撲さんのまわしを付けているみたいです。(笑)

 さて、コンサートのお知らせです。

2007年10月8日(月・休)神奈川県立音楽堂
横浜オラトリオ協会合唱団 第71回定期演奏会
  シューベルト『スタバート・マーテル』
指揮:中村皇 ソプラノ:佐竹由美 テノール:大島博 バリトン:田代和久
お問い合わせ:佐藤 0467-51-4390
 ドイツ語で書かれたスタバート・マーテル、シューベルト独特の世界をお楽しみ下さい。


新国立美術館

2007-09-17 | Weblog
 日曜日は高校時代の友人が二科展に入選したというので、夕方から新国立美術館へ出かけました。一緒に出かけたのはやはり高校時代の友人であるフルーティスト。二科展に入賞した友人が作った彫刻は「フルートを吹く人」。よくあるブロンズ像ではなくて、何枚ものボードの断面を張り合わせて一つの像を作ると言う制作方法。輪切り(といっても縦にだけど・・・)みたいな感じですね。これだとどんな大きな像も作れるとか。詳しいことはちょっと説明できないのですが・・詳しくは彼のブログをどうぞ!それにしても彫刻っていっても様々な素材を使って、色々な作品があるのですねぇ。その発想が面白くてとても楽しめました。他にも絵画(工藤静香さんの作品も)や、写真、面白かったのは自由デザインのポスター。色も素敵ですし、テーマの表し方がそれぞれ「なるほど~!」なんて感心してしまいます。新国立美術館も六本木の真ん中にありながら落ち着いた素敵な空間を醸し出していました。
 帰りはすぐ側にあるミッドタウンへ。夕食を食べて帰ろうということになってレストランを見て歩いたのですが、美味しそう・・・というお店はすべて予約で満席!地下を探索しているとフードコートがあり、美味しそうな讃岐うどんが。色々な食べ物がチョイス出来て、量も調節出来るのでgood!味もまあまあでこちらも楽しい!スイーツなどのお店も充実で、帰りにイチジクのヨーグルトムースとコーヒーでしばしお喋りした後、珍しい沢山の食材が揃ったお店を冷やかし、帰路につきました。突然友人と決めたお出かけでしたが、早速芸術の秋を堪能いたしました。(食欲の秋だったりして・・あはっ)

文明と文化

2007-09-12 | Weblog
 偶然ある雑誌で、脳の若返りに関する記事を読みました。脳を若く保つためには、「文化」的な視点を持つことが大切なのだとか。今の時代は物質的には豊かであるが、精神的にはどうなの?ということがテーマ。現代の文明社会は物質的には恵まれた生活ではありますが、文化の面で豊かであるか?と考えると必ずしもそうではないですよね。あまりにも便利な世の中のお陰で、見た目は若くても脳は実年齢より老化が進んでいたり、年齢相応に脳が成熟していない人が少なくないそうです。脳の若返りには、物質的な豊かさより、精神的な豊かさが大切であり、そのためには文化的な生活が大切。文章に触れることや「書く」という行為も大切ですし、家事や運動なども脳に刺激を与えるそう。さらに芸術活動は脳をより若くするそうですよ!確かに私の周りの音楽家の先生たちは実年齢よりも若く、考え方が柔軟な方が多いですね。
 この何日間か、若い人のコンクールの審査をしていますが、「歌を歌う」ということはどういうことなのか・・・そんなことを聴いていて考えさせられたりします。与えられたものから更に何を自分なりに考え、それをどうプラスして発展させていくのか、そういう作業がとても希薄に感じたりするのです。もちろん、年相応ですがそれなりにちゃんと出来ている若者もいて、そんな人の歌からは自発のエネルギーを感じ、自然に耳がその歌声に引きつけられるのです。

台風

2007-09-09 | Weblog
 木曜日の台風はやはりすごかったですね。降り方もザーッと降ったかと思えば、強い風だけになったりで少し先の天気がよめない状態。天候は大変だったけれど、仕事がお休みになって思わぬ休日確保にほっとした方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、どうしてもその日しか時間があわなくてレッスンにいらっしゃった勇気のある方もいらっしゃいましたが、帰り道に3時間(いつもの倍)かかったようです。近くの多摩川は水位がかなり危ない状態だったようですね。台風の一番ひどい時に「多摩川見に行こうか」なんて家族が言うので、「ダメダメ!」なんて言ったのですが、実際多摩川を見に行って行方不明の方もいらっしゃいます。でもあの恐いもの見たさの心理って分かりますね。写真は次の日の多摩川。かなり増水していて、我が家ではむしろ次の日が心配でした。この写真はやはり勇気のある方が見に出かけて送ってくださった写真です。

すでに5日も・・・

2007-09-05 | Weblog
うわぁ~、すでに9月5日・・・。なんだかすごい勢いで毎日が過ぎていきます。
日曜日のモーツァルト版「メサイア」は無事に終了。普段とは違う版に、久々にどうしてこんなに緊張するの?ってぐらい緊張しました。終わってからの打ち上げでオケのメンバーも皆、口を揃えて「疲れた・・・」と言っていました。というのも、ものすごい集中力で楽譜を見ていないと間違えそうになるくらい、編曲版では楽譜上の違いがあるからです。でもそれくらい私たちの中ではヘンデルのメサイアが普及しているということですね。トランペットの方は200回は演奏しているって言っていました。私も考えたら毎年必ず演奏しますし、多い年は6回ぐらい公演がありますので平均3~4回として計算してみると・・・今年も後2回。2日の演奏会は、限られた練習の中で集中した甲斐もあって合唱もソロもオーケストラも本番が一番良かったように思います。モーツァルトの時代はオーケストラ編成が大きいものが好まれたこともあり、管楽器の充実したモーツァルトの響きを持った演奏でした。
 昨日は博士論文最終口頭試問。二日間準備に充てて臨みました。こちらもかなり緊張しましたが、無事終了!後もう少しです!

9月初日

2007-09-01 | Weblog
 9月になりました。今朝は窓から入ってくる風が爽やか。むしろ足先が冷える程です。秋なのですね。この夏の猛暑は夏に強い私でも、さすがに外に出るのが恐いくらいの暑さで、つい家に篭りっきりに。用事で出かけても帰宅後はしばらくぐったりで、この調子だと9月には働く気力がないのでは・・・なんて思っていました。でも四季とはよく出来たもので、涼しくなると同時に気力も回復。さらに9月の声を聞いて、自然とシャキッと。頑張らなければ!(単純!)この1週間は健康診断に始まり、とりあえずは体型は昨年と同じ数値をキープ。論文で2キロ近く太りましたが、戻ってほっ。打ち合わせを兼ねての食事会があったりと、私の周りも少しずつ秋からの活動に合わせて動き出しました。木曜からはモーツアルト編曲版の「メサイア」オケ合わせが始まりました。いつもは英語で歌い慣れているメサイア。体に染み付いているのでドイツ語での演奏にはソリスト全員戸惑いながらの練習でしたが、ドイツ語の方がかえって表現としてぴったり来るものもあり、なかなか面白いです。もちろん、メリスマなどは母音が変わっただけで歌いにくいこともあったり、合唱部分がソリスト4人でのアンサンブルになっていたりで、息継ぎがなかなかスリリング!オーケストレーションは管楽器を豊かに使っていて、時々「モツレク」だったり「魔笛」だったりと、モーツァルトの色を強く感じる編曲になっています。その音を聴いていると、モーツァルトがニヤニヤしながら譜面に向かっている姿が目に浮かんできます。「ああ、モーツァルトって実在していたんだなぁ。」・・・なんて、当たり前ですが、編曲という形によってさらに彼の存在を強く感じたのでありました。2日(日)午後2時開演・タケミツメモリアルホールです。よろしければお出かけ下さい。