私が大学時代に在籍していた東京藝術大学バッハカンタータクラブ。
この活動からは沢山の宝を頂いたと思っています。
ここを原点に、多くの音楽家たちが育ち、活躍しています。
この度、OBと現役部員たちによる特別演奏会が開催されます。
指揮はずっと私たちを導いて下さった小林道夫先生です。
残券些少となっていますが、マネジメント・オフィスアルシュ(03-3565-6771)には数枚残っているかもしれません。
是非、お聴き頂きたいとメンバーの一員として感じています。よろしければどうぞお越し下さいませ。
2013年9月1日(日) 14:00開演 紀尾井ホール
【プログラム】
カンタータ第209番≪悲しみが何かを知らぬ者≫から シンフォニア
カンタータ第147番≪心と口と行いと生きざまをもって≫
マニフィカートニ長調 BWV243
【小林先生からのメッセージ】
特別演奏会に寄せて
藝大バッハ・カンタータクラブと私は長い時間かけて一緒に育ってきた。
最初のうちはバッハの楽譜の読み方や、バロックの演奏習慣についての情報が少なくて、様式的にはピントがずれていただろうけれど、精一杯良い音楽をしようという志は皆が共有していたと思う。その頃のことを思うと、今回一緒に演奏するメンバーの、それぞれの場に於ける活躍ぶりには、文字通り目を見張るしかない。
それも、いわゆる古楽の世界での代表選手たちの寄り集まりという感じすらする。
演奏家として、こういう本当の仲間たちと一緒に音が出せる以上に幸せなことはないと思う。しかし、喜んでばかり居ては危ない。音の形を整えると音楽として聴こえてしまい、霊感はどこかに置き去られる危険性はいつでも目の前にある。
長く演奏の場に居続け、頭の中にいつも残り時間、という言葉がちらちらするようになった今、本当に心を許した共演者たちと一緒に全存在のかかったステージをと心の底から願っている。
この活動からは沢山の宝を頂いたと思っています。
ここを原点に、多くの音楽家たちが育ち、活躍しています。
この度、OBと現役部員たちによる特別演奏会が開催されます。
指揮はずっと私たちを導いて下さった小林道夫先生です。
残券些少となっていますが、マネジメント・オフィスアルシュ(03-3565-6771)には数枚残っているかもしれません。
是非、お聴き頂きたいとメンバーの一員として感じています。よろしければどうぞお越し下さいませ。
2013年9月1日(日) 14:00開演 紀尾井ホール
【プログラム】
カンタータ第209番≪悲しみが何かを知らぬ者≫から シンフォニア
カンタータ第147番≪心と口と行いと生きざまをもって≫
マニフィカートニ長調 BWV243
【小林先生からのメッセージ】
特別演奏会に寄せて
藝大バッハ・カンタータクラブと私は長い時間かけて一緒に育ってきた。
最初のうちはバッハの楽譜の読み方や、バロックの演奏習慣についての情報が少なくて、様式的にはピントがずれていただろうけれど、精一杯良い音楽をしようという志は皆が共有していたと思う。その頃のことを思うと、今回一緒に演奏するメンバーの、それぞれの場に於ける活躍ぶりには、文字通り目を見張るしかない。
それも、いわゆる古楽の世界での代表選手たちの寄り集まりという感じすらする。
演奏家として、こういう本当の仲間たちと一緒に音が出せる以上に幸せなことはないと思う。しかし、喜んでばかり居ては危ない。音の形を整えると音楽として聴こえてしまい、霊感はどこかに置き去られる危険性はいつでも目の前にある。
長く演奏の場に居続け、頭の中にいつも残り時間、という言葉がちらちらするようになった今、本当に心を許した共演者たちと一緒に全存在のかかったステージをと心の底から願っている。