Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

10月のコンサートのお知らせ

2008-09-30 | 10月のコンサート
10月のコンサートのお知らせです。是非お出かけ下さい!



10月7日(火) 19:00開演  
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

竹島悟史サウンドガーデンVol.2 “Crossing”

[プログラム]
竹島悟史:Shake hands !
Crossing
ファリャ:バレエコン学「恋は魔術師」より“火祭りの踊り”
シャブリエ:協奏曲“スペイン”
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
グラナドス:オペラ「ゴイェスカス」より マハとナイチンゲール 他

竹島悟史(パーカッション) 佐竹由美(ソプラノ) 早川りさこ(ハープ) 銅銀久弥(チェロ)
全席自由:4500円
お問い合わせ:株式会社1002 ℡.03-3264-0244
http://1002.co.jp



10月19日(日)14:00開演 
吉野川市アメニティセンター大ホール(徳島)

佐竹由美とN響の愉快な仲間たち

[プログラム]
メンデルスゾーン:歌の翼に
ヘンデル:涙させてください
木下牧子:「抒情小曲集」より
カッチーニ:アヴェマリア
山田耕筰:からたちの花
カザルス:鳥の歌  他
[出演]
佐竹由美(ソプラノ) 早川りさこ(ハープ) 銅銀久弥(チェロ)竹島悟史(パーカッション) 
前売り券:一般1500円 当日券1800円 シニア1200円 学生1000円
主催:NPO法人元気やまかわネットワーク 吉野川アメニティセンター
助成:財団法人よんでん文化振興財団 後援:吉野川市、吉野川教育委員会



10月31日(金)19:00開演 アルファあなぶきホール(香川県民ホール)小ホール
リサイタル
佐竹由美とN響メンバーによる「研ぎ澄まされて至福の夜」

[プログラム]
なかにしあかね:ソプラノ、ハープ、チェロ、打楽器のために「歌う小鳥」(全6曲)
サン=サーンス:ナイチンゲールとばら
ラヴェル:ハバネラ風ヴォカリーズ
カザルス:鳥の歌
グラナドス:マハとナイチンゲール
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番   他
[出演]
佐竹由美(ソプラノ) 早川りさこ(ハープ) 銅銀久弥(チェロ)竹島悟史(パーカッション)

指定席:4000円 自由席3000円 学生席1500円
お問い合わせ:佐竹050-3440-3396 naomi@satakes.com


心温まるメサイア

2008-09-28 | Weblog
昨日のICU主催のメサイア、心が暖まる素敵な演奏会になりました!
一昨日の急な冷え込みで軽い喉の痛みと、やはりコンサートの疲れで体が重い・・・GPでは喉もなかなか鳴ってくれません。26日のコンサートで歌ったのは1曲だけでしたが、やはり緊張して体はかなり疲労していたんだなぁと実感。とにかく本番の時間に合わせて体を起こすことを心がけ、後は本番での不思議な力を信じ、祈って舞台に上がりました。
ICUメサイアは2年に1度の開催で、私は3度目の出演になりますが、開催に向けて一同がとても協力的で、練習の度に復習ポイントが団員に回るという細やかなケアをされています。そんなメサイアにかける想いを知っているだけに、やっぱり喜んで頂ける演奏がしたい!結果的にソリストもオーケストラも合唱団も指揮の長谷川先生と共に、同じ想いで目標に向かって演奏できたのではと思います。聴きに来てくださった方も皆さん、「気持ちの暖かい、メッセージのある演奏だった、とても良かった」とおっしゃってくださいました。
いつもながら、縁の下の力持ち的な存在で頑張っていらっしゃる団員の皆さんには、頭の下がる思いです。こういう方達の存在ってやっぱり演奏家にとっては感謝してもしきれない!!おまけに持って行ったCD15枚、打ち上げで完売!すごすぎる・・・!

さすがに今日は頭が重い・・・でも、この二日間の演奏会に関する沢山の感想を頂き、疲れの中にもとても嬉しい思いをしています。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。

素晴しい作品展

2008-09-27 | Weblog
木下牧子作品展3[室内楽の夜]が終わりました。出演した私が言うのも変かもしれませんが、本当に素晴しい夜でした!

「現代作品は、演奏者の音のコラボレーションだなあと感じた」という感想を早々に頂きましたが、私もその通りだと思います。楽譜から音を読み取り、演奏家自身の感性で音に作り上げていく・・・現代作品は特にその作業が大変だけれど、だから面白い!演奏家の力量が試される瞬間でもあります。
私は前半の出演でしたので後半を客席で聴きましたが、どのステージも演奏家達が醸し出す緊張感と集中力に圧倒され、一瞬たりとも目を離すことができませんでした。特に打楽器コンチェルトは、圧巻。かなりの数の楽器を使用していましたが、その準備段階から目は釘付け。テキパキと準備する演奏家たちから出てくるオーラは只者ではありません!(笑)菅原淳さんを要に、そのお弟子さんたち(といっても、学生ではなく、もう活躍されている方たちです)の阿吽の呼吸によって作り出される音楽は、本当に素晴しかった!
そして、何よりも、演奏家を本気モードにしてくれる作品を作り上げた木下さんに心からの拍手!音の可能性や響きの効果を最大限に感じさせてくださったスタイリッシュな素晴しい作品だと本当に感じました。
お誘いいた皆さんからも、口々に「来て良かった!」おっしゃって頂きました。嬉しいですよね!ありがとうございました。
さて、今日はメサイアです。こちらも楽しみです!

写真は昨夜のアル。このところ夜は玄関に入れています。「おやすみなさい!
本当は演奏会の写真を載せたかったのですけれど・・・すっかり写すのを忘れてしまったので、家に帰ってからの写真ですみません!

とっさの行動

2008-09-25 | Weblog
出そうと思った手紙をそのままカバンの中に入れたまま、忘れて持って帰ることってありませんか?
私もよくやるので、今日は絶対忘れないために、手に持って出勤。ところが!いつもの行動の癖で、駅前のポストに入れずに、駅のエスカレーターに乗ってしまいました!
でも、すぐに出し忘れたことに気がつき、「遅刻はできない!」と一瞬考えた後、なんと!エスカレーターを逆走!ところが思いの外、早いスピードで上っていますので、なかなか地面にたどり着けない!「このままではちょっと危ないなぁ・・・!」と思った瞬間、やっぱりコケていました。手すりにつかまっていたので大事にはいたりませんでしたが、右足を捻ってしまいました。でも、軽く足首をひねるのは日常茶飯なので、気にせずそのまま電車へ。(それよりもコケた瞬間を見られたことが恥ずかしくて!)
ところが、9時からの授業の中で、ピアノのペダルを踏む度に右足に痛みが!「ますい!明日はコンサートなのにどうしよう!?」
休み時間に医務室に行くと、「あら!ちょっと腫れてきていますね・・・」という診断。湿布薬を頂き、すぐに貼ったので、今は思ったよりは痛みが引いていますが、やっぱり無茶はするべきではないですねぇ。
昼食の折に友人にその話をしたら、「無謀だよ!もう若くはないんだから!気をつけないと・・・」だそうです。
皆様も、くれぐれもとっさの判断は冷静に!

メサイア公演のお知らせ

2008-09-21 | コンサートのお知らせ
週末のもうひとつのコンサートのお知らせです。
メサイア公演です。
ICU大学関係者の方が中心になって活動している合唱団で、いつも大変熱心に練習をされています。指揮をなさる長谷川朝雄先生は、霊南坂教会のオルガニストであり、武蔵野音楽大学で教えていらっしゃるとてもダンディな素敵な方です。お母様もピアニストでいらっしゃったと思います。
教会音楽への深い知識と信仰に基づいた素敵なご指導により、きっと素晴しいメサイアになるのでは・・・と、とても楽しみにしています。
もしよろしければ是非お出かけくださいませ。

9月27日(土) 16:00開演 杉並公会堂大ホール
           荻窪駅北口から徒歩7分

第4回 ICUメサイア演奏会

指揮:長谷川朝雄
ソプラノ:佐竹由美  アルト:小川明子
テノール:中嶋克彦 バリトン:Kyu Won Han
ICUメサイア合唱団 
チェンバープレイヤーズ・トウキョウ

全席自由:3500円 
お問い合わせ・チケット申し込み:
小川洋司 03-6760-7391
icu.messaiah@gmail.com
主催:ICUメサイア実行委員会 国際基督教大学同窓会


木下牧子さん新作歌曲 

2008-09-13 | Weblog
昨日は作曲家・木下牧子さんにお誘い頂いて、野崎由美さんのソプラノリサイタルに伺いました。オール日本歌曲プログラムで、前半は畑中良輔・山田耕筰・團伊玖磨各氏の作品、後半はすべて木下牧子さんの歌曲作品。
冒頭から、しっかりと安定した声で、そして確実に言葉の世界を自分の表現として歌っていらっしゃる事に、感心いたしました。特に畑中先生の「八木重吉による五つの歌」は、とても素敵な作品だなぁと感じ、歌ってみたくなりました。基本的に私は八木重吉の詩が好きなのかもしれませんね。
さて、とても楽しみにしていた木下牧子さんの新作(野崎さんの委嘱作品)歌曲集「古風な月」は、中原中也、北原白秋、島崎藤村、立原道造、新実南吉の5人の詩による連作歌曲。これだけ個性豊かな詩人の作品を、言葉を生かした見事な作品に仕上げていらっしゃって、さすが。どの曲も1曲だけ取り出しても十分聞き応えのある、とても響きの美しい作品です。そしていつもながら、木下さんの詩の選び方のセンスは抜群!私は特に中原中也、立原道造、新実南吉の詩が曲と共に、とても印象に残りました。委嘱作品なので今後どのように出版されるか分からないのですが、きっと将来、大人気の作品になるのではと思います。楽しみですね!
その他、大変難しい木下さんの作品「涅槃」もとても良く歌われていて感心!私も挑戦してみたくなりました。そう思わせてくださる演奏に触れて、とても楽しい一夜でした。
それにしても、日本歌曲の世界は奥が深い・・・まだまだ知らない名曲が沢山あるのでしょうし、これからも生まれてくるのでしょうね。日本人として生まれたのですから、これから少し頑張って勉強してみたくなりました。

写真は26日に行われる木下牧子さんの作品展(室内楽)のものです。
以前お知らせしましたが、もう一度お知らせさせていただきます。
私が歌いますのは今回はヴォカリーズですが、その他室内楽作品と、また歌曲作品とは違った木下さんの世界に触れることが出来るのではと思います。よろしければ是非、お出かけください!

木下牧子 作品展3『室内楽の夜』
9月26日(金) 津田ホール 19:00開演 
全席自由:4000円

〔プログラム〕
ピアノのための「夢の回路」

ソプラノと室内楽のための「ヴォカリーズ」

フルートとパーカッションのための
「夜はずべてのガラスである」

パーカッション・アンサンブルのための
「ふるえる月」

パーカッション・ソロ+アンサンブルのための
「打楽器コンチェルト」  (初演)        他

マネジメント:新演奏家協会03-3561-5012
前売り:CNプレイガイドcnplayguide.com 0570-08-9990まで。


パウロ

2008-09-08 | Weblog
すっかり秋めいてきました。早朝の空気は2~3日前から急に湿気が少なくなり、ピン!とした感じがします。朝から秋の虫の声も。
アルの散歩も、今までは汗だくだったのが、かなり走っても汗ばむ程度。カレンダーも気が着いたら残り2枚(2ヵ月ごとのカレンダーです)となり、なんだか急に寂しくなりますねぇ。あっという間に来年
土曜日の「パウロ」公演、無事終わりました。今回初めて歌いましたが、とても素敵な曲。特に合唱は聞き応えがあります。来年、もう一度歌うチャンスがありそうなので、今からとても楽しみです。
月曜日からは学生毎日コンクールの審査をしています。昨日までが高校の部でしたが、マテリアルを持っている楽しみな方が結構いました!今日は大学の部。朝早くから夜遅くまでの審査で、かなりハードな予感。頑張らねば!

茣蓙とアル

2008-09-04 | アル&ナナ
 今まで少し窮屈な犬小屋を愛用していたアル。この度友人が大きめの小屋を下さるというので、今まで使っていた小屋を処分しました。
小屋がなくなってちょっと不安そうなアルでしたが、代わりに茣蓙を敷いてやると、結構ご満悦。これまでも散歩から帰ると必ず小屋に一度入り、しばらくしてから水を飲みに出てくる・・・という不思議な行動をしていたのですが、今度は散歩から帰ると茣蓙の上に鎮座。まるでお殿様のようです。それにしても、本当に不思議な行動が多い犬です。
さて、お殿様気分だったは1日のみで、今日の夕方には立派な小屋が到着しました!慣れないかな・・・と思いましたが、やはり散歩から帰るとしっかり小屋に入り、今までより少し高い位置から外を見渡し、くつろいでいました。