Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

N響メンバーとのコンサート

2008-02-25 | Weblog

 昨日、高輪区民センターで行われたN響メンバーとの『新春コンサート』、無事好評のうちに終了しました!お陰様で完売の大盛況で、お聴き下さった方からも、とっても嬉しい感想を沢山頂きました!
休憩中に、私たちの活動に関して、「大変興味をもたれた方々がいらっしゃるので少しお話してください」・・・というN響のスタッフからのリクエストがあり、私にしては珍しく、沢山しゃべりました。(笑)
ご来場下さった皆様、強風の中を、本当にありがとうございました!このメンバーでのコンサートも、お陰様で今年は色々とお話も頂いています。
 
  5月12日 なかにしあかね作品展(王子ホール)
 9月26日 木下牧子作品展3『室内楽の夜』(津田ホール)
 10月19日 
吉野川市アメニティセンター(徳島県)
 10月31日 高松公演(香川県民ホール)

このメンバー(ハープ:早川りさこ チェロ:銅銀久弥 パーカッション:竹島悟史)が、誰一人欠けても成り立たない、かけがえのない仲間になってきたなぁ・・・そんな風に感じています。これからも沢山の可能性を求め、皆様に喜んでいただけるステージ&企画を目指していきたいと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


我が家の新参者

2008-02-23 | アル&ナナ
 昨日は、二俣川・旭区民センターサンハート音楽ホールにて、「先生たちへの音楽会」というコンサートに出演しました。このコンサートは、ある方がご自分の資産を使って、地域の子供たちや教育に携わる方のために・・・と、コンサートを毎年企画されています。何度か、小学生やそのご両親を対象にしたコンサートに出演しましたが、昨日は昨今の先生方の大変さをねぎらうためと、少しでも音楽で楽しんで頂こう・・・というお気持ちだったようです。
私は、ヘンデルや木下牧子さん、モーツァルトなどの、よく知られた曲や親しみやすい曲など40分ぐらいのプログラムをご披露。音楽ホールは、こじんまりとした響きのとても歌いやすい良いホールでした。
ご一緒に尺八の米沢浩さん、お琴の熊沢栄利子さんなどが出演されました。入場料は無料でしたが、教師免許を持っていないと入れない・・・ということで、あまり皆様をお誘いできなくて残念でした!

 さて、このところの妙な忙しさの理由は・・・写真の君。このワンちゃん、家族が保護し、警察に届け、しばらくは動物保護センターにて飼い主を待っていたのですが、現れず・・・。色々と考えた末、処分されるのは忍びないと思い、保護した責任も感じて、我が家で引き取ることにしました。セッターというしっかりした犬種で、狩りのための犬ということもあり、目は鋭く、体も筋肉質で、俊敏な感じです。
人懐っこく、とても可愛いのですが、しばらくさまよっていたこともあり、痩せていてあまりしつけは出来ていません。色々としつけようと声をかけるのですが、少し強く声をかけたりすると、怯えたような目をしたり、なにか声をかけても振り向くということがありません。でも、時々体をすりよせて甘えるようなしぐさをしたり、すがるような目をしたり。
このところ夜には家族総出で1時間弱の散歩タイム。それもほぼ12時すぎてからの散歩ですので、その軍団を見た人は、なかなかすごいものがあるのではと思います。(笑)
色々とこれから世話の大変さなど、あるだろうなぁ・・・とボンヤリ考えていますが、これもなにかの縁でしょうから、、、ね。

満員御礼

2008-02-21 | Weblog
 17日のBWV2001公演にご来場下さった皆様、またご声援下さった皆様!本当にありがとうございました。前日にはもう1列目しか席がなかったチケットですが、当日券ですべて埋まり、まさに満員御礼!結成して7年の月日が経ちましたが、その間に沢山の皆様にご声援頂き、こうやってかならず足をお運び頂けるお客様が増えたことを、とても嬉しく思っています。ありがとうございました。
 毎回、色々な課題を抱えながらですし、公演後の打ち上げではシビアな新たな課題も出てくるという繰返しですが、でもアンサンブルとしての充実は確実に感じることが出来るようになったように思います。指揮者がいないアンサンブルは、「明確な指示」というのがありませんから、それぞれが感じあいながら音楽を作っていく・・・という難しさがあります。指揮者がいれば、「こうしてください。」「はい。」で終わる簡単な事も、感じあいながら・・・ですので時間がかかりますし、「え?それは違うんじゃない?」って思うことも、あくまでも《提案》という形で意見を出し合います。迷ったり不安になったりで、考える時間が当然のように増えてしまい、練習が終わっても、色々と話しながら帰ることも。時々、「は~、精神的にしんどい・・・」と思うこともありますが、色々なことが便利になった昨今、頭を使う機会が減ったので、もしかしてこの「考える」作業って、貴重かも・・・なんて思ったり。(笑)話が思いっきりぶっ飛んでしましましたね。
研究協力に音楽学の有田栄さんをお迎えしてお話を聞く機会を設けていますが、これが無茶苦茶面白い!!演奏に迷った時は、彼女のお話にヒントが隠されていたりするのです。今回のカンタータは「メメント・モリ」(死を想え)がテーマのような2曲でしたが、う~ん・・・良い曲だった・・・。そんな演奏者としての喜びを感じながらも、次の日から、またまた怒涛の日々。今週は22日・24日とコンサートもありますので、暗譜等、必死・・・にならないといけないなぁ・・・(と、考えつつ、過ぎ去る毎日)仕事以外の忙しさもあって。(笑)その辺のことは、次回!

晴天

2008-02-15 | Weblog

 私のノートパソコンは、出窓の側に置いていますので、いつも朝起きてノートを開く時には、目の前の窓から外の景色が見えます。隣は梅畑で、今は1本だけ梅の花が満開。
空は今日もほとんど雲のない晴天で、美しい空色が広がっています。でも、今日も寒そうだなぁ・・・。
何日か前の午前中、東名高速を町田まで走りましたが、風の強い日で空気が澄んでいたため、富士山とその周辺の山々がとても美しく見ることが出来ました。写真を撮りたかったのですが、ハンドルから手を離すことは出来ず。(笑)お見せ出来なくて残念。

 ほんと、このところ毎日寒いですね~。でも、それほど苦に思わなくて過ごせているのは、愛用のダウンのロングコートとマスクのお陰でしょう。後は手袋かな。この3つのアイテムで、今のところ風邪も引かずに、元気に毎日を過ごしています。
私のお気に入りのマスクがあって、ちゃんと綿で出来ているのですが、鼻のためのダーツと高さがあり、肌触りが良くて隙間も出来ないので、暖かい。マスク1枚しているだけで、シャツ1枚分の暖かさがあると言われています。
この愛用のマスクをお勧めしたくて、昨日いつもの薬局に行ったときに、もうひとつ購入しようと思ったのですが、残念なことに見当たらない。売切れてしまったのかな?それとも、人気商品ではないのかしら?確かに、今流行の使い捨てマスクとは少し種類が違う感じだものね。・・・もしそうだったらとっても残念だなぁ!是非、どこかで見つけられれば、ご紹介しますね!
それにしても、このところのマスクの種類の多さって、すごいものがありますねぇ。薬局で見て、びっくりしました。それだけ需要が増えているのですね。北京オリンピックのマラソンで、マスクをして走るかも・・・という人もいるとかいないとか・・・。マラソン用のマスクの開発が行われるかもしれませんね。


 さて、BWV2001の公演も明日になりました。連日、4~5時間の練習時間を積んでいますので、少し疲れもありますが、でもきっと良い舞台をお届けできると思います。
どうぞお楽しみに!


BWV2001

2008-02-12 | Weblog
 BWV2001定期公演が迫ってまいりました。
今日から集中練習が始まりましたが、お陰様でチケットの残券10枚程度と、わずかになったそうです!お申し込みご希望の方は、
naomi1222@mail.goo.ne.jpまでメールを頂くか、マネージメントのアレグロミュージック(03‐5216‐7131)までお早めにご連絡頂ければ幸いです。

2月17日(日) 16:00開演  会場:浜離宮朝日ホール
―ここにBACHが存在するという真実―
ENSEMBLE BWV2001 第7回定期演奏会


曲目等、詳しくは1月26日のブログを!

マタイ受難曲その3

2008-02-11 | Weblog

 昨日の「マタイ受難曲」公演は、雪の後にも関らず1700人弱ものお客様(すごいですね~!)をお迎えして成功裏のうちに終えることが出来ました。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
本当に長大な難曲で、1部終わった段階でひとつの演奏会が終わったような気分に。「ここで緩んじゃいけない・・・」と言い聞かせながら、休憩時間を過ごしました。
それにしても、長時間集中し、演奏を行った合唱団の皆さん、オーケストラの皆さん、物語を語り継いでいったエヴァンゲリスト、またそれを力強く引っ張っていった指揮者に心から「お疲れ様!」と「おめでとう!」を言いたいですね。良い演奏でした。そして、この文京シティコア合唱団は「ロ短調ミサ」「ヨハネ受難曲」そして今回の「マタイ受難曲」とそれぞれ1年半をかけて練習してきた方々ですが、確実に力がついてきていることを実感しました。バッハに触れて4年半ですものね。素晴らしい!!
 ソプラノのもっとも美しいアリア「Aus Liebe」は、ブログ前述の「バッハ・アカデミー」終了公演で初めてソロをさせて頂いた曲で、アーリン・オジェーさんの教えが沢山つまった大切なアリアです。何度歌ってもほんの少しのことでこの曲の表情が変っていくような気がしています。テキストに何を感じ想うか・・・。まだまだだなぁ・・・なんて漠然と。楽譜にオジェーさんの教えを一生懸命探している自分がいたりしました。でも、これからも演奏することがとても楽しみです!
 この合唱団が主体となって、この3月にはベルリン・フィルハーモニー室内楽ホールで「マタイ受難曲」の演奏を致します。今からとても楽しみで忘れられない公演にしたいと、良い演奏を目指しています。
その後バッハ所縁の地を訪れる予定です。バッハコンクールで訪れたライプツィヒにも。私が訪れたのは東独最後の年。その次の年にこのライプツィヒから運動が起こって、ベルリンの壁が崩壊しました。今はどうなっているのでしょう?あの時に知り合った東独の人たちはどうしているかな?もし偶然に会うことが出来ればこれこそすごい思い出になりそう!こちらもとても楽しみです。
ごのドイツ旅行、よろしければご一緒に楽しみませんか?詳細はこちらをどうぞ。


マタイ受難曲その2

2008-02-09 | Weblog

 次に大きく「マタイ受難曲」に関ったのは、大学院生の時でした。当時、3年計画で指揮者ヘルムート・リリングのバッハアカデミーが東京で開催されました。アーリン・オジェーさんがソプラノをご指導下さいましたが、私はその時の教えが、なによりも大きな財産となりました。アカデミーの後、その時の講師陣で結成されたソリスト&オーケストラ&合唱と共に、日本の各地で「マタイ受難曲」の演奏が行われましたが、その時に合唱のメンバーとして参加することが出来ましました。確信に満ちた強い意志で振り下ろされるリリングの指揮に、圧倒されつつ何度も歌えたことは嬉しかったですね。私自身はまだまだ知識が追いつかなかった頃の「マタイ受難曲」の演奏でしたが、感動し、強く印象に残っています。楽しい旅でした。
写真は、「マタイ受難曲」の楽譜に書いて下さったアカデミー講師&マタイソリストであった、A・オジェー、A・クラウス、F・フッテンロッハーのサイン。この楽譜を今でも使用しています。オジェーさんには、「これからのイタリアでの生活においても、あなたの素晴らしいタレントが益々発展していくことを望んでいます。これまでのあなたのように!」と書いて下さっています。(この後約2ヵ月後に留学する事が決まっていたのですね。)


ちょっと脱線な話題

2008-02-08 | Weblog

 今日の出来事。
今日は、お昼ご飯も食べられずに、働きました!後でたっぷり食べてしまいましたが。(笑)
帰りの電車の中、50歳代のサラリーマンふたり。ひとりは私の右隣へ座り、ひとりはその前に立っていました。私の左隣が空いたので、その方が座れるように・・・と、横にずれたのですが、なにも言わずにどっかり座り・・・。なんだか、悲しいなぁ。これが女の人だったら、絶対「すみません、ありがとうございます。」の一言ありだと思う。なんだか、偉そうな議員さん連中を思い出しました。
 新宿で手袋を拾いました。どうしようかな・・・と考えていると、片方同じような手袋をして近くに立っている人を発見。声をかけたらその方の手袋で、一件落着。その後、あるところに入ったら、今度は子供の可愛い手袋が置き忘れ。再びそれを持って外に出たら、なんと、先ほど拾った手袋の持ち主の、子供さんの手袋で、捜しているところに遭遇。無事、手袋は持ち主のもとへ。親子で手袋落として、同じ私に拾われるなんて・・・。なんだか、ほほえましい親子でした。


マタイ受難曲

2008-02-06 | Weblog
 「マタイ受難曲」のオケ合わせが続いています。火曜日は通し練習でした。ソプラノはレチタチーヴォ・アリア等、合わせて7曲ですので、当然待ち時間は長いのですが、昨日は、オーケストラ・合唱と対面するような形で座って出番を待っていました。つまり、コンサート会場の1列目のお客様状態。1曲目の合唱が始まると、バッハの音楽を真正面で浴びて、ジワジワと嬉しさが押し寄せてきます。色々な思い出が次から次へと湧いてきました。
 一番最初の「マタイ受難曲」は、大学1年生の合唱定期公演です。今は亡き、佐藤功太郎先生の指揮でしたが、とにかく厳しかった。強い口調で何度も怒られた記憶が。佐藤先生は当時、ヨーロッパからお帰りになったばかりだったと思います。声自慢のように大声で歌う芸大生に、アンサンブルの重要性を強くお教え下さろうとなさっていたのだと思います。私は初めてのバッハということもあり、なにもわからずとにかくついていくことに必死。難しかった!バッハをある程度理解するのに、その後バッハカンタータクラブに在籍して毎週バッハに触れて、およそ1年かかりました。(つづく)

雪景色

2008-02-03 | Weblog
 朝起きると、大雪です。窓の外から隣の梅畑を写して見ました。枝に雪が積もってなかなかの風情です。が、今もかなりの勢いで雪が降り続いています。午後からは「マタイ受難曲」のオケ合わせですが、かなりの覚悟で出かけないと・・・交通機関は大丈夫なのでしょうか・・・。