Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

小野小町像

2017-08-27 | コンサート報告
8月も残り僅かとなりました。

夏休みもあと少し・・・と思うと、寂しい限りです。

八月頭のオペラ平井秀明作曲「小町百年の恋」も、疾風のごとく駆け抜けていきました。

少々時間がなくてひたすら集中の二週間でしたので、終わった後は心も体も呆然と。(笑)

でも終わってからゆっくり振り返ってみると、とても充実の時間を過ごさせていただいたなと感じています。

関係者の皆さんには、心より感謝です。
お世話になりました。
ありがとうございました。


小町を演じるにあたって、夏休み前に にわか勉強。
図書館で借りてきた本の中の一冊は、こちら!



左:大岡信著「古今集・新古今集」 
右は公演パンフレット


絶世の美女とされた小町って、どんな顔だったのかしら・・・
カラーできれいな本だぞ!ってことでお借りしてきたのですが。
とても楽しめた本でした。


この本の中に記載されている小町は・・・


菱田春草作「六歌仙屏風」

平安時代初期を代表する歌人6人が描かれています。


小町をアップすると・・・



うんうん、うつむき加減で、なかなかアンニュイな感じで色気ありますね。




上村松園作「草紙洗小町」

こちらは、帝の前での歌合戦で、大伴黒主に盗作と決めつけられ、疑いを晴らすために小町が草紙を洗う場面だそうです。(切り取って写しているので、下のほうに草紙が描かれています)


表情がきりっとして、頭脳明晰って感じです。




そして・・・


佐竹本三十六歌仙作「小野小町像」


後ろ姿で描かれている事が多い小町。
絶世の美女と言われた小町の顔の想像力を高めてくれます。
美しいですね。


(すべて前出の大岡信著「古今集・新古今集」からお借りしました。
もし問題があるようでしたら、お教え頂ければ幸いです。)




平井さんのオペラの中には、美しい和歌がところどころにちりばめられて歌われるのですが、私のアリアや2重唱で歌わせていただいた小町の短歌は下記の5首です。


・いとせめて恋しき時はむば玉の 夜の衣を返してぞ着る
(あなたが恋しくてどうしようもない時、夜の衣を裏返して着るのです、あなたの夢をみようと)


・思いつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを
(あなたを思いながら寝たので夢に見たのでしょう。夢と知っていたら覚めずにいたものを)


・うたたねに恋しき人を見てしより 夢てふものは頼みそめてき
(うたた寝をしていたら恋しいあなたの面影を見ました。それから後ははかない夢を)


・花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに
(花の色が春の長雨に褪せるように、時の流れに、私の美しさも失せてしまったことだ)


・色見えでうつろふものは世の中の 人の心の花にぞありける
(色などないのに、色あせていくものとは何だろう、それが心という名の花なのだなぁ)


現代訳は、パンフレットからお借りしました。


どの歌も美しいですねぇ

この時代、歌を詠めるというのはモテる条件だったそうですよ。
感情を簡潔に伝える。
なかなか難しいと思うのですが、訓練したいものですね!

今回をきっかけに、古(いにしえ)の人物であった小野小町がぐっと身近に感じるようになりました。
彼女を題材にした能や歌舞伎もありますし、また機会があれば是非行ってみたいなぁと感じています。



当日本番の写真はまだ頂いていないので、リハーサルの写真を少し。
私が撮っているので、当然私は写っていませんが・・・(笑)



閻魔大王(豊島雄一さん) ダンサー(藤川恵梨さん)

2幕の地獄のシーン

迫力があって、音楽も面白くてわくわくするシーンでした。




仙人(高田智士さん)と虫麻呂(谷川佳幸さん)




虫麻呂と阿鼻(清水良一さん)

阿鼻がすごく悪そう!(笑)
この後、地獄のシーンで、阿鼻によって舌を抜かれてしまいます。




お松(小嶋晶子さん) お竹(鈴木のぞみさん) お梅(立川かずささん)

この3人のシーンが楽しくて!
特に虫麻呂と この3人で歌われるフーガの部分は、音楽的にとても好きな場面でした。



記念撮影。



1幕のおよしの衣装




小町



小町のもとに通い詰めたという伝説の深草少将(谷川さん)と。



ちょっと丸~い感じの小町でしたが、楽しいひと時でした。
ありがとうございました。



終演後に生徒たちと。



うさぎになりました!



お盆に高松に帰り、そこで見つけた でんでん太鼓。








かぐや姫が描かれていますが、小町のようでもあり・・・

竹で出来ていて、とっても良い音がします。
540円也。

栗林公園内にある栗林庵で購入しました。ぜひ、いかがですか?





さて、夏休みも終わり、秋のコンサートシーズンが始まります。

9月2日 フォーレ「レクイエム」ミューザ川崎シンフォニーホール

10月11日 愛知県芸大内にて、リサイタル 室内楽ホール

10月26日 作曲新曲演奏

11月12日 ストラヴィンスキー オペラ「マヴラ」東京芸大内

11月18日 ブラームス「ドイツレクイエム」国立音楽大学講堂大ホール

11月19日 ヘンデル「メサイア」紀尾井ホール

11月23日  ラター「レクイエム」鎌倉芸術館

12月6日 ヘンデル「メサイア」 東京芸術劇場


12月22日 ジョイントコンサート 
2人のソプラノによる
佐竹由美&五月女智恵 Sisters Christmas Concert
2017年12月22日(金)開場18:00 開演18:30
古賀政男音楽博物館内けやきホール



特に12月22日のジョイントリサイタルは、楽しい会にしたいと思いますので、ぜひお越し頂ければ嬉しく存じます。
よろしくお願いいたします。


来年2月12日(仙台)18日(名古屋)では、なかにしあかねCD発売記念のコンサートがあります。

3月9日には、主人の辻秀幸と、バッハのソロカンタータのコンサートを企画中です。
こちらもご予定に加えて頂けると幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

リサイタルご報告

2016-12-14 | コンサート報告
大変ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。

ご報告しなければいけないこともたくさんなのですが、PCの調子が悪く、なかなか日本語変換が出来なくなってしまいました。
写真が多くなってしまいますが、ご容赦ください。


本当に沢山の皆さんにお越しいただき、無事に終えられましたこと、また嬉しいお言葉をたくさん頂き、心より感謝申し上げます。
不器用な部分もあり、ご無礼ばかりをしてしまっておりますが、これからも一歩ずつ頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


朝9時からピアノの調律をしてくださったタカギクラヴィアの高木社長。



このコンサートのために江口さんが選んでくださったスタンウェイのローズウッドのピアノ。




美しい荘厳な雰囲気の東京文化会館小ホール。
私の声にとても合うホールで大好きなホールの一つです。
なかなか人気があり取れないのですが、二期会のマネージメントの皆さんが頑張ってくださいました!






リハーサルが始まりました。




母校からお花を頂きました。
いつも素敵なお花、ありがとうございます。





開演前から沢山並んでくださって、嬉しい限り。






原田和香さんにデザインして頂いた(チラシも)とてもセンスの良い上品なパンフレット。




お花をたくさんいただきました。
嬉しい限りです。

本当にありがとうございます。










その他にも沢山嬉しいプレゼントを頂きました。
すでにお腹に入っちゃいました!!

心から感謝申し上げます。


終演後、教え子の卒業生や在校生たちと。



高松第一高校合唱部時代の同級生・先輩・後輩もたくさん駆けつけてくれました。




沢山の皆さんに支えられたことを強く感じた準備の時でした。
本当にありがとうございました。

なにより共演くださった江口玲さんのピアノに導かれ、素敵な演奏を共に皆様にお届けできたことが最高の喜びです。
また次回、二人でコンサートをお届けできればと願っています。

「音楽の友」に小山晃先生が嬉しいコンサートレビューを書いてくださいました。
ありがとうございました。

今後とも応援どうぞよろしくお願いいたします。

この場を借りて、皆様に御礼申し上げます。


ドイツレクイエム&女川

2016-06-27 | コンサート報告
コンサートのお知らせです。

2016年7月2日(土)
東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル
14時開演

渋谷混声合唱団第22回定期演奏会
ブラームス「ドイツレクイエム」Op.45




今日、オーケストラ合わせに行ってきました!
うーん、音楽が美しい~!
特に弦楽器の音色が豊かで胸がキュン

ソプラノソロは1曲のみですし難曲なので大変緊張しますが、素晴らしい作品なので悔いのない様頑張りたいと思っています。

よろしければどうぞお越し下さいね。

チケットをご用命の方は、少し招待券を頂きましたので、私までご連絡頂ければご用意致します。




8月25日(火)18時30分開演
渋谷区文化総合センター大和田さくらホール

二期会サマーコンサート



こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

私はツェルビネッタのアリアと、ゾフィーとオクタヴィアンのデュエットを歌います。
こちらも難曲!頑張りま~す。

チケットご用命は、私までご連絡頂ければ幸いです。



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さて、コンサートご報告です。


6月11日北とぴあで行われた日本合唱指揮者協会主催 
歌われる詩Vol2.~工藤直子~

私は田中えりかさん作曲の「のはらうた」を夫の辻秀幸(テノール)とピアノの清水紀子さんと一緒に5曲演奏して来ました。



うさぎ耳をつけての演奏。(笑)
本当に可愛らしくて、リズムがあって、素敵な詩と優しい音楽。

終わってから工藤直子さんと打ち上げをご一緒させて頂きましたが、81歳とは思えないほど精力的で魅力的で、話される事もダイレクトに心に響きます。
素敵な方でした。

是非、皆さんにも工藤直子さんの詩集を読んでいただきたいなぁ。

楽しい楽しい一夜でした。



6月17日には、復興支援コンサートで宮城県女川町に行ってきました。

震災の後、まだまだ復興のための街づくりの途中ですが、新しい女川駅と、その前に女川町まちなか交流館が出来ました。
そのホールにピアノが贈呈されるとのことで、今年のHappy Birthdayコンサートは、その交流館で行う事になりました。



女川駅



駅前



今回のプログラム



会館に贈られたピアノです



リハーサル風景です。





毎度おなじみお笑いステージ!






椅子も綺麗に並べて下さいました!



終演後


100人近いお客様にお聴き頂きました。
お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。


駅の周りを散策しました。


まだまだ爪後は残っています。



美しい海の風景

「私たちは海と生きる」

そうありました。

いつも東北を訪れると感じるのですが、人と自然と触れ合うと、とても心豊かになる気がしています。

微力ながら、これからも私たちに出来る事を少しずつ続けていければと願っています。



その日は、松島で宿泊しました。
美しい夕焼けです。


仙台から、卒業生した教え子のお母様が聴きに来て下さいました。

大好物の仙台のクッキー!!







教え子からの手紙付き!

この春に卒業し、仙台に戻り、放送関係で働いています。
この日は平日で来れなかったのですが、生き生きと頑張っている様子。
目に浮かぶようです。

こうやって卒業した後に頑張っている姿を拝見出来るのは、とても嬉しいですね。
出来る事を精一杯トライして、其々の人生を豊かにして行って欲しい。

また報告、楽しみにしていますね!Mさん!




女川の駅前のお花屋さんで、購入しました。

思い出に、大切に育てたいと思っています。

「英国歌曲の系譜を辿る」Vol.2東京公演終了

2016-04-25 | コンサート報告
シェイクスピア没後記念400年、まさに彼が亡くなった4月23日の命日に開催した今回のコンサート、無事に東京公演が終了しました。



終了後の記念撮影


今回のプログラム、並べて見ると本当に美しい作品で良いプログラムだったと、出演者で自画自賛。(笑)
シェイクスピアの偉大さも改めて感じるコンサートになりました。



リハーサル風景


今回お借りしたホール「サロン・テッセラ」は、三軒茶屋にあるこじんまりとした美しいホール。


テラスもあり、とても雰囲気のある素敵なところでした。




少し小さめのホールでしたので早々と満席となり、お越し下さった皆様に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
沢山の嬉しい感想も頂き、今後の励みになります。

来年のコンサート企画に向け、また出演者一同精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


2回の公演を終えて、打ち上げ!
(何故か、全員ノンアルコール!笑)


三軒茶屋って、あまりゆっくり訪れたことがなかったのですが、お洒落なお店が沢山!!
行ってみたいところばかりでした。

ナチュールバルというお店に。


こんなお洒落なWelcome.




メニューのほんの一部、お肉の盛り合わせ。




どのお肉もとっても美味しかったです



とっても可愛いお花を頂きました



私が犬好きなので、わざわざ作って下さったのです!
感激だわ~


その他にも、沢山頂き物をしてしまいました。













どの品も、送って下さった方の想いを感じて、心がジーンとしています。

本当にありがとうございました!



翌日からは、30日のコンサートの練習が始まりました。

なかなか大変な作品で前日の疲れが抜けず、ヨレヨレしてしまいましたが、ちゃっかり近くの根津神社へつつじを見てから練習会場へ。











テノールの鏡くん、バリトンの新見くんが大活躍のバッハの息子(C.P.エマニュエル・バッハ)も是非お楽しみ頂ければと思います。

4月30日(土)文京シビック大ホール 14時開演

「イエスの復活と昇天」 他

是非、お越し頂ければ幸いです。

英国歌曲名古屋公演終了

2016-04-22 | コンサート報告
17日の日曜日、朝は荒れ模様だった天気も、午後には快晴となり、無事に満員のお客様をお迎えし、英国歌曲のコンサートを終える事が出来ました。

スタジオ・フィオリーレさんは、とても響きの良い美しいホール!

リハーサル風景。










ホール内部。




すべての演奏を終えて。








とても熱心に耳を傾けて下さり、そして暖かい拍手を頂きました。

とても嬉しい時間を過ごさせて頂きました。

お越し下さった皆様、ご準備下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました


とても可愛らしいお花を頂きました。





その他にも、美味しいお菓子を沢山!!!
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、すでに半分はお腹の中に・・・

本当にありがとうございました!


さて、明日は東京公演です。

お陰様で、完売となりました。
とても印象的で美しい歌曲をお楽しみいただけるよう、頑張ります!!

どうぞお気をつけていらしてくださいね。

東京春祭マラソンコンサート

2016-04-04 | コンサート報告
東京春祭マラソンコンサートが無事に終わりました。

朝9時に楽屋入り。



小雨が降っていましたが、ピンクの旗が迎えてくれて、気持ちはほっこり。


慌ただしくウォーミングアップ、準備、ステージリハーサルと進みます。


特に1部と2部の間には、出演後のインタビュー、2部のリハーサル、着替えとありましたので、集中力が途切れそう!!





「変奏―変容する音楽」と題された今回のマラソンコンサート。

1部では「《聖なる存在》の変容」と題され、私たちはアンサンブルとしてバッハのコラールカンタータ128番の第1曲目とデシウスのコラール「神のみいと高きところにおわす」を歌いました。



1部をご一緒した皆さん。


2部は「《オペラ》の変容」

こちらのステージでは、ピアノの朴令鈴さんとバロックアリアを3曲演奏しました。



「変奏」ということで、それぞれダカーポまたはリフレインされる旋律に装飾を施しました。
もちろん和声コードは大切にしながらですが、私の場合は、言葉の意味や登場人物のキャラクターまた場面展開などを想定しながら、音をつけていくようにしています。

ピアノの朴さんも色々と考えて下さって、とても素敵にヴァリエーション(変奏)を付けて下さいました!
2回だけの合わせでしたが、2人で阿吽の呼吸で音楽を作れて行けたような気がして、終わってみればとても楽しい時間でした。
朴さんとは初めてご一緒させて頂きましたが、とても音のセンスがある方で、感心いたしました!
またひとり、素敵な演奏家とご一緒させて頂けて嬉しい限り。
本当にありがとうございました。




ロビーでは、第5部まであるコンサートの合間にロビーコンサートも行われました。




また各コンサートが終わった後に、ロビーで対談もありました。

私は2部の終わりにこの場に参加させて頂きました。

このマラソンコンサートの全体のお話をしてくださったヨーロッパ文化史研究家でいらっしゃり、横浜国大の小宮正安教授は、春祭に合わせてピンクのカジュアルな素敵な装い。

とても優しい語り口と深いお話に、もっとじっくり色々お聞きしてみたくなりました。
どうしても演奏のほうが気になるので、なかなか当日はゆっくりステージでのお話をお聞き出来なくて残念!!
ですので、終わった後に、こういうトークの場でお話出来るのは嬉しいですね。

同じステージでご一緒させて頂いた器楽の皆さんの演奏も、本当に素晴らしかったです。
特に2部で、歌のテーマを変奏した作品を、見事なテクニックで演奏されていらっしゃいました。
聞いていて心が躍る思いでした。

トークにご一緒したロビーコンサートでピアノを披露して下さった方は、今年芸大の大学院を卒業したばかり。(若い!!)
どんどん才能溢れる若者が出て来ているなぁと、感心するばかりです。
時代は確実に変わりつつあります。
そんな中で、皆さんとご一緒に演奏出来る喜びと、今の私の役割や出来る事をしっかり努力してやっていく事が一番大切な事だなぁと改めて感じています。

集中が長時間続いたので、とても体も頭も疲労しましたし、終わって見ると色々と反省ともっとこうすれば…なんて欲も出ましたが、本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。




ポスターに出演者の皆さんのサイン。




私が所属している「二期会」は、カルビーに大変お世話になっていますので、スポンサーであるカルビーのところにサインをさせて頂きました。(笑)



お花を頂きました。



お菓子も頂きました。



ありがとうございました


さて、次の暗譜は4月17日(名古屋)&23日(東京)のシェイクスピアの歌曲です!

「英国歌曲の系譜を辿る」 ←詳細はクリック!
(23日東京公演は、客席数が少ないので、お早めにチケットのお申し込みを頂ければ嬉しく存じます)

またしばらく脳味噌が煮えますが、頑張ります!!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




写真は、国立音大正門付近の桜です。(4月2日撮影)

悲しみと喜びと

2015-11-21 | コンサート報告
11月14日、国立音楽大学でのフォーレ「レクイエム」が無事成功裏のうちに終わりました。



リハーサル風景

大ホールいっぱいのお客様をお迎えして、学生の皆さんのオーケストラも合唱も、本当に心洗われる素直な美しい音楽を作り出していました。
私も1曲だけですが重大なソロを、大切に歌わせて頂きました。

まさにその日に起こった、フランスでの同時多発テロ。
その沢山の犠牲者のニュースは、家に帰ってから知りましたが、同じ日にフランスの作曲家フォーレの「レクイエム」(死者のためのミサ)を演奏したことは、忘れられない出来事となりました。

ここに犠牲となられた方の魂の安息を心より祈りたいと思います。
そして、力を持って制裁を加えられることがこれ以上ありませんように。そう願わずにはいられません。

「慈悲深き主イエスよ
 どうぞ彼らに安息を与えたまえ」
   (フォーレ「レクイエム」第4曲ソプラノソロより)





卒業生に、可愛いお菓子を頂きました。



もうすぐクリスマスなのですね・・・早いものです。
Sさん、どうもありがとう!




大学内では、銀杏の木が見事な鮮やかさで目を楽しませてくれています。









秋ですね~。


そして、先日の木曜日。



大学院を受験していた4年生の生徒が、見事難関を突破して合格!

本当によく頑張った!心からそう思います。
一生懸命、ギリギリまでレッスンして、最後の最後まで諦めないで練習を重ねた結果です。
私も肩の荷が少しだけ降りました。

まだまだこれから、1月2月に向けて、どの学年も将来に繋がる大切な試験が待っています。
その一瞬一瞬の学びをどこまで引っ張っていけるのか、正直また胃が痛くなりそう…!と思っているのですが(^_^;)、でもそれだけ期待値が高い生徒が沢山ってことだと思います。

さぁ!頑張るよ~!みんな!!
泣かずについておいで(笑)




11月23日は、ヘンデル「メサイア」公演があります。
どうぞお出かけくだされば幸いです。

11月23日(月・祝)13時30分開演 
紀尾井ホールです。

チケットご希望の方は、右上メッセージからどうぞお知らせください。
(数枚招待券がありますので、ご用意させて頂きます)

年に1度のクラス発表会

2015-11-09 | コンサート報告
8日(日)は、年に1度の大学生徒の発表会でした。

今年の会場は、くにたち市民芸術小ホール。



生憎の冷たい小雨が降ってしまいました。



ゴリラさんが濡れながらお出迎え。



午前中、1年生から順番にリハーサルです。



ステージでのピアノと声のバランスを聴いたり、歌の最終チェックなど。


前日にも補講をしたりで、生徒たちの歌も何とか形にはなってきたものの、心配は尽きません。
時間がいくらあっても足りない!

日頃のレッスンの質を私自身も試されているようで、胃が痛い~!


発表会に関しては、運営は生徒の自主性に概ね任せています。

失敗してもいい。とにかく考えて一つの舞台を創る。
卒業後、何かの役に立つことがきっとあると思います。

音楽面に関しては、私に大きな責任があります。

いざ本番が始まり、ひとりひとりの舞台を聴いていると、色々なことを感じました。
舞台度強のある子、体の癖が出てしまう子、丁寧に音楽を創る子、、、などなど。

限られた時間の中で、生徒ひとりひとりに精神的にも肉体的にも関わって伸ばしてあげることの難しさ・もどかしさも感じました。

でも、皆その子なりに、良く頑張っていました。
「舞台人」にはまだまだ遠いけれど、将来が楽しみな気持ちにもなりました。

どんな音楽人生が待っているのか、まだまだ未知ですが、これから其々の目標に向かってはばたいていけますように。




どの子もほんと、可愛いです。
ドレスを着ると変わりますね。(笑)




4年生の皆さんと。(花束を持っている)

4年生は、本当に良く頑張った

こつこつと頑張って私にくらいつき、決してあきらめない。
気がつけば確実に1歩ずつ歩んでいる姿に、感服しています。

1年の時は緊張で途中で声が出なくなったりしたのに、4年では堂々と楽しそうに舞台をこなし、見事にメリスマ(細かいパッセージの事)を正確に美しく歌っている!
驚き&感激です。

この学年が1年生の時は、「これは、なかなか手がかかるなぁ~」と思っていたのですが(ごめんね!笑)この4年間、どの子もレッスンに関してはとても真摯な姿を見せてくれました。
そして、その子なりの成果を見事に見せてくれています。
私も教える立場として、本当に良い勉強と経験になりました。
ありがとう!

帰宅して、主人とも教育の難しさや導きについて、話しました。
個々のタレントをどう見極めて伸ばしていけるのか・・・
エネルギーはかなり必要です。
でも、頑張らなければいけませんね。


生徒のご家族から、美味しいものを頂いてしまいました。
今日の主役は彼女達なのに、何だか、申し訳ありません!

でも、とっても嬉しいです。

というか、私の大好きなツボを心得ていらっしゃるのです。(笑)



フランス菓子「エシレ・メゾン デュブール」の焼き菓子

美味しすぎる!!!
(すでに半分ない・・・笑)



ゴディバのチョコ

ぎゃ~!!チョコは止められない・・・



仙台にある手作りクッキーのお店から

このクッキー、大好物なんです・・・
開けたら最後、、、恐ろしい~けど、幸せ。



そして、生徒の皆さん

美しいお花をどうもありがとう!



これからも泣かないで頑張ろうね!(笑)

私の生徒、よく泣くんです。


ご来場下さったご家族の皆さま、ご友人、本当にありがとうございました。

充実の時間

2015-10-29 | コンサート報告
25日(日)の「ヨハネ受難曲」公演、とても実のあるコンサートになりました。
本当に充実の時間を過ごさせて頂きました。
ご来場下さった皆さま、共演の皆さま、何よりも力のある表現をして下さった合唱団の皆さま、本当にありがとうございました。



(友人から素敵なプレゼントを頂きました!ありがとう!)



ステージリハーサル風景。


何度も歌わせて頂いている「ヨハネ受難曲」ですが、その時その時で音楽的にも技術的にも感じる事は違い、変化してきます。
テキストの心に響く言葉も、新しい発見もあります。

ひとつ気になりだすと、ずーーっと頭から離れず…
以前よりも試行錯誤しながら自分の歌を探す時間が多くなっているでしょうか…

緊張しつつも「楽しもう!音楽に寄りそいつつ今の自分の表現を」…そんなことを確認しながらステージに立つことが多くなりました。

舞台は瞬間芸術。
指揮者から確信を持って振り下ろされる表現の数々に、相乗効果でその舞台上に居る全ての人が集中を持って最良の演奏が出来たように感じています。
とても良いバランスで力が集結して行く。
音楽がとても心地よく渦巻いて、本当に至福の時間でもあります。

「ダナエの愛」の時にも感じたこの貴重な感覚。続けて経験できるなんて超ラッキー!




終演後、指揮者&ソリストの皆さんと。

素敵な演奏を本当にありがとうございました。
ご一緒出来て、とても嬉しく幸せな時間でした。




公演終了後の打ち上げ会場からの夜景。

遠く左に富士山が見えます。
美しいですね!



さて、打ち上げは早目に失礼して、帰宅。
夜中近くまで、ひたすら次の日の練習に励みました。

日本音楽コンクール作曲部門本選の演奏です。




とにかく「叫ぶ」「早口で喋る」という指定の場所があるので、バッハ公演の前は声の調整が心配で、あまり大きな声では練習できず…
でも、1回キリの演奏ですからね~。
責任もあって、不安が募ります。



(オペラシティ リハーサル風景)


この作品、4年前のコンクール本選の私の演奏を聴いて下さって、私の声をイメージして書いて下さったそうなんです。
何だか、半分お世辞だとしても、とても嬉しく感じました。


事前のリハーサルでは、楽器も歌も、書かれている譜面では演奏効果が出ない部分や演奏が不可能に近いところなどをズバズバと指摘したりと、若い作曲家にはなかなか酷な部分もあったと思いますが、これも修行のひとつかな?(笑)



終演後に作曲者と。

まだお若い芸大の4年生です。
「また絶対、ソプラノの作品書きます!」っておっしゃってくだしました。
楽しみですね!
今度は、あまり早口がない作品にしてもらおう!(笑)


この日の演奏の共演者は、指揮者の板倉さんと東京シンフォニエッタの皆さん。
現代音楽で長いお付き合いです。
そしてこれがまた、本当に素晴らしい皆さんなんだ…!

私の出演後は客席で他の作品を聴きましたが、最終審査を通過した7作品の難しい曲を、たった2回のリハーサルで見事に意図をくみ取ってイメージの音に作り上げている。
いやはや…私もご一緒した演奏家の一人として大変誇りに思いました。

指揮者の板倉さんは、「いったい、どんな脳ミソなんだ!!」と思うぐらい、譜面から音楽をイメージして奏法などをサジェスト出来るんです。(それも音を出す前に!)
ソルフェージュ能力、高すぎる!!(あくまでも私が基準ですけどね…笑)

私の演奏した作品は残念ながら1~3位には入りませんでしたが、でも私は大満足。
終演後は、それぞれの作品の演奏をねぎらって、素晴らしい仲間とたらふく中華を食べたのでした!


という訳で、多少体はボロボロですが(笑)、気持ちはとっても満ち足りております。


今後の予定です。

11月1日は「世田谷合唱祭」に講師として参ります!
合唱団の皆さま、楽しみにしております。



11月8日(日)14時開演 くにたち市民芸術小ホール
「第10回佐竹由美クラス 声楽発表会」

国立音楽大学の1年~4年の生徒たちの発表会です。
入場フリーですので、是非応援にいらっしゃっていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。



国立音楽大学第14回声楽専修合唱演奏会

11月14日(土)16時30分開演  
国立音楽大学講堂大ホール




【プログラム】
G.フォーレ/レクイエム 作品48  他

指揮:永井 宏
合唱:国立音楽大学演奏学科声楽専修
管弦楽:国立音楽大学Sオーケストラ
ソプラノ:佐竹 由美 バス:黒田 博 オルガン:堀井 美和子

入場無料



ヘンデル「メサイア」

11月23日(月・祝)13時30分開演 
紀尾井ホール



指揮:田崎瑞博
ソプラノ:佐竹由美 アルト:小川明子 テノール:辻裕久 バス:牧野正人
合唱:メサイアを歌う会
オーケストラ:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル

全席自由:3000円

お問い合わせ:090-4018-3017

どうぞよろしくお願いいたします。



        

【予告】

第5回英米歌曲シリーズ

「佐竹由美ソプラノリサイタル」
2016年10月23日(日)14時開演予定  
東京文化会館小ホール
ピアノ:江口玲

深まる秋

2015-10-05 | コンサート報告
オペラ「ダナエの愛」公演が終わりました。

公演中は夏日で熱いぐらいでしたのに、終わった次の日から、急に秋めいて寒くなってしまいました。
私たちの熱気が伝わったかのよう…



(頂いた美しいお花。ありがとうございました!)


7月の稽古から、約3ヶ月。

ひとりで練習していた時には見えなかったものが、
共演者との音楽稽古から稽古場での立ち稽古、そして舞台へと沢山の人の力によって形となりました。

それはとても幸せな時間であり、そして二度と戻ることのない一瞬一瞬を感じながらの時間でもありました。
毎回、「ダナエの愛」の素晴らしい音楽に心がドキドキして、うるうるして…

シュトラウスの生涯最後から2番目の作品。
「戦争」という時代背景もありますが、70歳代を迎えたシュトラウスの喜びや苦悩すべてをひっくるめて、彼自身が歩んできた人生の哲学が、音となって溢れているような、そんな作品のような気がしています。(あくまでも、私の個人的な感覚です。汗)

シュトラウス、万歳!!です。



カーテンコールより




(毎回、鞄が重いなぁ~と感じながら運んだスコア。



(忘れっぽいので、譜面はチェック、チェックの繰り返し!)


私自身「本当にこれでもう後悔しない?」そんな自問自答を繰り返しながらの最後の2週間でしたが、今は上手く行った事行かなかった事全てひっくるめて、愛しく思えています。



私の大好きな写真。



4人の王女さま達。
可愛いですよね~!

この4人の皆さん、いつ会っても4人で色んな事相談しながら稽古してるんです!

私が楽屋に帰る度に見る姿は、顔を突き合わせて真剣そのものの彼女達!!
その様子が本当に可愛らしくて、そして作品に対するその真摯な気持ちがとても嬉しくて、益々彼女らを眺めるのが楽しくて!

そしてその努力は花開き、見事な素晴らしいアンサンブルを作り出していました。
その歌を聴く度に、心地よくてシュトラウスの音楽をどっぷり感じる事が出来ました。
楽しませて下さって、ありがとう!



中央はメルクールの糸賀さん。軽快な足取りで舞台を飛び回っての歌唱で大活躍!
そして、王女様4人。(存在感ありすぎる!!笑)



王様の高田君。周りに比べてスレンダーすぎる~!(笑)
遠近法で一番奥だし…
王様もすごい運動量でした。借金作っちゃうダメダメ王様の良い味だしてました。
そして、王女様4人。(やっぱり存在感ありすぎる~!!笑)



こちらは、合唱のカワイコちゃん達。


主役3役の皆さんは、衣装の転換もあって写真が撮れなかったのですが、本当に素晴らしかったです。
ブリリアントな響きを持ったテノールの菅野くん。
堂々とした姿と声でユピテルをダイナミックに演じていた大沼くん。

そして、ダナエの佐々木典子さん。
彼女の美しい言葉と魂の声の表現に、何度も心が揺り動かされました。
ご一緒出来て、本当に幸せでした。



(共演者からも、沢山のプレゼントを頂きました)



来て下さった皆さんからも!
ご来場本当にありがとうございました。嬉しいです。




そして演出の深作健太さんと。

深作さんは、今回がオペラ演出のデビュー。
お若い時からオペラが大好きで、何度も観劇に通ったそうです。

とっても熱いものを持っていらっしゃって、音楽も深く読みこんでいらっしゃって、その上お人柄も良くて、言葉はまっすぐで、お優しいけれど鋭い。

出演メンバーの其々のブログやFBを拝見していると、
最後には全員が「深作さん応援団」みたいになっちゃっていました。
本当に美しい舞台で、ひとつひとつのシーンが目に焼きついています。


そして素晴らしいスタッフの皆さん。

毎回きっちりダメ出しして下さった音楽スタッフのTさん。
私自身、譜読みは得意なので「もうOKだろう~!!」なんて思ってたら、しっかりご注意を頂き…
最後にはTさんのダメ出しが待ち遠しくて。(笑)
心より信頼していました。ありがとうございました!

演出助手のMさんは、いつも完璧に色んな事覚えていて、すごい!!指示も冷静で的確。尊敬です。

Oさん、Yさん、難しくて大変な練習ピアノをありがとう!
いつも後ろから目をパチクリさせながら拝見していました。

稽古場でいつも笑顔で迎えてくれた舞台監督助手の皆さん!
私は人見知りで緊張型なので、助けられました。

合唱の皆さんも、影歌(舞台裏での歌唱)の後に、一斉に皆でお辞儀する姿が、毎回清々しくて印象的でした。

そして、いつも気持ち良く稽古が出来るように、様々なことを用意して下さった二期会制作スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

御礼が言い足りないですが、沢山の皆さんに支えられたことに感謝です。
沢山の出会いがあり、私の宝物となりました。

そして、応援して下さっている皆様に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。


さて、沢山の栄養を頂いたので、次に向かってスタートです!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



【今後の予定】

10月25日(日)バッハ「ヨハネ受難曲」
14時開演  紀尾井ホール

10月26日(月)日本音楽コンクール作曲部門(演奏)
17時開演 東京オペラシティコンサートホール

11月14日(土)フォーレ「レクイエム」
16時30分開演 国立音楽大学講堂大ホール

11月23日(月・祝)ヘンデル「メサイア」
13時30分開演 紀尾井ホール

ご来場お待ちしております。 

9月ですね

2015-09-13 | コンサート報告
どんだけご無沙汰していることやら・・・ですが、ごめんなさい!!

たま~に熱出したりしていますが、基本的には元気にしております。
(FB友達はご存知ですね。笑)

さて、ご報告から。
ご報告はいっぱい溜まってしまって、短時間では記事に出来ないくらいなのですが…


7月は、宮古へ復興支援講習&コンサート、英国歌曲コンサート、そして大学の試験準備&夏期講習等で、怒涛の日々を送らせて頂きました。
目の前がくらくらしてたけれど、終わった見れば良い時間を過ごさせて頂いたなぁと感じています。





7月31日コンサートにて


いつもながら、高松第一高校同窓会から、立派なお花を頂きました。
卒業して、○○年経ちますが、いつも応援して下さって本当に感謝です。

このコンサート、イギリス歌曲作品をより楽しんでいただきたいという気持ちから、主に研究している友人たちと企画し、第1回を開催しましたが、それぞれの声種の良さが出る作品を取り上げる事が出来て、お客様に大変喜んで頂けました。
その事がとても励みになりました。
次回ももっとお楽しみ頂けるよう、頑張って企画しなければ!
ありがとうございました。



時間が前後しますが、宮古にも行きました。


宮古のシャケも、手作りで作って頂いて、舞台に登場しましたよ!

「愛の妙薬」をちょっぴりアレンジして、「宮古版!」

声楽の講習会もしましたよ~!
喜んで頂けて、少しでもお役に立てた事がとても嬉しく思いました。



(宮古ちゃんとサーモンくん&合唱講習をした義弟夫婦と。)



こちらの写真は、歓迎会での主人・辻秀幸と、作曲家の義妹・なかにしあかね。



大変お世話になった皆さん。
心温まるおもてなし、本当にありがとうございました。


8月は高松に帰り、懐かしの合唱部のコンサート!



恩師にもお会い出来て、良き時代を一緒に過ごした友にも会えて、命の洗濯をしました。



そして、北海道・札幌にも行きましたよ~!

おかあさんコーラス大会全国大会。

指導している団体は見事、ひまわり賞を頂きました~!
ちょっぴり肩の荷が下りました。

で、空き時間は、ここぞとばかり、ピアニストのKさんとそれ行け!!観光!!(笑)

大倉山展望台にも行って、スキージャンプ競技場にも上って。



見晴らしの良い事!


ジンギスカンも食べて。


記念撮影もして。(あ!洋服の関係で、決して太ってる訳ではありませんから。って、ちょっとは太ってるけど…笑)

後は食べ歩き。










テレビ塔


サッポロビール博物館にも行きました。



帰路に小樽観光もして、フルに3日間を過ごしました。
(ハ~、もっと落ち着いて振り返りたかったけど、溜めるとこうなるのね・・・)



昨日は、代官山フレンチレストラン「ラ・ジュネス」でのランチコンサート。





平井秀明さんの入念に準備されたバツグンのトークと共に、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

お越し下さった皆様、ありがとうございました。

ご用意下さった打ち上げで、モヒート(ノンアルコール)を頂きました。



美味しかったです!!



さて、駆け足で振りかえりましたが、10月3日のオペラ「ダナエ」の稽古もいよいよ佳境に入っております!



一緒に稽古をしていると、シュトラウスの美しい音楽がオーケストラの響きとなって聴こえて来て、心が躍るようです。

是非是非、皆様にお聴き頂きたいと思っております。
皆さまのお越しをお待ちしております!

出来るだけ頑張ってブログも更新して行きますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

御礼&お知らせ

2015-06-22 | コンサート報告
6月17日、Happy Birthday Fantasy vol.8,お陰様で楽しく、またお客様の満面の笑みに支えられて無事終了いたしました。

本当にありがとうございました。

この日に向かって、歌の練習だけではなく、小道具作ったり、大道具(といっても、家の中で使えそうなものを探しだし、アレンジし運び出すってだけですけど・・・)と、普段やらないことで大忙し!
1週間ちょっと前に引いた風邪がなかなか良くならず、金・土とずっと寝続けてやっと本番に間に合いました。

ほっ・・・


頂いた素敵なアレンジ花

今回は6月頭にはほぼ完売という嬉しい状態でしたが、プレッシャーと共に、終わった後の皆さんの笑顔やお言葉が心に沁みました。
年々、その喜びを強く感じます。

我々6人(3兄弟+良く働く嫁達)揃って舞台に立てることへの感謝と支えて下さる皆様に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

今年は新しいホール(よみうり大手町ホール)でしたので、我々もアタフタした部分がありましたが、お客様の皆様も、あの複雑な大手町の駅から向かわれるのは大変だったと思います。
それらを取り仕切って下さったスタッフの皆様にも心から御礼申し上げたいと思います。




沢山の頂き物をしました。
この他にも、美味しいものやTシャツなど、本当にありがとうございました。



さて、まだ喉は本調子ではありませんが、次のステージに向かってリハーサルが始まっています。



先日の土曜日に初合わせ。

今回のイギリス歌曲のコンサートは、1900年代に一気に花開いた英国歌曲の時代への道をたどり、その時代に親しまれた作曲家たちを取り上げます。
当時、家庭音楽として親しまれた作品は、誰でもトライする事が出来るシンプルな作品から、教養として身につけた声楽技術を披露するような作品まで、また声種によって特徴を生かした作品も。
今回は、3人の歌い手が、それぞれの声の魅力を披露できる作品を取り上げます。

どうぞ、皆様のお越しを心からお待ちしています。

チケットご用命の際は、私の下記アドレスまでご連絡頂ければ幸いです。
naomistk★gmail.com  
★印を@に変えて、メールを頂ければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。



それから!

新しいお知らせです。



代官山レストラン「ラ・ジュネス」(代官山徒歩5~8分)で、ランチコンサートに出演致します。

9月12日(土)11:30~14:30

本格的なフランス料理を楽しんでいただきながら、間にコンサートをお聴き頂けます。
歌に因んだお料理を、シェフが考案中だそうです。
楽しみですね~!

15000円(ランチ&コンサート)だそうです。

新進気鋭のバリトン 加耒徹くんと共に、オペラのアリアや二重唱から日本歌曲やカンツォーネを歌います。
出演者詳細やお申し込みはこちら(←クリック!)まで、直接お願いいたします。


引き続き、



7月4日モーツァルト「レクイエム」他



10月3日 二期会オペラ公演「ダナエの愛」

どうぞよろしくお願いいたします!

奈良公演「猿沢ノ池不思議ノ横笛」(魔笛)

2015-02-26 | コンサート報告
ブログ、放置してしまいすみません!!

1月の奈良公演、とても充実の舞台に出させて頂きました。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。


リハーサル風景



今回の魔笛は、奈良の物語に置き換えての物語。

猿沢の池の物語がテーマ。


猿沢の池です。


水面に5重の塔が映って綺麗ですね~。


私は語り部(幼稚園の先生風)もやりましたよ~!


その時の衣装です。ちょっと白タイツが恥ずかしかったです。



龍です。
地元の皆さんの手作りだそうです!!
すごく良く出来ています。
舞台には、沢山の担ぎ手と共に、登場しました。


そして、夜の女王役の衣装。





なかなかカッコいいでしょ!?

このマントをバサ!とひるがえし、なかなか気持ち良かったです。(^^)


A組公演終了の翌日、奈良を観光しました。



鹿さんにも沢山会えました!


可愛い~!






二月堂。



この階段を、松明を持って駆け上がるそうです。
天井には煤(すす)がついていましたよ!


見晴らしが素晴らしいですね!



そして、春日大社へ。








朱色が本当に美しい!



鹿の絵馬



白鹿のおみくじを買いました。

大吉


その後、B組キャストを鑑賞。

終演後、舞台裏で。


3人の童の皆さん



弁者の三原さんと



そして、舞台で共演した子供達!
本当に可愛らしかったです。

お世話になりました皆さん、本当にありがとうございました。
心に深く残る素敵な思い出の公演になりました。


【4月公演予定】
◆4月5日 文化会館小ホール東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2015-
東京春祭マラソン・コンサート vol.5 《古典派》~楽都ウィーンの音楽家たち
に出演致します。

私は、第2部と第5部に出演致します。

◆4月10日霊南坂教会にて  バッハ:h-moll misa 抜粋 (復興支援プロジェクト)


【先行予約お知らせ】
10月の二期会オペラ公演「ダナエの愛」(←詳細はクリックしてね!)に出演する事になりました。
是非、皆様のご来場をお待ちしています。
よろしくお願いいたします。

上野から大船渡へ

2014-11-14 | コンサート報告
11月1日に行われた 
東京藝術大学演奏芸術センター企画・藝大プロジェクト2014
「シェイクスピア~人とその時代」 第3回「時空を超えたシェイクスピア」

皆様にご来場頂き、大変充実の時間を過ごさせて頂きました。
私自身も改めてシェイクスピアの音楽の奥深さも感じる事が出来、また後輩たちの演奏も楽しみました。
ご来場頂きました皆様、そして共演の皆さま、本当にありがとうございました。



写真は、アンコールで演奏した「ウエストサイドストーリー」より、マリアとトニーのシーン。
(ただし、リハーサルの写真です)

照明も美しく、とても素敵でした。


さて、終演後急いで支度をして、上野から新幹線で一関へ。
そこにお迎えに来て頂いて、車で1時間40分。
大船渡には11時近くに到着し、先発隊と合流。


目的はこれ。



私は、個人の声楽講習会とミニコンサートを担当しました。


朝起きて、ホテルの窓から見た風景です。



近くが海でしたが、海面からの温かい空気で朝靄が。(煙もありますが・・・)




津波に備えて、地面を10メートル底上げしているそうです。


さて、会場のリアスホール



新しくてとても素敵なホールです。





目の前にあった警察署。なぜか「ひらがな」
印象的なのでカメラにおさめました。
後ろの景色が美しい!


大船渡のマスコット。おおふなトン。




歓迎会で、こんな可愛い名札を作って下さいました!



うふふ。可愛いです。記念にしっかり取ってあります!


二日間の様子は、下記に取り上げて下さいました。(↓クリック!)

平泉ファン

岩手めんこいテレビ



すべてが終わってホールを出ると、夜霧が。


幻想的ですね。

私たちには本当に小さい事しか出来ないけれど、そんな想いがいつのまにか大きな力となって、

逆に皆様との交流と暖かいおもてなしに、私たち自身がエネルギーを頂いてしまいました。
とても心に響いた1日でした。

お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。



        


コンサートのお知らせ


2014年11月15日(土)  16:30開演  国立音楽大学講堂大ホール (玉川上水駅下車)

明日(15日)になりますが、国立音楽大学大ホールにてベートーヴェン「ミサソレムニス」公演があります。

入場無料です。

よろしければ、どうぞお越し下さいませ。

【プログラム】
J.ラインベルガ―/レクイエム ニ短調 作品194
J.ラインベルガ―/ミサ曲 ト短調 作品187
L.v.ベートーヴェン/ミサ・ソレムニス ニ短調 作品123


【出演】
指揮:永井 宏
合唱:国立音楽大学演奏学科声楽専修
管弦楽:国立音楽大学Sオーケストラ
ソプラノ:佐竹 由美
アルト:押見 朋子
テノール:青 素晴
バス:黒田 博
オルガン:堀井 美和子