Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

メンデルスゾーン「讃歌」他

2011-05-28 | 花の便り
明日は文京シティコア第12回定期演奏会です。
で、台風が来てる…???


文京シビック大ホールです。大きいホールですよね…でもチケットは満席以上出ているようでびっくり!

私は「詩編42編」と「讃歌」のソロをします。
「詩編42編」は、私も大好きな作品!!そのテキストに感銘を受けます。
もう1曲「最初のワルプルギスの夜」という作品もプログラムにありますが、なかなかの大曲。
とにかく、メンデルスゾーンの魅力が満載のプログラム!もしよろしければ、台風にめげずに是非お出かけ下さい。

5月29日(日)14:30開演 文京シビック大ホール 
文京シティコア第12回定期演奏会
「メンデルスゾーンの祭典」


隣にある後楽園のカフェで飲んだ、ムーミンのカフェラテ 

「花のかず」&贈呈式

2011-05-24 | 出来事
じっとしていても汗ばむぐらいだった日曜日から一転、昨日はとても寒い1日になりましたね。

日曜日は6月17日コンサートのソロステージ「花のかず」の初伴奏合わせ。
自分だけで練習している時は、伴奏の音も全ては弾けないので流れが出来ないのですが、ピアノと合わせてみると色々と気がつく事も沢山あって歌い方のアイディアも湧いて来ます。
今回は全9曲のうち、5曲を選びました。

1.花のかず
6.カゼクサ
7.竹とんぼに
8.あさっておいで
9.ある日のたび

詩は4月に他界された岸田衿子さん。優しい言葉で淡々と語られています。その言葉を一言一言をいつくしむように、時にはシンプルに、時にはお洒落に、そしてキラキラと木下牧子さんの音が飾られていきます。
時間の関係で全曲歌えなくて本当に残念!どの曲を選ぶかとても悩んだ結果の5曲ですが、特に私は7・8・9番がお気に入り
8.あさっておいで は、とても可愛らしくて、すぐに覚えてしまいました!歩いている時にもつい口ずさんでしまいます。
9.ある日のたび は、誰にでも持っている自分自身の静の時間への憧れ…というか…
7.竹とんぼに は、初めてこの作品に触れて大好きになるきっかけとなった大切にしている曲です。このブログの右のYouTubeでお聞きになれますので、よろしければ…

作品へのアプローチの見通しもたって、さて!良い演奏を目指して頑張ります!ご来場をお待ちしています。

嬉しい出来事がもうひとつ。この度、ライフワークにしています「アメリカ歌曲作品の研究」に対し、カワイサウンド技術・音楽振興財団の助成金を頂けることになりました。

昨日はその贈呈式と昼食会が行われましたが、錚々たるメンバーと受賞された他の皆さんの研究テーマに「すごい…!」の一言。
私なんかが頂いて良いのだろうか…などと、ちょっと気が引けてしまいました。
この助成金は技術部門と音楽部門があり、この技術部門の研究テーマがそれはそれは素晴らしく、耳鼻咽喉科のお医者さんや音響のスペシャリスト、等々。それぞれの研究テーマの説明もあったのですが、この中からどんな世界的な研究が飛び出してくるのかワクワクさせられました。

音楽部門はことしが第1回目。
6人が選ばれましたが、それぞれが今後の音楽研究の布石になるであろうと思われるテーマ。こちらも素晴らしい。
私も責任をヒシヒシと感じました。頑張らなければ…!


コンサートのお知らせ

2011-05-19 | コンサートのお知らせ
近々のコンサートのお知らせです。常にこの記事がトップになっています。
通常のブログはこの記事の下をご覧ください!



文京シティコア 第12回定期演奏会
メンデルスゾーンの祭典
2011年5月29日(日)14:30開演 文京シビック大ホール
入場料:3000円(全自由席)

【プログラム】
詩編42編「鹿が谷川の流れを慕い喘ぐように」Op.42
カンタータ「最初のヴァルプルギスの夜」Op.60
交響曲第2番「讃歌」Op.52

指揮:辻秀幸 ソプラノ:佐竹由美 アルト:阪口直子 テノール:山崎俊弥 バリトン:田代和久
合唱:文京シティコア  オーケストラ:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル
主催:文京シティ・コア 後援:文京区教育委員会 JCOA日本合唱指揮者協会
お問い合わせ:宮田03-3821-4570

メンデルスゾーンの美しい作品をお楽しみください。


お待たせしました!! 6人の辻ファミリーによるコンサート!!

 

Tsuji Brothers & Sisters Presents Happy Birthday Concert Vol.4 「活」
2011年6月17日(金) 19:00開演 津田ホール
入場料:4000円(全席自由)

【プログラム】
ピアノ連弾 「Happy Birthday Fantasy」なかにしあかね作曲

歌曲集 「花のかず」より   岸田衿子作詩   木下牧子作曲

「頑是ない歌〜2人のテノールのための〜」中原中也作詩 中西覚作曲

ピアノ連弾「トルコ行進曲ファンタジー」 なかにしあかね作曲        

「フィガロの婚活」  辻秀幸脚本 モーツァルト原曲 なかにしあかね編曲

【出演】辻秀幸(Ten.) 佐竹由美(Sop.) 辻志朗(P) 辻悦子(P) 辻裕久(Ten.)なかにしあかね(作曲&P) 
【ゲスト】土居裕子(Sop.) 竹島悟史(打楽器)
お問い合わせ:音楽事務所アシスオ 03-3304-9250 Webサイト


「活」練習

2011-05-19 | コンサートのお知らせ
6月17日の辻ファミリーコンサート「活」のメインプログラム『フィガロの婚活』の練習に、親友でありミュージカルスターの土居裕子さんが自宅に来てくれました。

色々なステージをこなしている土居ちゃん!言葉を生かして曲の魅力も生かして、素敵に歌ってくれています!
聞いてる私達もつい笑い出しちゃうほど…さすがです!!勉強になるなぁ~。
もちろん、私達もしっかり頑張ります!絶対面白い舞台になると思いますので、皆さまのご来場をお待ちしています。
6月17日(金)19時開演 津田ホール(千駄ヶ谷駅前)

土居ちゃんの愛犬、坊も来宅。
私が抱っこしても身体が緊張していたのに、やっぱり裕子ママだとこの通り…デレ~ンと安心しきっています。
ちょっと赤面よ…坊ちゃん

 アルは無茶苦茶ハイテンション!肩が痛い… 

 走った後はいつものところでお水をごくごく。おニューの携帯用水入れです!







安曇野・松本

2011-05-15 | コンサート報告
松本でのコンサートを終えて帰って来ました。

金曜日の夜までに松本に入れば良かったので、少し早目に家を出て、松本から少し電車に乗って信濃松川へ。
安曇野ちひろ美術館に行ってみました。閉館ギリギリになりそうで行くのを迷いましたが、夕方4時過ぎに飛び込んで鑑賞。でも、行って良かった!
自筆によるいわさきちひろの絵は、その筆のタッチによって描かれた色の濃淡が何ともいえず魅力的でした。彼女の生き方にも触れて、その絵は益々輝いて見えます。
子どもの顔を描いた絵が有名ですが、私はむしろヨーロッパ旅行に出かけた時のスケッチにとても心魅かれました。赤がとても印象的。
彼女自身も「じかにこの目で見、ふれることのできる感動がどんなにわたくしを力強く仕事に立ち向かっていけるようにするかということをかみしめていました」と語っています。その後「アンデルセン物語」や「あかいくつ」などの挿絵を描いています。


「安曇野ちひろ美術館」(左)と「ちひろ公園」

その日は安曇野にある温泉に泊まることにしました。
次の日は晴天、ホテルの裏を散策。雪を抱いた山が見えます。


駅前で1時間だけ自転車を借りて、行ってみたいと思っていたわさび農園へサイクリング。
ヒールを履いていたし、とてもサイクリング…ていう恰好じゃなかったのですが…

わさび農園。安曇野は滔々と水が流れ、自然豊かな美しいところでした。

安曇野から20分強電車に乗って松本へ。昼からはコンサートのリハーサルです。

松本にあるハーモニーホール。5~6年ぶりでしょうか…懐かしい!館長さん一同、ご丁寧にお出迎え下さって感謝です。
写真はチェンバロの桑形さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの斎藤さんのリハーサル。響きのとても良いホールです。
楽しく演奏し無事に終わり、喜んで頂けて その後プチ打ち上げ!

ホテルに帰ってバタンキュー!でもしっかり朝7時には活動開始!(7時からお腹が空いて、健康的!ていうだけですが…
お天気も良かったので、ふらふらとまた市内を歩き、松本市美術館へ。たまたま開催されていた「マイセン磁器の300年」展を見ました。
いやぁ、この美術展も大変面白かった!!
マイセンの始まりは、ザクセン選帝侯兼ポーランド王「アウグスト強王」の磁器へのこだわりからその歴史の幕開けとなりますが、いつの時代でもこういうある意味強引な力によって文化が花開いていくものなのですね…

陶器によるフィギュア(お人形)も沢山飾られていましたが、当時を風刺したものや人間模様など、バッハの世俗カンタータなど、音楽にも共通するテーマのものもあり、なかなか楽しめました。


美術館前のオブジェ。

その後は、タクシーで再びハーモニーホールへ。
昼からはチェンバロ講習会のためのレクチャーコンサート。
ちょっとハプニングがあり急遽司会までやることになってしまいましたが、演奏者3人チームワーク良く色々なお話を交えながら楽しく終了!お客様も沢山集まって下さって充実した時間を過ごすことが出来ました。

その後、電車に飛び乗って夕方7時には自宅到着!!
充実の3日間でしたが、ふと、寸暇を惜しんで観光している自分が「貧乏性?!」と笑ってしまいました。






母の日ケーキ

2011-05-08 | アル&ナナ


娘が母の日のプレゼントを用意してくれました。
以前、一緒にショッピングした時に通りがかったケーキ屋さんのショーウィンドウ。
「わぁ、すごい可愛いケーキばかりだね!」という私の言葉を覚えていてくれたみたい。いいとこあるじゃん!

朝からしっかり母の日限定ケーキを頂きました!美味しかったなぁ。


美味しくて美しいケーキの話題の後でなんなんですが…朝の散歩で多摩川河川敷で●●●まみれになって帰って来たアル。どうして犬って臭いが気になるものに身体をこすりつけるんだろう
帰って草々、庭で水で洗い流した後、お風呂場でシャンプー。あんまり濡れるのが得意でないアルは、頭をタオルに擦りつけています。
「なんでシャンプーするんだよ~・・・ムカつく~!!」って顔。

根津神社

2011-05-05 | アル&ナナ

今日は根津でコンサートのオーケストラ合わせがありました。少し早く家を出て、根津神社のつづじ祭りを見て来ました。
今日までということで、もう花は大分萎れてきていましたが、色とりどり様々な種類のつづじが見られて美しい庭園を見せてくれていました。
根津の大通りから少し入った路地には、昔からの面白そうなお店が沢山!美味しそうなお店も沢山!
タイ焼き屋さんと讃岐うどん屋さんは大行列が出来ていたので時間的にパス。
大学芋のお店だけは、行列していたものの少し待てば大丈夫そうでしたので迷わずゲット!



パリッとした皮に包まれたホクホクのさつま芋と絡められた甘いお砂糖。美味。(ただし、食べ過ぎ要注意。)
その後、なかなかハードなメンデルスゾーンの作品をどっぷり3時間練習して帰宅、眠気が…

写真は朝の散歩時のアル。
多摩川沿いにあるお稲荷さんの柱から鳩をじっと見つめています。こういう時だけ、目が真ん丸になります。

君の行く道は~♪果てし~なく続く…

毎年恒例の多摩川鯉のぼり 


5月です

2011-05-01 | コンサートのお知らせ
今日から5月ですね。色々なことが起こりながらも、時間は確実に過ぎていくものです。

24日「ロ短調ミサ」は、なかなかの熱演で良いコンサートになりました。あの大曲をよく合唱団の皆さんは歌いこなしたものです!それにほとんどの方が暗譜をしていたという…!すごい…。ただ、聞いてくださった方によると、やはりホールの残響が少なかったので、少しもったいなかったとのこと。しかしながら地震の影響で川崎ミューザが急に使用できなくなり、代わりに同じ日にこのホールが取れたのはラッキーだったと思います。開催に向けて、チームスタッフはさぞかし大変だったことでしょう!苦労が報われた1日でした。

27日(水)名古屋での公演も大変楽しい充実したものになりました。初めて訪れた宗次ホール、白を基調にした素敵なホールでした。キャパシティも250~300席ぐらいの響きの良いホール。東京にもこんな感じの良いホールが中央にあると良いのになぁと思いました。
 左はリハーサル風景。右は出演者一同で記念撮影です。私はブルーのドレス。

コンサート終了後は、名古屋名物「ひつまぶし」を食べて新幹線で帰宅。美味
夜になると名古屋を出る時も、新横浜到着時も激しい豪雨になっていてびっくりしました。
初めて歌った武満歌曲作品は、シンプルならではの難しさもあり緊張しましたが、心に響く良い歌曲ばかり。
「死んだ男の残したものは」や「翼」など、あまりにも今の日本の状況とぴったり当てはまるものばかりで、歌っていてもつい胸にぐっと迫るものがありました。歌い手として充実の時間を過ごせて感謝!

さて、5月・6月のコンサートのお知らせです。



桑形亜樹子チェンバロコンサートスペシャル
2011年5月14日(土) 19:00開演 ザ・ハーモニーホール (松本)
一般:3000円 ハーモニーメイト:2500円 高校生以下:1000円

【共演】ソプラノ 佐竹由美 ヴィオラ・ダ・ガンバ 斎藤由香
【プログラム】マラン・マレ:ヴィオール曲集より
       バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番 変ホ長調 他 詳細
問い合わせ:0263-47-2004

私は、ヘンデル:オペラ「アタランタ」より“いとしい森”、
   バッハ:結婚カンタータ202番よりアリア、カンタータ51番よりレチタチーヴォとアリア、
   カッチーニ:アマリッリ、
   パーセル:「もし音楽が恋の糧ならば」を歌います。

世の中がなかなか安定しないこともあり、少々チケットの売れ行きが進まない様子。
お近くの方は、是非是非!お越しいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。



文京シティコア 第12回定期演奏会
メンデルスゾーンの祭典
2011年5月29日(日)14:30開演 文京シビック大ホール
入場料:3000円(全自由席)

【プログラム】
詩編42編「鹿が谷川の流れを慕い喘ぐように」Op.42
カンタータ「最初のヴァルプルギスの夜」Op.60
交響曲第2番「讃歌」Op.52

指揮:辻秀幸 ソプラノ:佐竹由美 アルト:阪口直子 テノール:山崎俊弥 バリトン:田代和久
合唱:文京シティコア  オーケストラ:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル
主催:文京シティ・コア 後援:文京区教育委員会 JCOA日本合唱指揮者協会
お問い合わせ:宮田03-3821-4570

メンデルスゾーンの美しい作品をお楽しみください。


お待たせしました!! 6人の辻ファミリーによるコンサート!!

 

Tsuji Brothers & Sisters Presents Happy Birthday Concert Vol.4 「活」
2011年6月17日(金) 19:00開演 津田ホール
入場料:4000円(全席自由)

【プログラム】
ピアノ連弾 「Happy Birthday Fantasy」なかにしあかね作曲

歌曲集 「花のかず」より   岸田衿子作詩   木下牧子作曲

「頑是ない歌〜2人のテノールのための〜」中原中也作詩 中西覚作曲

ピアノ連弾「トルコ行進曲ファンタジー」 なかにしあかね作曲        

「フィガロの婚活」  辻秀幸脚本 モーツァルト原曲 なかにしあかね編曲

【出演】辻秀幸(Ten.) 佐竹由美(Sop.) 辻志朗(P) 辻悦子(P) 辻裕久(Ten.)なかにしあかね(作曲&P) 
【ゲスト】土居裕子(Sop.) 竹島悟史(打楽器)
お問い合わせ:音楽事務所アシスオ 03-3304-9250 Webサイト

今年はミュージカルで大活躍の親友、土居裕子さんに共演をお願いして「フィガロの結婚」ならぬ「フィガロの婚活」をお届けします。
いつもすごい才能で私のコンサートをサポートしてくれている竹島悟史さん(パーカッション)も出演。
沢山の皆さまのご来場を、心からお待ちしています。