Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

国立へ

2008-05-28 | Weblog
日曜日は国立に出かけました。「ピアニストたちの夢の競演」を聴きに、一橋大学兼松講堂へ。
久しぶりにピアノのコンサートを聴きましたが、それぞれ持ち味が違って面白くて新鮮。どうしても専門分野の歌だと気になる部分がマニアックになりがちですが、ピアノだとある意味無責任に(笑)聴けて楽しみました。でもそれぞれのピアニストが何に拘って演奏しているかはとてもよく分かる。ピアノ専門の方が聴いた感想と自分が感じた事と、意見を交換してみたくなりました。
出演は、菊池裕介、野原みどり、神谷郁代、江口玲の皆さん。

会場となった兼松講堂は、1927年に建てられた有形文化財だそうですが、響きが良くて趣もあってとても素敵な会場でした。2階サイドに座りましたが、会場全体が見渡せてその空間の気持ちよいこと。たしか以前、一度出演したことがあるのですが、大学院時代だから記憶は遠い。(笑)ただ、ちょっと足が窮屈だったかな。(足が長いわけではありませんので・・・)

コンサートが終わって外に出ると、雨上がりで緑の匂いがむん・・・と。なんだかとても気持ちよい!なんと贅沢な大学なんでしょう。これだけ校内に緑が豊かな大学って、なかなかないのでは?手入れも大変行き届いています。ゆっくり散歩してみたかったのですが、時間がなく残念でした。


兼松講堂。


兼松講堂と反対側の景色。庭が美しく手入れされています。
ここでデートした心当たりの方が、このブログをお読みの方の中にも何人かいらっしゃるのでは?(笑)

コンサートのお知らせ

2008-05-24 | コンサートのお知らせ
普段、朝はいつも7時頃に起床、出かける時は9時頃・・・というパターンが多いのですが、週に一度、朝7時半頃に家を出ます。これがかなり辛い・・・。6時過ぎに起床、時間はあるはずなのに、あっという間に7時になってしまい、つい「朝の時間をまったり・・・」したい気分を振り払い、慌しく出かけます。
電車に乗ると、またこれが通勤ラッシュ。週に1日でギブアップ気味ですが、世の中のサラリーマン、オフィスレディの皆様には頭が下がる思いです。本当にご苦労様です。。。

さて、コンサートのお知らせです。
先日オケ合わせにいきましたが、プログラムにあるテレマン「トランペット協奏曲ニ長調」がバツグンホールの響きと相まって、素晴らしい!オケの切れのある演奏も聴き応えがありますし、合唱団の皆様も、とても涼やかな美しい声で歌われています。よろしければ、是非お出かけ下さい。

Early Summer Concert
2008年5月24日(土) 15:00開演
会場:東洋英和女学院中高部 新マーガレット・グレイグ記念講堂
(地下鉄:六本木または麻布十番 下車)

プログラム:
J.ブスト マニフィカート
G.P.テレマン トランペット協奏曲 ニ長調
A.ヴィヴァルディ グローリア ニ長調 RV589

出演:指揮 辻秀幸
   ソプラノ 佐竹由美 アルト 阪口直子
   合唱 メサイアを歌う会
   オーケストラ アンサンブル・感タート
   オルガン 平野智美
 全席自由 1500円


トランペットの平井志郎さん。輝かしい音が会場の響きと相まって、美しい!!


会場の後ろに設置されている品格のある立派なオルガン

明日のコンサートのお知らせ

2008-05-17 | コンサートのお知らせ

明日のコンサートのお知らせです。本日オケ合わせでしたが、なかなか重厚で、魅力的な曲です。
合唱団の皆さんも、もとてもよい感じで歌っていらっしゃいます。
よろしければ、どうぞお出かけ下さいませ。

5月18日(日) ミューザ川崎シンフォニーホール 14:00開演

第16回混声合唱団「樹林」定期演奏会
ドヴォルザーク
「スタバート・マーテル」

指揮:辻秀幸
ソプラノ:佐竹由美 アルト:手嶋真佐子
テノール:中鉢 聡 バリトン:黒田 博
管弦楽:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル

混声合唱組曲『水のいのち』高田三郎 作曲
ピアノ:岩崎能子

全席自由:2500円  身障者割引(本人と介添え者1名で2500円)
お問い合わせ:044-855-9033(事務局 高橋)
ホームページURL 
http://jurin.kokage.cc/
後援:川崎市・川崎教育委員会
    
「音楽のまち・かわさき」推進協議会・JCDA日本合唱指揮者協会


ドイツ旅行その3

2008-05-16 | Weblog
寒かった日々、やっと晴れ間が見えてほっとしますね。雨が降っているかいないかで、その日のスタートはかなり違ってくるような気がします。これでまたしばらくすると梅雨になっちゃうんでしょうねぇ。

さて、かなり時間が過ぎてしまい、Untimelyな話題ですが、ドイツ旅行の写真その3です。


今回の「マタイ受難曲」コンサートのポスター。


「マタイ受難曲」公演が行われた、ベルリンフィルハーモニー室内楽ホールです。


ホール内部の天井。美しい、響きの良いホールでした!
が、舞台をぐるっと囲むように客席があるため、焦点をどこにあわせるか、そこがちょっと難しいホールだったかな。


ゲネプロ風景。充実した公演でした!

太りました!

2008-05-11 | アル&ナナ

 と言っても、太ったのは私ではなくて「アル」です。先日「狂犬病の注射に行った」と書きましたが、注射できたのは柴犬のナナだけ。アルは痩せすぎで注射が出来なかったのでした!
我が家に来た時は、とにかくお腹がゆるくて苦労したのですが、あまり原因が分からず(栄養失調?)、病院からの消化吸収の良い処方の餌にして、しばらく様子を見ていました。お腹が落ち着いてからは普通の餌ですが、量を増やして毎日「太りなさいね~」なんて暗示をかけながらおやつをあげたり。我が家でそんなこと言ってもらえるのは「アル」だけです。(笑)
最近太ってきて引っ張る力も強くなってきたなぁ・・・と思っていましたが、今朝じっくり見ると、かなりふっくらしてきていています。そろそろ気をつけてあげないと、今度は太りすぎになっちゃいますね。

 さて、明日12日の練習も順調に進み、他のプログラムも楽しみです。よろしければ是非お出かけ下さい。もう一度、お知らせさせて頂きます。

5月12日(月) 銀座王子ホール 19:00開演

なかにしあかね作品展Ⅳ
うた~女声合唱、2人の歌手とN響メンバーによる~

無伴奏女声合唱組曲「光の丘のうた」
「The Questions」テノールと室内楽のために(1998)
中西覚「再び諸々の星を見んとて」(2008)世界初演
エドガー・アラン・ポーの詩によるモノローグ「Annabel Lee」
エミリー・ディキンソンの詩による歌曲集
「A Singing Bird」ソプラノとハープ、チェロ、打楽器のために

出演:佐竹由美(ソプラノ) 辻裕久(テノール)
白井篤(ヴァイオリン) 飛澤浩人(ヴィオラ) 銅銀久弥(チェロ)
加藤明久(クラリネット) 早川りさこ(ハープ) 竹島悟史(打楽器)
辻 志朗(指揮) 多摩リヴィエール(女声合唱)

全席自由:3500円 
ご予約・お問い合わせ:
オフィス・アルシュ 03-3320-2274
           musique@o-arches.com



有言不実行

2008-05-06 | Weblog
 ゴールデンウィーク、最後の日になってしまいました。『有言不実行』なんて言葉があるかどうかは分かりませんが(笑)、当初の予定の掃除がまったく出来ていません。嗚呼・・・。
というのも山積みになっていた色々な事務的な用事を済ませていたら、丸3日経ってしまい・・・。それでも気がかりだったものがすべて終わり、少しほっとしています。特に、雑誌の原稿は、締切りが過ぎていたのにも関らず、書いた原稿がなんとなく気に入らなくて何度も手を入れたり、他のネタを考えたり・・・で、なかなか送れないでいました。担当者の顔が夢に出てきそうで、かなりのプレッシャー。
原稿って、「出来た!」と思っても後から後悔することが多いので、半日寝かして、読んで・・・ということを繰り返すのですが、それもやっと踏ん切りがついて昨夜送ることが出来ました。
 さて、今日は久しぶりに良い天気みたい。やっと・・・という感じですね。掃除がはかどらなかったのは、天気のせいもあるかな。でも、明日からに備えて、のんびり本を読んだりしたいような、大掃除したいような・・・ああ、なんだか後1日だと思うとどうしてよいやら・・・。本来なら、今日は綺麗になった部屋でゆっくり飲みながら練習する・・・っていうのが理想だったのですがねぇ。

皐月

2008-05-02 | Weblog
 5月になりました。今のところゴールデンウィークとは無縁の毎日を送っていますが、明日からは少し時間が出来そう。計画としては、ちょっと家の中を整理して、これからに備えたいなと思っています。
 決して片付けは得意ではないのですが、どーも周りがすっきりしていないと練習する気にならない。頭の中が整理できない感じで落ち着かない。こういう方は結構いらっしゃると思います。よく楽屋で話題になりますから。が、これがなかなか思うようには行かないのですよねぇ。
とにかく、潔く捨てる、よく考えてから買い物をする・・・がとりあえずの目標。「千里の道も一歩から」で、このところは普段の掃除の合間に、ちょこまかと片付けては捨てるという作業を繰り返しています。でもすぐに物が溢れて(特に紙類)・・・ほんと、「千里の道」です・・・。

 私は所属しているN会の研究生の講師もしていますが、今年はマスタークラスを担当。前期の課題としてモンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」を取り上げていますが、この水曜日に音楽学のT先生をお迎えし、作品についての講義をしていただきました。あぁ!!やっぱりモンテヴェルディは面白いお話を聞いていると、どんどん色々な興味が芋づる式に出てきて、いろいろやりたくなっちゃいます。でも限られた人生、すべては出来ないんだろうなぁ。「今一番必用なもの」を選択する潔さが、その人の魅力を深めていくのかもしれないなぁ・・・なんて感じながら、でも色々諦めてはいません!(笑)これからも興味のあることには挑戦するのみ!
 木曜日の夜は、授業の後、国立の生徒達と「新入生歓迎会」。あまりおしゃべりは得意じゃないし、楽しい話題を提供できるような機転の持ち主じゃないし、賑やかなところはちょっと苦手・・・なんですけれど、学生さん達のあまりにも面白い話題と元気に、とても楽しい夜を過ごしました。