3月が終わります

長い長い3月でした。大変な１ヶ月でした。一生忘れない月になりました。
昨日芸大に行きましたが、暖房はすべてストップしていて、暖かくなってきたとはいえ、しばらく居ると身体が芯から冷え切って帰宅するまで震えてしまいました。でも被災地の方々の寒さはこんなものではないでしょう！心が痛みます。
テレビでニュースを拝見していると、各地でチャリティー開催や被災地への訪問など、それぞれが自分にできることを模索しながら応援しています。自衛隊の活動についても伝えられていましたが、本当に頭が下がる思いです。節電に関しても、インタビューに答えている人たち皆さんが、自覚を持って対処されています。素晴らしいなと誇りに思います。私も是非、少しでも何かの力になれればと考えています。

　　


ブログ友達のripple先生の写真に刺激され、ふらっと近くの桃の花を見に行って来ました。可愛らしい花にほっこりした気持ちになりました。

暖かい日

　　
暖かい日差しでした。南武線の登戸と宿河原の間にある二ヶ領用水沿いをアルと朝の散歩。
桜の蕾はふっくらとしてきましたが、まだ咲く気配はありません。それでも水辺の花は少しずつ咲き始めて綺麗な色を披露してくれています。
アルは相変わらずカモを必死で探しております。花より団子…

青空

日曜日の朝、久しぶりに教会へ行きました。
まだまだ寒いですが、空は真っ青。日差しは少しだけ春の気配。ただ、桜の蕾はまだまだ開きそうにない感じでした。今年は桜の開花は例年よりかなり遅いかもしれませんね。自然も何かを感じているのでしょうか。

CNNニュース

Web上にＣＮＮニュースの日本語版サイトを見つけました。CNN.co.jp
ＣＮＮの放送原稿を英語で見る事も出来ます。（ただし、放送終了後数時間だけ）ＰＣ上では分からない単語はすぐに表示されるので、便利です。
ニュースによると、女優のエリザベス・テーラーさんが亡くなったとか…79歳だったそうです。絶世の美女で映画では「クレオパトラ」などが印象的ですが、少女のころも無茶苦茶綺麗な女の子でしたよね。「オズの魔法使い」でしたっけ？

また、東電の電力使用量グラフを見つけました。1日の電気使用量、ピーク時の電力量などが一目瞭然で分かります。節電の励みになりますね。
電力の使用状況グラフ

なごみの歳時記

二期会女性歌手たちによる日本歌曲のＣＤが発売されました。「蘇州夜曲」（西条八十）・「夜明けのうた」（いずみたく）・「夜店の唄」（中田喜直）・「翼」（武満徹）など、その収録曲はバラエティに富んでいて面白いです。色々な種類のソプラノが聞けるのも楽しい。
よろしければ是非、聞いて見て下さい。私の歌は「からたちの花」（山田耕筰）・「うぐいす」（木下牧子）が収録されています。

二期会メンバーのプリマ・ドンナたちによる美しき日本語の歌
「なごみの歳時記」

【収録曲】宵待草・蘇州夜曲・夜明けのうた・白い花の咲く頃・赤とんぼ・海・夜店の唄・
　　　　　早春譜・からたちの花・叱られて・しぐれに寄する抒情・見上げてごらん夜の星を・
　　　　　砂山・ばらの花に心をこめて・翼・ねむの木の子守唄・十五夜お月さん・うぐいす・
　　　　　津軽のふるさと・雪の降る町を

【演奏歌手】足立さつき・小川明子・釜洞祐子・腰越満美・佐竹由美・佐藤しのぶ・
　　　　　　鮫島有美子・塩田美奈子・谷口睦美・前中榮子・増山美智子・松本美和子・安田祥子

発売元コロムビア株式会社　COCQ-84829 2500円　　アマゾン


【お知らせ】
4月24日に開催予定のバッハ「ロ短調ミサ曲」ですが、ミューザ川崎シンフォニーホールの震災被害の為、会場が変更になり、テアトロ・ジーリオ・ショウワ（小田急新百合ヶ丘駅から徒歩４分）で開催致します。日時は同じです。どうぞよろしくお願いいたします。

木下牧子さんの歌曲作品

昨日20日は、作曲家・木下牧子さんにお誘いいただいて、ソプラノ野崎由美さんのリサイタルに出かけました。
幸いなことに計画停電も実施されなくて電車の心配は無かったのですが、駅という駅の電気が半分ぐらいしか点いておらず、いつも何気なく乗っていたエスカレーターもすべてストップ。しばらく家に籠っていたので階段ってこんなにキツかったっけ？って感じでした。電車の本数は減っていて、なんと登戸から急行に乗るのに20分近く待ってしまいました。新宿に着いても駅ビルは暗～い感じ…びっくりしました。でも仕方がないですね。これも慣れれば平気です。
余裕を持って出かけたつもりなのに、会場に着いて見たら開演5分前。ううむ、油断していた！ついいつものつもりで…でも間に合って良かった！

野崎さんのリサイタルはオール木下牧子作品で構成されていて、意欲的なプログラムです。彼女のコケットな魅力がとても生かされている歌唱や、また木下さんの抒情的な美しい作品を聴く事が出来て、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。
大地震の後 色々混乱もあり、ことごとく演奏会がキャンセルされていますが、そんな中での開催は勇気ある決断だったと思います。準備が大変だったとも思います。しかしそんな中で音楽に触れる事が出来た聴衆は、きっと、ほっとしたに違いありません。私自身も歌いたい気持ちにさせて頂きました。

コンサートホール・川崎ミューザは、この間の大地震で客席の天井が全て落ちてしまうという大変な事態になっています。当日はオルガンの松居直美さんがリハーサルをされていたそうです。舞台は大丈夫だったようですが、きっとびっくりされたでしょうね。
もしお客様がいらっしゃったら、それこそ大惨事になっていたことでしょう。まだまだ新しいホールですし、耐震設計だと聞いています。本当に何がどうなるか分かりませんね。
私自身も川崎ミューザでのコンサートが4月と5月にありましたが、きっと公演は不可能でしょう。5月のコンサートは会場を変更して8月に延期になりそうです。さて4月のコンサートはどうなるのか…どうぞ関わって下さっている沢山の皆さんの準備が報われますように。

(写真は昨日の朝にアルの散歩で見つけた二ヶ領用水に早くも咲いていた桜）

よくぞ…

今日の朝、掃除をしていてふと気がついたのですが…（とてもくだらない事で恐縮です！）
飲み物のおまけについていたスヌーピーの小さなベル。
あまりにも可愛くて集めていたものを捨てるに捨てられなくて、天井に近い棚の上に飾っていました。
それがあの大きな地震にも負けず、しっかりそのまま立っていました！不安な中での小さな幸せ。

さて、福島原発はまずは3号機の水の注入が計画通りに進み、まずは一安心。（追記：と思ったら、また不安定要素が…！何とか落ち着いて欲しい！）５・６号機も電源が復活して冷却が出来る様になったとか。
水の注入に携わったハイパーレスキュー隊の方々の記者会見を見ましたが、涙なしでは見られませんでした。会見記事
家族を残して使命を全うしようとする隊員、送り出す家族、その恐怖と不安はどんなに強かったか…辛かったと思います。「放射能の恐ろしさを誰よりも知っている隊員達だけに、防護服を身に着けるのに通常の3倍ぐらい時間がかかっていた。皆、緊張していたのでしょう。」そう語っていました。家族のことを話すときには、全員が涙ぐんでいました。「ミッションを達成できた」と言う言葉には誇らしさを感じました。感謝でいっぱいです。まだまだ予断を許さない状況だと思いますが、引き続き彼らの働きと安全を祈るしかありません。
今夕から雨模様。過敏になりずぎることはないかもしれませんが、皆さま、極力雨にあたらないようにお気を付け下さいね。

参考にしているサイト
首相官邸twitter
風向き予報
毎日ｊｐ　
被爆に関する注意

このところの日課

毎日緊迫した状態が続いています。朝起きてまずする事は、インターネットで風向きを調べ、小田急線ＨＰで運行状況をチェックし、東京電力ＨＰで、計画停電の予定を確かめ…
卒業式、懇親会、講習会など、出かける予定は次々にキャンセルになっています。福島原発の放射能漏れも大変気になるので、自宅でのレッスンも生徒さんに意思を聞いて出来るだけキャンセルしています。
家に居る時は極力電気を消し、暖房もまめにつけたり消したり。ガソリンはほとんど使わない生活です。
精神的に落ち着かない毎日なので、少し風邪を引いてしまいましたが、それでもそんなに不自由に感じないのは、今までいかに無駄なエネルギーを使っていたのか…でしょうか。
時間はたっぷりあるので、練習しようと思うのですが、どうも気分的にダメで、やたら台所に立って食事の用意をしたり、冷蔵庫の片付けをしたり、アルの世話をしたり…の毎日です。
寒さが厳しくなっています。夜寝るときは暖房をつけないで、湯たんぽを使っています。手足を暖めるだけでも随分違うと感じています。今はとにかく、自分に出来る事でしか、被災した方々を応援するしかありません。

長い日

大変な地震が起こってしまいました。時間が経つにつれ、その無情なまでの自然の猛威と犠牲者の数に、ただただ胸が痛みます。
どうぞ、ひとりでも多くの方が1分でも早く無事に救出されますように…。避難生活を送られている方々の健康が守られますように…。

地震が起きた時は、もう少しで出かける…という時の自宅でした。どうだったか…というのはほとんど覚えておらず、とにかく恐かった！しばらく茫然としていて繰り返し揺れが来た時は、あまりの恐ろしさに外に飛び出していました。道路には同じように沢山の人が不安そうに空を見上げ…車も急停車していました。もし出かけていたら…きっと電車の中で大変だったかも知れません。

今も、時々携帯がけたたましい音で地震緊急速報を告げる度に、不安に駆られます。原子力発電所も大変心配です。どうぞこれ以上、被災地を痛めつけないで…という気持ちです。
ナナが亡くなってから、一日がとても長いように感じます。毎日色々な事が起きます。もしニューヨークに行っていたら…と思うとぞっとします。ナナは何かを予感していて、私達を手助けしてくれたのかもしれないね…と家族と話しています。
今こそ、すべての人と力を合わせて、乗り切っていかなければ。国中が試されているのだと思います。

再開

ナナが亡くなって一週間が経ちました。確定申告のこともあり暫くレッスンを入れていなかったのですが、今日から自宅での生徒のレッスンを再開しました。
一週間の間、ブログを見てメールを下さったり、お花をお送り下さったり、お弁当持って同級生が訪ねて来て下さったり…ナナも沢山のお花に囲まれて幸せだなぁと思いますし、私自身のことも色々と気にかけて下さって感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。

ナナの晩年は、ほとんど寝てばかりだったので忘れていましたが、活発なころは生徒さんが家にいらっしゃる度にクンクン臭ってお出迎えしていたのを思い出しました。特に大好きな生徒さんが来ると、歓喜のおたけびをしていたなぁ。全身で喜びを表現していました。
歌っている生徒さんや、ピアノを弾いている私の脚にスリスリしてきたり、足元に寝転んだり…今日いらっしゃった生徒さん達からそんな思い出話を。私は毎日一緒だったので、気がつかなかったことや忘れてしまっていたことなど、沢山あったなぁと感じています。
まだまだ至る所にナナが生きていた時の形跡を見つけては、どわ～っと押し寄せる感情をコントロールできませんが、「ペットは飼い主に喜びを与える為にいてくれるのだから、悲しんではダメ」という言葉を頂いて、胸に刻んでいます。

明日から外での仕事も少しずつ始まります。3月の受験シーズンを終え、嬉しい知らせも沢山入り、新学期に向けて準備も始めなければ…です。
何よりも音楽によって慰められ、生かされていることを改めて感じています。さて！練習しなければいけないことは山のよう！頑張ります。確定申告も後少し…

ナナの思い出

ナナが昨日、天に召されました。17年という一緒に過ごした充実の時間を思い起こしています。
ついこの間の日曜日ぐらいから後ろ脚が上手く立たなくなって、それが腹立たしいのか、悲しい声をあげていたのですが、それでも自分の脚で踏ん張ってトイレが成功する時もありました。ただ、これからの介護をどうしてあげれば良いのかな…と思っている矢先の水曜日の夕方、容体が急変し、そのまま入院、帰らぬ犬に。最後を見取ってやれなかったことを後悔していますが（それもたまたま地下での仕事で、携帯の電波が入らなかった。ただ、入っても間に合わなかったと思いますが）ナナは許してくれるかな…。

6歳で緑内障を発症、段々両目とも見えなくなりました。昨年は乳頭腫瘍の手術＆復活！という逞しい犬でした。今度も復活してくれると思っていたのですが…もう少し待っていてくれたら、病院に行く予定だったのに…。間に合わなくてごめんね、ナナ。
もう少しだけ、介護の苦労をかけてくれても良かったのに…ナナなりの私への気遣いだったのでしょうか…朝、呼ぶ声が聞こえなくて寂しいです。
ナナに関わって下さった沢山の皆さんに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

お雛様

3月に入りました。やっと今朝、お雛様を出しました。
本当は「早く出して3日が終わったらすぐに仕舞わないとだめですよ」…と母からは言われ続けているのですが、いつも気がついたらこんな時期になっていて…でも夫は娘の結婚については「晩婚でいいじゃないか。」と、ニヤニヤしております。

手前のお雛様は娘が保育園の時に粘土で作った力作。顔が消えてのっぺらぼうになっています。（笑）　
市松人形も。

本当は3月初旬から2週間、このところ毎年リサイタルの準備に行っている様に、ニューヨークに行く計画を立てていたのですが、柴犬ナナが介護が大変になって来たこともあり、延期しました。この２～3日で急に立てなくなってきて、自分で思い通りに動けない苛立たしさからか、悲しい鳴き声をあげます。見ていてとても辛い気持ちになり、どうしてやれば良いのか途方に暮れるのですが、時間が出来た分、傍にいてやろうと思っています。確定申告と言う難題がたっぷり残っておりますが…

ところで今年の9月8日～13or14日に、ニューヨークにモーツアルト「レクイエム」を歌いに行くツアーがあります。ニューヨーク同時多発テロ10周年追悼演奏会なのですが、ソプラノのソリストとして参加させて頂くことになりました。合唱団を募集していますので、もしよろしければご一緒に歌いませんか？

９．１１米国同時多発テロ　日米合同追悼コンサート

開催日：2011年　9月11日（日）　19：30開演　ニューヨークリバーサイド大聖堂
プログラム：第1部　リバーサイド大聖堂神父による追悼ミサ
　　　　　　第2部　追悼コンサート
　　　　　　　　１．コロンビア大学合唱団
　　　　　　　　２．モーツァルト「レクイエム」
　　　　　　　　指揮：田久保裕一　合唱指揮：辻秀幸
　　　　　　　　ソプラノ：佐竹由美　アルト：加賀ひとみ　テノール＆バリトン　未定（アメリカから参加）
　　　　　　　　詳しいお問い合わせは　（株）エムセックインターナショナル「音楽文化交流事務局」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　03-3406-1122　　e-mail: info@mcec-inter.com