Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

お知らせ

2006-09-28 | Weblog

 月曜日から昨日まで、大阪に行ってまいりました。バッハコンチェルティーノ大阪の公演のためですが、短期間での練習のため、かなりハードなスケジュールだったので、あまり遊べませんでした。(笑)
まあ毎回そうなのですが、もう大阪には何度も練習も兼ねて伺っているので、密度の高い時間を過ごすこともあって、訪れただけでとても懐かしく落ち着いた気持ちになります。ホールスタッフの皆さんも本当に献身的にしてくださって感謝です。あ!これ、ゴマすりじゃありません!うふふ(→Hさん!)でもこういうスタッフの気持ちが、やはり演奏家にはなによりの原動力になるのです。色々なところで公演をしていると、つくづく感じます。大きな組織力も必要だけれど、その上に必用なものは、最後は人の心や気持ちなのだと感じます。お互いに配慮しあう気持ちと、それを汲み取る心を持っていなければ成り立たない世界だとつくづく感じます。その意味で、いつもまっさらで柔軟な心と、今の自分の状況を感謝する気持ちだけは忘れないようにしようと思っています。まあ、頑張れば頑張るほど、色々な感情も伴って、なかなか理不尽なことも感じたりで辛いこともあるんだけどね。そんな時、「自分の器」ということを感じさせられます。
実はこのブログ、あまり公には宣伝していません。でも、内緒にしている訳でもなく、一般に公開はしていますが、ひとつは自分の記録のため、もうひとつはなにも大きな宣伝をしなくて、どのくらいの方がいらっしゃるかなぁ~という興味としてのものだったりもします。そしたら、上記のHさんがこのブログを見つけてくださったみたいです。練習の時にいきなり「ブログ見ました。」と言われ、ちょっと顔が赤くなってしまいました。アメリカの写真が素敵なところばかりだと褒めて下さいました。
 昨日の公演は、これまでになかった「ランチタイムコンサート」でしたので、11時半開演、1時半にはすでに終演しているという私にはあまりないタイムスケジュール。終わってから昼食をご馳走になりましたが、なんだかもう終わっちゃったなんて変な感じ・・・。公演にあわせて早起きしましたが、昼食後にやっと体が起きてきた感じで、ホール支配人と「さて、これからもう一回やりましょうか?」なんて冗談を言ったぐらいです。さすがにプログラムもきつかったので、帰りの新幹線では乗ってすぐに1時間ほど爆睡してしまいました。

さて、今日からは本格的にドボルザークの練習です。前にお知らせしましたが、もしよろしければ是非お越し下さい。もうひとつお知らせ、10月15日の公演分です。

レクチャーコンサート
《ドヴォルザークの魅力》
10月7日(土)15:00

晴海トリトンスクエア オフィスタワーX5F会議室
料金:無料(
当日直接会場にお越し下さい


誰しもが親しみを抱くドヴォルザークの名曲の数々。その魅力の源はどこにあるのでしょうか?
弦楽四重奏曲のみならず、「スラヴ舞曲」「新世界より」、歌曲、さらには彼がアメリカで見聞きしてきたであろう音楽まで足を延ばしてみましょう。

出演:古典四重奏団/
佐竹由美(ソプラノ)/田崎瑞博(お話)
お問い合わせ:TANチケットデスク 03-3532-5702
私は フォスター: Beautiful Dreamer/ Jeanie with the light brown hair
    黒人霊歌:
Swing Low,Sweet Chariot)
    ドヴォルザーク:
ジプシーの歌 作品55より4曲(1,3,4,7番) を歌います。

混声合唱団「樹林」第15回記念定期演奏会
 ハイドン「レクイエム」・モーツァルト「レクイエム」
 10月15日(日)13:30開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
 
出演:佐竹由美・栗林朋子・辻裕久・三原剛
 指揮:仲子誠一 辻秀幸
 合唱:混声合唱団「樹林」 お問い合わせ:044-855-9033(事務局)
  入場料:2500円
是非、沢山の皆様のご来場をお待ちしています。 



ちょっと一休み

2006-09-23 | Weblog

 今日は本当に秋晴れの良い天気ですね。一日お休みなのですが、でも朝からずっーと練習しています。お尻に火が点いているからなのですが。(笑) さすがに疲れて一休み。
来週の大阪いずみホール・
バッハコンチェルティーノ大阪の公演で、バッハの「結婚クォドリベット」を歌いますが、これが大変・・・。ただでさえ日本語の早口が苦手なのに、ドイツ語で無茶苦茶早口。おまけに揶揄表現なので、頭がこんがらがってしまいます。今回は、通奏低音とオブリガート楽器(バロックオーボエ)と声楽4人とのアンサンブルが中心のプログラムです。嬉しいことに早々に完売になったとか。期待に応えるべく、頑張らばければ。でも早口・・・うう。
 他、10月は色々な公演があって、今からかなりの覚悟で練習しなければと思っています。やりがいのある作品ばかりです。特にダン・ドゥン作曲の打楽器とのアンサンブル曲のオファーが来ていて、どんな曲か楽しみです。また詳細はお知らせいたしますね。
 今日は折角の1日休みなので、午前中からのスケジュールを「あれやって、これやって・・・」なんて細かく計画していたのですが、(たとえばお掃除とか、買い物にお出かけ・・・とか。)でも時間って、あっという間に過ぎ去っていきますねぇ。もうお昼だ~。
コピーロボット欲しいですよね


丹波の立派な栗を頂きました!これから茹でて食べてみようっと。楽しみです。


エミリー・ディキンソン・ミュージアム

2006-09-21 | Weblog
 エミリー・ディキンソンの住んでいた家は、今はミュージアムになっています。ディキンソンツアーとして家の中を見ることができますが、彼女の使っていたテーブルやベッド、パンを焼くのが上手でそれを入れていたバスケットなどが飾られています。晩年彼女はほとんど家から出ることはなく、二階の自分の部屋から焼いたジンジャーブレッドをバスケットに入れて紐で上から吊るし、隣に住むお兄さんの子供たちにおやつとしてあげていたようです。ある時期から白いドレスしか着なくなったようですが、それを復元したものも飾られていました。小柄(といっても160センチぐらい)で細い体型だったみたい・・・。
 エミリーの家の中はかなり綺麗に改装されていましたが、その隣に立つ兄夫婦の家「エバーグリーン」はほとんど当時のまま。薄暗く、美術品などに造詣の深かった兄夫婦の住んでいたそのままに残されています。その当時の息遣いが聞こえてきそう・・・
 前にも述べましたが、私たちの泊まったホテルは、その当時の建築物である上に、本当にこれらの建物の目の前に立っているので、夜寝る時は少し霊気を感じたほどでした。写真は、ミュージアムになっているエミリーの家。中は撮る事が出来なくて残念でしたが・・・。庭には可愛らしいハーブの花など、自然を愛した彼女は沢山の詩を残しています。やはりコープランドの「ディキンソンの12の詩」から詩をひとつ。

三月さんお入りなさい-
とても嬉しいわ-
お待ちしていました-
帽子を脱いで-
ずーっと歩いてきたのね-
そんなに息をきらしてー

三月さん、こんにちは、他の皆さんはいかが-
自然の皆さんはお元気かしら-
ああ、三月さん、一緒に二階へ-
沢山お話したがあります-

あなたのお便り着きました、そして鳥たちも-
楓はあなたがいらっしゃるとは知りませんでした-私が声をかけるまでは
断言しますが-楓の顔は真っ赤になったのです-

だけど三月さん、ごめんなさい-
あなたが私に美しく残してくれたこの丘には-
気高い紫色はなかったのです-
あなたが持っていってしまったから-

戸を叩くのは誰? あの四月さんね
鍵をかけて-
つきまとわれるのは嫌です-
1年もご無沙汰して
私が忙しいときに来る-
だけどもう細かいことはどうでもいいわ
あなたが来てくれたときから

非難は賞賛と同じ位心がこもっていて
賞賛は非難と同じ位空々しいのです-


ディキンソンとの出会い

2006-09-17 | Weblog

 ディキンソンの詩との出会いは、コープランドの歌曲からでした。
それではコープランドの歌曲との出会いとは・・・というと、これは少し話が長くなりますが、大学院の時にH・リリング氏というバッハの作品で特に活躍されている指揮者によって行われた「バッハ・アカデミー」という講習会に参加したことから始まります。
この講習会は3年連続で日本で開かれましたが、その時に来日した講師人は当時バッハのソリストとしてヨーロッパでリリング氏と共に大活躍されている歌手達でした。そこで私はソプラノのアーリーン・オジェーさんに3年連続でレッスンを受けたのですが、これがまた素晴らしいレッスンで、私の今のテクニックの土台は、彼女からのメソードによるものがほとんどといっても過言ではありません。人柄も素晴らしく、気さくな方でしたがその歌はコントロールされた美しい声と品格に満ち溢れたもので、同時に行われたバッハカンタータのコンサートの度にうっとり。「マタイ受難曲」の公演で私は合唱の一員として講習会後に日本の主要都市を回ったりもしました。

 その後ヨーロッパに留学していた時にもシュツットガルトの彼女の講習会に出かけました。そのレッスンの会場で、初めてアメリカの作曲家S・バーバーの作品に触れ、これまたびっくり!!「なんて面白くて素敵な歌曲なの?」なんて思ってしまって、それからアメリカの作品に興味を持ち、少しずつレパートリーに。その後、彼女のCD「愛の歌」の中に入っていたコープランドの歌曲を聴き、感動。その詩と音楽がみごとにマッチした・・・ピアノの一音一音が水滴のように心に沁みてくるような・・・本当に美しい歌なのです!!一度是非皆さんにも聴いていただきたい曲です。ディキンソンの詩を記します。

He
art we will forget him                     心よ、あの人のことは忘れましょう。
You and I , tonight.                            あなたと私、今夜。
You may forget the warmth he gave.  あなたはあの人のくれた温もりを、 
I will forget the light                           私は光を忘れましょう。

When you have done, pray tell me,        あなたが忘れたら、教えてちょうだい 
That I my thoughts may dim            私の想いもそうできるように 
Hasite lest while you're lagging,            急いで!あなたがぐずぐずしていると 
I may remember him.                       あの人を思い出してしまうのです   
                  
                      エミリー・ディキンソン(J 47番)

アマーストでは、思いがけない出会いがありました!そのことはまた是非次回!

 


アマースト旅行

2006-09-15 | Weblog

 アマーストへの旅行は、詩人エミリー・ディキンソンの資料とその生涯に触れるためでした。
ディキンソンについては、日本でもかなりの書物が出ていて、その人気はインターネット上にも沢山のサイトがあることでも分かります。岩手県金ヶ崎町立図書館にはディキンソンの資料センターがあります。このアマースト、あの北海道のクラーク博士の出身地でもあります。
 朝の11時にニューヨークを出発、一路北へと進み、途中でウェンディーズで昼食。ハイウェイでの休憩って日本と違って一度高速を降りて、その周辺に色々な店があるという感じです。隣の店から隣の店までは距離もあるし、車で移動しないといけないぐらい広い。色んなところが日本と違うのも面白くて、これも旅の醍醐味ですね。
 4時前にホテルに到着。なんと訪れようと思っていたエミリーディキンソンのミュージアムの目の前!とても可愛らしい昔ながらのアメリカンハウスのようなホテルです。(内部写真)
気候も夕方になると涼しい。チェックインをして周辺を散策、近くの本屋さんにも寄って、ホテルで進められたレストランで夕食を取りました。


途中ですが・・・

2006-09-12 | Weblog

 この夏の旅行報告の途中ですが、9.11を迎えました。テレビで特番を放送していましたが、本当に大変な事件でした。あの飛行機がビルに突っ込むシーンは、日本の夜の10時ごろでしたので、沢山の方が目にしたのではないかと思います。私もそうでした。これが現実に起こっていることなのか・・・目を疑うような光景でした。前回ニューヨークを訪れた時は、ちょうど1年経った頃でしたが、グランドゼロも訪れました。まだフェンスも張られ、沢山の花束と写真と。ほんのちょっとした偶然で生死を分けてしまった事など、それぞれのドラマを知れば知る程、言いようのない気持ちになります。
 その後のアメリカの起こしたイラク戦争で、あの事故で亡くなった方以上のアメリカ人兵士の死と、40000人もの現地一般人の死があります。この事実は本当に恐ろしい。確かにあの同時多発テロは赦してはいけないことですが、未だに続く「公然と行われる殺人」を、どちらかが、また私たちひとりひとりが止める勇気を持たないと大変なことになってしまいそうです。
 今回の旅の出発前日、イギリスでのテロ未遂のニュースもあって、なんともいえない不安を覚えました。今までそんな気持ちになったことがなかったので、「これはなにかあるのかな・・・」と思ったほど。無事に帰ってきたので良かったのですが、もしなにかあったら、私の家族は「報復」という気持ちになってしまうでしょうか・・・。私自身はそれを望みませんが、もし逆の立場になったら、やはり絶対許すことは出来ないかも・・・。人間はやっかいな生き物ですね。でも、考え続けることが出来るのも、私たちの素晴らしい才能ですもんね。充分に活かされるように、より良いことにこの才能を使わなくては!

 


ニューヨークで

2006-09-10 | Weblog

 ニューヨークの第1日目は日曜日。ゆっくりと散策し、途中で以前に訪れて美味しかったなぁ・・・と思った、大富豪トランプ氏のビルの地下で遅いお昼を食べました。そこは食べたいものをチョイスするカフェタイプのところですが、時間がちょうどお昼と夜とのメニューの入れ替わり直前だったこともあり、パスタなどは茹ですぎ状態で×。クラムチャウダーは美味しかったのですが、やはり少し規模も小さくなったみたいで、味も変わったのかな?その日は結局それ以後は疲れて食事は取れませんでした。
 二日目は月曜日。さて、朝起きて勇んで図書館(New York Public Library) に出かけたものの、休み!!なんと日・月と休みだそうで、フェイントだ~。普通、日曜が休みだと月曜はやっているような気がしますよね・・・。でも、大体の市の美術館もこれに倣えで日・月とお休みだそうで、あらら。この図書館だけは時間をちゃんと調べないで来てしまったので失敗。インターネットで調べようと思っていたのですが、ニューヨークのアパートで繋がらないと言う事態にもなってしまって。
 仕方がないので、そのまま隣のメトロポリタンオペラへ。(リンカーンセンターの中に両方ともあります。シティバレエやニューヨークフィルのテアターもここにあります。)もちろん、オペラは今はoffシーズンなのですが、9月からのシーズンに備えてチケットセンターや売店は開いています。売店では便箋やカレンダーなどのグッズもですが、それぞれの歌手のCDやオペラのDVDなども置いてあり、その数も豊富。これまでのメトロポリタンの公演のものもあります。少し珍しいパイジェッロやモーツァルト初期のオペラのDVDを購入しました。
 その後は、通りを隔てた隣の大きな本屋さん(Barnes&Noble)に。その中にスターバックスが入っていて、お客様はゆっくりのんびりお茶を飲みながら本を読んでいるのですが、買った本かな?と思ったら、なんと売っている本を勝手に取ってきてそこで読んで良い様子。と言うのも、隣に座っていた人が本を忘れていったみたいだったので、もう読み終えていらない本なのかな?と思ったら、店員さんが集めに来ていました。「え??その本、もう一回売るの?」なんて本当にびっくりしました。日本では考えられないですよね。
でも良く見ると、各階にも椅子やテーブルが置いてあって、座り読み自由。床に何時間も座っている(と思われる)若者の姿も。空間もゆったりしていて、くつろげます。アメリカの本屋さんの経営スタイルのようです。
 お昼ご飯はこの後お世話になるニューヨーク在住のHさんと。明日からのアマーストへの旅行の打ち合わせをしました。アメリカは車社会のため、バスや電車を乗り継いで行くのには不便なので、レンタカーを借りて行くことにしていました。ニューヨークから北へ片道3~4時間ぐらいの距離です。さて、いよいよ詩人エミリー・ディキンソンの生まれて育った町、アマーストです。
 


ワシントン

2006-09-09 | Weblog

連邦議会議事堂です。この後ろに私が通った議会図書館(Library of Congress)があります。とても良い天気が続きました。暑そうでしょ?芝生も綺麗です。とにかくどこに行っても建物がでかい!それに広いです。このままこの建物を日本に持ってきたらどんなかんじなのだろう?なんて考えてしまいました。!


困ったこと

2006-09-06 | Weblog
アメリカで閉口したのは、建物内の強すぎる冷房と食事の量の多さ。
出発前に冷房が強いので長袖を・・・と友人に聞いていたのですが、これほどだとは思いませんでした。
薄い長袖なんてほとんど役に立たず、3時間もいると頭が痛くなって少し吐き気もする程。
うーん・・・体感温度が違うのでしょうか。日本でも男性と女性は違いますが。
食事は、美味しいのですが、サラダにしてもメインにしても、お皿が大きい。
きっと、日本のセットなどで付いているサラダなんて、アメリカ人にとっては、びっくりされる量なのでは・・・。
お腹は空いてレストランに行くのですが、同じ味を食べ続けるのがかなり辛かったです。
日本の食文化って、本当に美しいと思ったのでした。

ニューヨークのホテル

2006-09-02 | Weblog

 ニューヨークのホテルを出発前に色々と探してみましたが、一様に高い!これまでは短期間で飛行機とのパックで申し込んだのでリーズナブルな料金でしたしそんな風には感じなかったのですが、まさに観光シーズンということもあって、1泊2万前後から4万近くします。友人から紹介してもらって借りた短期契約のアパートも比較的安いとは言うものの、やはり150ドルくらいでした。それでも二部屋あって台所が付いているので、量がすごくて大味のアメリカの外食がつらい私には助かります。すぐ近くにお惣菜屋さんのようなところもあって、大体が揃っていて便利なお店も。24時間開いているので、11時半に着いて早速水を買いに行きました。ロケーションもメイン通りの5番街にすぐです。

 暑くて、でも冷房は効かない割りにうるさくて寝苦しい夜でしたが、色々とあった空港での事件も、終わってみれば「修行だったのだ・・・」で納得。(してないけど、外国なんてそんなものなのよね)日本は本当にサービスの点で良い国だということを再認識しました。
到着した次の日は日曜日。午前中はさすがに昨日の騒ぎでぐったり。午後は、図書館もお休みなので、町をぶらぶらすることにしました。5番街を32str.から59str.まで、往復ウィンドーショッピングを兼ねて。こんなに日曜日でもお店が開いていたかしら・・・と思うほどの賑わい。
昨夜タクシーで12時近くに到着したときもこの賑わいを感じましたが、タクシーの運転手さんに聞くと、24時間開いているスーパーや飲食店が沢山あるそう。まさに眠らない町「ニューヨーク」です。


ワシントン最後の日

2006-09-01 | Weblog

ワシントンでの収穫は沢山ありました。手稿譜の写しを頂いて、その他コープランドの初期の作品で出版されていない楽譜についても手に入れることが出来ました。(ただし、研究のための資料としてで、パフォーマンスはしてはいけないことになっています。)また、「エミリー・ディキンソンの12の詩」を作る時のスケッチも見ることが出来ましたし、何度かの実際の演奏にあたって、歌手に合わせてコープランド自身の手によって移調された楽譜も拝見しました。
図書館の皆さんは本当に親切だし、わざわざ日本から来たと言うことにとても敬意を払ってくださって、なんでも優先的に気を遣ってくださいます。英語も発音が綺麗で比較的分かりやすい。
大満足でワシントンの最終日を迎え、その日は朝早く起きて、泊まっていたホテルの近くのワシントン動物園へ。あの「パンダ」で有名な動物園です。
アメリカで予想外だったのは、円がなかなか換金できないことでした。昔は銀行に行けば大体のところは大丈夫だったと思ったのですが、最近はある特定のところしかチェンジしてくれないみたい。カード社会だからでしょうか。空港までのタクシー代を除いて動物園の入場料はいくらかな・・・と心配しながら出かけたら、なんと、
Free! これにはびっくりしました。それにしても暑い!ジリジリと日焼けしているのが感じられるほどです。

かなり厳しいチェックがあるであろうと予想し、ニューヨークへの移動に備えて早めに空港へ。2時間前には全て整えて、後は待つだけ。ワシントンでの良い印象を抱えていざ機内へ・・・と、ここで大問題!!
なんと、チェックインしていたはずなのに、私のチケットがwaitingになっている!!そんなことがあるだろうか・・・!!!eチケットだったので(アメリカ国内はほとんどeチケットが主流)機会でチェックインしたのですが、どうやら機械ミスか!?
結局、予定の便には乗れなくて、その後4時間近く待って最終の便でニューヨークへ。お陰で最後までハラハラしたし、ニューヨークでアパートを借りることになっていたので、到着が深夜になったため、ペナルティは払うしで散々・・・。
それにしてもいったいどうなってこうなるのか・・・!!!(怒) 3パターンぐらいのつたない英語表現で文句を言ったけれどダメ。絶ーーー対、謝らない!!2時間も前に行って、それもチェックインしに行っているのになんでこうなるの??知らないところで、向こうは早口でまくし立てるし、泣きそう・・・。幸いだったのは、同じめにあった人が後2人。その人たちが色々と説明してくれました。なぜか1年有効のアメリカ国内ユナイテッド路線どこでも乗れるチケットをくれたので、後で考えるとやっぱり落ち度は向こうにあるのだと思うのですが、よりによってなんで私なの?いやはや・・・その日は到着した部屋の冷房の音がうるさいのも手伝って、あまりに興奮したために寝れませんでした。あの優しかった日々は終わり、一気にアメリカです~。