Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
どうぞごゆっくりおくつろぎください!

テンヤワンヤな毎日

2011-04-22 | コンサートのお知らせ
ご無沙汰してしまいました。
色々なことが一気に始まり、お尻に火がつかないと前に進めない性分の私は少々パニックになっております。
大学授業の準備、コンサートの練習、それに伴う原稿書きや6月17日のためのチラシ入稿、暗譜、会議の報告書などなど…ちょっと恐ろしいのは頼まれていた色んな解説書きなどを、ぽろっとすっかり忘れ去っていること…催促のメールで「あちゃ~!!」という事が度々で、頭の中は大丈夫だろうか…とマジメに心配になっております。ひとつ終わる度にほっと落ち着いちゃっているからダメなのかもしれませんね…。

さて、このところ今週末から来週にかけてのコンサートの練習が続いています。「ロ短調ミサ」のオーケストラ合わせは新百合が丘のテアトロ・ジーリオ・ショウワで。川崎ミューザから変更になり、オペラハウスでの公演になりましたが、響きがセッコ(乾いている…の意)なので、なかなか体力がいる感じです。でも堀氏率いる東京交響楽団オーケストラがとても美しいです。合唱団の皆さんとはまだお会いしていませんが、楽しみです。よろしければお出かけ下さい。

★合唱団「アニモKAWASAKI」第12回演奏会 バッハ「ロ短調ミサ」

2011年 4月24日(日)13:30開演 テアトロ・ジーリオ・ショーワ(新百合が丘駅下車)
指揮・音楽監督:堀俊輔
ソプラノ:佐竹由美 メゾソプラノ:加納悦子 テノール:吉田浩之 バリトン:河野克典
オルガン:藤井美紀 公演アドヴァイザー:礒山雅
合唱:合唱団「アニモKAWASAKI」
管弦楽:東京交響楽団

S:5000円  A:4000円  B:2000円 
お問い合わせ:TOKYO SYMPHONY チケットセンター 044-520-1511
チケットぴあ(Pコード 130-105) 0570-02-9999


名古屋のコンサートの伴奏合わせも佳境に入って来ました。お近くの皆さま、是非お出かけ頂ければ幸いです。

★名古屋宗次ホール スイーツタイムコンサート
武満徹と名曲を味わう午後―奏でる彫刻たち―
2011年4月27日(水) 13:30開演  宗次ホール http://www.munetsuguhall.com

【プログラム】
第1 部 武満徹の音楽~「うた」とピアノによる~

ロマンス
めぐり逢い 詞:荒木一郎 映画主題歌版に基づく
明日ハ晴レカナ、曇リカナ 詞:武満徹 石川セリCD版に基づく
遮られない休息
◆お話◆ 「武満徹と彫刻作品について」 中垣克久
島へ  詞:伊澤満 / 小さな空  詞:武満徹
 混声合唱版に基づく
雨の樹素描Ⅱ
死んだ男の残したものは 詞:谷川俊太郎 混声合唱版に基づく
翼 詞:武満徹 [SEA] の動機による

第2部 クラシックの名曲~名曲がもたらすインスピレーション~

D・スカルラッティ:ソナタ ロ短調 L.33 (K.87)
リスト:《巡礼の年報第3 年》より 第4 曲〈エステ荘の噴水〉
グラナドス:オペラ《ゴイエスカス》より 〈マハと夜鶯〉
山田耕筰:からたちの花 詞:北原白秋
モーツァルト:モテット《エクスルターテ・ユビラーテ》より〈アレルヤ〉
木下牧子:おんがく
 
一週間のよもやま話です。

先週の金曜日、久しぶりにイギリスに住んでいる大学時代の親友、友ちゃんが帰国したのを機に女子会。今度コンサートに一緒に出演して下さるミュージカルやお芝居で活躍中の土居裕子さんも!彼女のお知り合いシェフのおもてなしで、とても幸せな一時を過ごしました。でも同級生との話は、話しても話しても、話は尽きないものだ…

日曜日。あまりにもお天気が良かったので、午前中 突然思い立って江戸川にある河川敷へ。
話せばとても長くなりますが、柴犬のナナが亡くなってから色々なことを考えてばかりでネットで色々と検索していた時に見つけたサイトです。
ちばわん
このサイトから愛護センターのリポートを読んだ時には、胸が潰れそうになりました。アルを相模原の動物保護センターから引き取って来た時のことを思い出しました。でも今考えると、その時は現状を全ては分かってはいなかったかも。
殺処分にされそうな犬を引き取り、里親を探している沢山のボランティアの皆さんがいらっしゃることも知りました。頭が下がる思いです。幸せになったワンちゃんの顔を見る度にとても癒されています。
迷子の犬の保護も。あの大地震で沢山の犬や猫も迷子になっているようです。ふりっぽ
河川敷で、ナナに似たおっとりしたワンちゃんを見つけました。幸いなことにすぐに里親さんが見つかった様子。幸せになってくれますように。

火曜日、今度の地震で被災したご家族とお話する機会がありました。今後のことなど不安は尽きない様子に、どう声をかければ良いのか悩みましたし、何も出来ない無力さも感じました。ゆっくり考えていこう…

水曜日。母が上京。車でお迎え&用事をこなし、御礼にと洋服をゲット!!(この歳でプレゼントしてもらうというのも気がひけますが…)
もしかしてそのうち、自由が丘で染色展&コンサートのコラボがあるかも…です。お楽しみに!

木曜日!あまりに首が痛くて、ブログ友達の陽気堂先生に無理をお願いして夕方から久しぶりの治療!原発のこと、地震のこと、色々とお話させて頂きながら首の痛みはかなり改善されて元気を頂きました。また明日から頑張れそうです。

写真は日曜日に心引かれた可愛いわんちゃんたち。
  





地震から1ヶ月

2011-04-13 | 花の便り
テレビでも震災後1ヶ月の特集が放映されていますが、余震も続きますし、原発の問題も解決の目処が立たず…まだまだ状況は厳しいですね。
それでも4月に入り、急激に桜が咲き始め、そしてもう花の終わりを迎えようとしています。暖かくなってきました。
   
写真は、昨日の二ヶ領用水。花びらが散って、花の絨毯が出来ています。とても綺麗だなぁ。

4月9日の演奏会は、祈りに満ちた充実したコンサートになりました。沢山のコンサートがキャンセルされる中、オーケストラ・合唱・指揮者と共に紀尾井ホールの舞台に立てたこと、美しい音楽に包まれて同じ思いで演奏出来た事を心から感謝したひと時でした。沢山の義援金も頂きました!合唱団から責任を持って届けて頂くことになっています。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
私にとってもこの1ヶ月の間の出来事は、鮮明な記憶としてこれからも残ると思います。

大学も今週から一斉に始まり、慌ただしくなってきました。月曜日に国立音大に行くと、レッスン室の窓ガラスがガムテープだらけ!どうやら3月11日の地震でヒビが入ってしまったようです。おまけに夕方には強い余震があり、そのヒビ割れガラスが「ピキピキ!」と音を立て…生徒と一緒にすぐに窓から離れ避難。焦りました。

昨日は芸大の英米歌曲の授業。年度初めで履修生がどのくらいかな~なんて、ほとんど考えないでのんびり教室に入ったら、すごい人数!!びっくりして焦りまくり、授業の進行もしどろもどろ…おまけにCDプレーヤーがすごく古くて途中で壊れる…というハプニングも付いてきて、終わってみれば汗だく。(笑)でも皆さん、すごく積極的で、益々授業が楽しくなりそうです。7月には前期発表会がありますのでお楽しみに!!

二期会のマスタークラスも今日から始まりました。新しい年度、新しい顔ぶれを迎えて気持ちも新たに元気を貰えそうです。ただ、昨日も今日も、地震速報が「ブィ、ブィ!!」って一斉にまわりの携帯から鳴り始めるので、それだけはちょっと憂鬱なのですが…。でも頑張っていきましょう!!

さて、コンサートのお知らせですが、5月14日(土)には松本・ハーモニーホールにてチェンバロ・ガンバとのコンサートがあります。
5月29日(日)には文京シビックにてメンデルスゾーン「詩編42」と「カンタータ 最初のヴァルプルギスの夜」他。
チラシと共に、後日ご案内させて頂きます。

それからより大切なお知らせ。毎年恒例の辻ファミリーによるハッピーバースディコンサート!
今年はミュージカルやコンサートで大活躍の親友・土居裕子さん、多才な天才・パーカッションの竹島悟史さんをお迎えし、フィガロの結婚ならぬ「フィガロの婚活」(辻秀幸台本/なかにしあかね編曲)をお届けします前半のステージでは、私は木下牧子さんの歌曲集「花のかず」より数曲お届けしたいと思っています。このブログの右に張り付けてあるYouTubeの「竹とんぼに」が入っている歌曲集です。これまでは合唱譜のみでしたが、この3月に歌曲集として出版されたばかり。どうぞお楽しみに!!
2011年6月17日(金)津田ホール19時開演です。是非ご予定に加えて頂ければ幸いです。

4月のコンサート

2011-04-12 | コンサートのお知らせ


奥沢オラトリオ合唱団 第9回演奏会
2011年 4月9日(土) 14:00開演 紀尾井ホール
【演奏曲目】 
J.ラター 「マニフィカート」  G.フォーレ「レクイエム」

指揮:辻秀幸
ソプラノ:佐竹由美  バリトン:田代和久 
合唱:奥沢オラトリオ合唱団
管弦楽:東京バッハ・カンタータ・アンサンブル

全席自由:2500円  お問い合わせ:03-3726-4904(奥田) 03-3461-0820(広瀬)



合唱団「アニモKAWASAKI」第12回演奏会
バッハ「ロ短調ミサ」
2011年 4月24日(日)13:30開演 会場変更! テアトロ・ジーリオ・ショーワ(新百合が丘駅下車)
指揮・音楽監督:堀俊輔
ソプラノ:佐竹由美 メゾソプラノ:加納悦子 テノール:吉田浩之 バリトン:河野克典
オルガン:藤井美紀 公演アドヴァイザー:礒山雅
合唱:合唱団「アニモKAWASAKI」
管弦楽:東京交響楽団

S:5000円  A:4000円  B:2000円 
お問い合わせ:TOKYO SYMPHONY チケットセンター 044-520-1511
チケットぴあ(Pコード 130-105) 0570-02-9999



名古屋宗次ホール
スイーツタイムコンサート
武満徹と名曲を味わう午後―奏でる彫刻たち―

2011年4月27日(水) 13:30開演  宗次ホール http://www.munetsuguhall.com

出演:中垣克久(彫刻家) 菅野雅紀(ピアニスト) 佐竹由美(ソプラノ)

第1部 武満徹の音楽
  ピアノ独奏 遮られない休息 / ロマンス / 雨の樹・素描Ⅱ
  うた    死んだ男の残したものは / めぐり逢い / 明日は晴れかな曇りかな

第2部 名曲がもたらすインスピレーション
  ピアノ独奏 リスト:エステ荘の噴水
  うた    グラナドス:オペラ「ゴイェスカス」より “マハと夜鶯”
        山田耕筰:からたちの花

全席自由 2000円
お問い合わせ:宗次チケットセンター 052-265-1718
  



やっぱり上野はすごかった!

2011-04-06 | 花の便り
昨日の国立音大での「魔笛」コンサート、新入生対象でしたがその倍の入場者数の沢山のお客様をお迎えして無事終了。オペラはチームワーク、練習から楽しい雰囲気でそれぞれのキャラクターを演じ切り、笑顔の打ち上げでした。

今日は芸大でしたが、上野公演を通ると花盛りで平日というのにすごい人出。やっぱり上野はすごかった!
その上パンダを見に来園した人の列がずらーっと文化会館まで届きそうなぐらいの人の数でした。


上野公園の桜(4月6日)


芸大の建物と桜


近所の二ケ領用水の桜(4月4日)


多摩川沿いの桜。この暖かさで一気に開花(4月6日)


でもやっぱりアルは花より団子

 
アルはお利口になる訓練中




4月の始動

2011-04-05 | コンサートのお知らせ
さて、いよいよ大学が始まります。
この春休みは本当に色々なことがあり、大学で教えていた事が遠い昔の様です。
まず最初は明日、新1年生を対象にした基礎ゼミで、魔笛のフィナーレを演奏します。私は夜の女王役。その他、大学で教えていらっしゃる先生方の豪華キャストでお届けします。そのコンサート後、クラスのレッスン打ち合わせとななり、来週からは本格的にレッスン開始です。

同時に、昨日より9日土曜日のコンサートのオーケストラ合わせが始まりました。J.ラターの「マニフィカート」とフォーレの「レクイエム」どちらも大好きな作品ですので、歌っていてワクワクしています。紀尾井ホールですし、楽しみです。午後2時開演です。
少し招待券を頂いているので、もしご興味のおありの方がいらっしゃいましたらお知らせください。

その他にも27日の名古屋でのコンサートのリハーサルも始まりました。初めて本格的に歌う武満作品ですが、ピアノの菅野さんが素敵に編曲されていて、調も私に合わせて作って下さってとても気持ち良く歌わせて頂いています。菅野さんは武満徹作品の研究で博士論文を書かれていますので、お話をお聞きしているととても参考になりますし、楽しいです。名古屋方面の皆様には、是非お出かけ頂ければ幸いです。
宗次ホールコンサート

4月24日バッハ「ロ短調ミサ」の公演は、川崎ミューザが地震のために使用不可能となり、会場が変更になりました。会場はテアトロ・ジーリオ・ショウワ(小田急新百合ヶ丘駅から徒歩4分)で開催となります。どうぞよろしくお願いいたします。

多摩川の桜

2011-04-02 | 花の便り
  

朝の散歩で多摩川沿いを歩きました。
3分咲きというところでしょうか。明日の日曜日には、かなり花が開きそうです。

 

多摩川にいた鳥。白鷺もいましたが、アルが一緒だったので飛んで行ってしまいました。この2羽は堂々と動かないまま。
右の写真は、帰りに見つけたスズランのような植物。何という花なのかな?