fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

演奏は素晴らしかった映画パガニーニ

2014-07-22 22:43:35 | 映画
今日は、逆瀬川に用があったので用を済ませてその帰りにガーデンシネマで『パガニーニ』を観た。

西宮ガーデンズに着いたのが10時50分。

映画が始まるのが12時50分なので久しぶりにユニクロに寄ってみた。

夏は白を着る機会が多いので、良いインナーがあれば欲しいと思ったのだが、綿のインナーは試着してみたら生地が薄くてパス。

別に何にも買わなくてもいいわけなのに店頭に飾ってあったブルーのレーヨンのブラウスを買ってしまった。

ファストファッション、安いからと買ってしまって古着がどんどんたまって空間の無駄、お金の無駄、それにこの安い値段の服を生み出すために過酷な労働を強いられている人々がいるのに、とちらっと心が痛んだけど買ってしまった。

唯の古布にしないようにドンドン着たいと思っています!

11時40分、いつものように映画を見るときの決まりごとのようにドラゴンレッドリバーでラーメンランチを食べた。

これまたいつものように、映画のチケットを見せて鉄観音を無料でサービスしてもらった、夏でも温かいお茶が体にいい気がしてうれしいです。

12時35分に5階のガーデンシネマへ。

40分に12スクリーンに入ったのですが、ネットでチケットを取ったのでわからなかったけれどG10番の席は壁側の席だった、、、うー、軽く閉所の不安が((+_+))

さて、これから感想です。(今から観に行くつもりの方は読まないでください)

冒頭シーン、幼いパガニーニらしい少年が父親にスパルタ教育を受けていたが、それはほんの一瞬ですぐに大人の長髪ひげもじゃのパガニーニが登場。

彼が話すセリフを聞き、むむむこれはどうなのか?と思ったのは私だけではないはずです。

主役パガニーニ役のデイビィッド.ギャレットは、天才的なバイオリニスト、彼に役者さんはやっぱり無理があったのかな、と思った。

だんだんにそれなりに終盤に近づくにつれ上手くなっていった気がしましたが。

ストーリーは、あふれるほどの才能がありながら世に認めてもらえないパガニーニが、お前を成功させてやるという正体不明なウルバーニと出会い、ウルバーニのマネージメントにより人気を博していく。

体が弱く、酒、女、賭博と破天荒なパガニーニは、でたらめな生き方をしているのだが、イギリスで純真無垢な運命の女性と出会う。

映画の作りが、なんだかちぐはぐで、いまいち盛り上がらない中、最近つまらない映画を観ると眠くなる私は一瞬眠ってしまいそうになりましたが

デイビィッド.ギャレットがバイオリンを弾く場面になり、いきなり覚醒。

もう素晴らしいとしか言いようのない体の全細胞が喚起するような、歓喜するような演奏に虜になってしまい結局最後まで映画を楽しんでしまったのであった。

ほとんど楽譜を残さなかったパガニーニの超絶技巧の曲をすごい勢いで弾くギャレットのエネルギッシュで熱く魂を揺さぶるような演奏、すごかったです。

賛否両論、いろいろなご意見があるようですが(例えば、彼のコンサートではないのだからとか、演技が演奏を台無しにしたとか)私的にはこの演奏を聴くことが出来ただけで平日にまっとうな料金を支払って観た価値があったと思ったのでありました。

さて、そしてパガニーニさんWikipediaを読んでみたら、名を成し、お金もかなりお稼ぎになられたのに生来の体の弱さから水銀中毒になり最後は演奏もできなくなり世を去ったらしいです。

それにしてもケチゆえに、演奏技術を弟子にも伝授せず、ほとんど楽譜も残さなかったとは(誰にも知られたくなかったらしい)もったいないことです。








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