台湾料理

台湾料理はもともと台湾人口の大多数である中国福建系を中心とした中華系移民が伝えた中華料理が元になっていまうs。 その後時代の流れとともに、現地の食材や他の原住民、客家系、日本料理などのエッセンスを取り入れつつ、徐々に現在の 「台湾料理」といわれるものが形作られてきました。 特徴としては本家の中華料理と比べて比較的あっさり目であること、そして一部は屋台料理として発展したことから、 食べ歩いたり、屋台街のテーブルでささっと食べられる一品料理が多いことでしょうか。　

【豚の東坡肉バーガー】11世紀の北宋の詩人、蘇東坡が考案したと伝わる東坡肉（トンポーロー）。 豚の三枚肉を甘いしょうゆダレで煮た、日本でもラフテーや豚の角煮としておなじみの料理。 口の中でとろける脂身とホロホロと崩れる旨みたっぷりの肉を蒸しパンにはさんでバーガースタイル でいただくのが流儀だそうです。

中正紀念堂

中正紀念堂の「中正」とは中華民国初代総統であった「蒋介石」の本名(＝蒋中正)を指し、1975年4月5日に亡くなった蒋介石に対する哀悼の意を込めて建てられました。 シンボリックな八角形の屋根は孫文が唱えた八徳「忠、孝、仁、愛、信、義、和、平」を表しています。フロアの天井には国章である「青天白日」の徽章が描かれています。また、 三面の階段を合計すると84段あり、正面の階段5段をプラスすると89段、これは蒋介石の享年89を示しています。 そして、蒋介石の座像は帰ることの許されなかった故郷・中国（北京）を向いて座っているのだそうです。 堂内の雰囲気は、ワシントンＤＣにあるリンカーン記念堂を参考にしており、 壁面の大理石はリンカーン記念堂と同じものをアメリカから運んできたのだそうです。リンカーン記念館に何となく建物の構造が似てなくもありません。 リンカーン像は白…蒋介石像は黒… 無表情のリンカーン像に対し、蒋介石像は微笑んでいるのが特徴的ですね。