カリソン・デクスは、セザンヌで知られるAix-en-Provenceの街で作られている伝統銘菓 で「幸せのお菓子」とも言われています。 その昔、プロヴァンス王国のルネ王(1473年)がジャンヌ王妃と結婚した際に、 王妃に対する愛と尊敬を表わして、王妃の目のように美しく、かつ繊細なお味のお菓子を宮廷の菓子職人 に作らせたものと言い伝えられています。地中海の周辺で採れたアーモンドとメロン、オレンジピールなどのフルーツの砂糖漬けを ペースト状に練り混ぜて作られます。表面には、卵白と砂糖で純白のアイシングが施されています
エクスアンプロヴァンスは、古くは「セクティウスの水の都」と呼ばれていたように、今でも100を 超える泉が湧き、彫刻が施された様々な噴水が街角を飾っているような町。名前の由来となった Aix とは紀元前123年、ローマの執政官ガイウス・セクスティウス・カルウィヌス が、この地を「アクアエ・セクスティアエ」(セクスティウスの水)と命名したのが起源、 すなわち昔から水に恵まれた土地だったのです