Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

夫の課題

2011-07-27 23:43:09 | 
一時期、自分の病気を受け入れることができるようになり、精神的に落ち着いたと思われた夫なのですが…
最近になって再びひどく落ち込んでいます……
地を這うようにして、なんとか出勤はしているものの、頭と身体が全く働かないらしく…
ぐったりして帰宅した後は、自室に引きこもる毎日…
休みの日は居間のソファに横たわり、朝から晩までAKB48の出演したテレビ番組やアニメを観続けています…。

今日も仕事帰りに2人で「こらーる岡山」へ行き、山本先生の診察を受けてきたのですが、先生とお話することでだんだんとわかってきたことがあります。
それは、夫のこれまでの生き方についてです。

夫は休職を繰り返した後、定時に帰宅できる現在の職場に異動になり、信頼できる上司のもと、無理のない範囲で仕事をさせてもらっています。
そんな恵まれた環境の中にいて、いつまでたっても症状が改善しないのは……何か夫の方に根本的な問題があるのではないか…

夫は子どもが大好きで、かなりのイクメンだったので、共稼ぎをしながら子育てをしていた時期は、とても頼りになり、助けられました。(私よりも子どもたちのことが大事だったと思います)
しかし、娘たちも大学生と高校生になり、いつしか子離れの時期を迎えたとき、夫には子育てに代わるものが何もありませんでした。

夫には悩みを相談できる友人が1人もいません。お酒を飲みにいく気の合う同僚もいません。

趣味もありません。(AKBを初めとする美少女たちの世界にどっぷり入り込んでいますが…)

岡山に20年近く住んでいるのに、未だに岡山になじむことができず、(夫の出身の)大阪の方が何事も勝っていると思っています。(でも、大阪に親しい友人がいるわけでもありません)

仕事以外で外の世界とのつながりが全くなく、うつ病になったことで、ますますその傾向が加速してしまいました…

山本先生の診察ではその点が重要なポイントではないかと指摘され…
「家族以外に、外に話のできる友人を作る」ということが夫の大きな課題となりました。

…とはいっても、一体どうやって友人を作ればいいのか。。。

「こらーる岡山」の患者さんたちの会に参加させていただけるか尋ねたら、「○○さん(夫)には合わないでしょう」と言われてしまい…
同窓会等は、競争相手とみられる傾向があるので、うつ病の場合は参加しにくいでしょうとも言われました。

山本先生が勧めてくださるのは「宗教」に関わること。。。
宗教の集まりでは、競争の原理はなく、あるがままに受け入れてもらえるとのこと…
先生のお知り合いに、変わった住職さんやおもしろい神父さんがおられるので、いつか話を聞きにいきましょうと言ってくださいます。
いろんな生き方があることを学び、価値観を変えていくことも示唆してくださっているのだと思います。

今日の診察で、山本先生から夫に一つ宿題?が出されました。
「自己紹介を考えてみてください」

これから友人を作る際に自己紹介が必要になるかもしれないから…ということなのでしょう。
自分の弱みを話す事で相手は安心するので、病気のことも話したらいいですよとアドバイスをいただきました。

来週までに宿題、できるかな???