Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

元気をもらって疲労する

2016年09月29日 | 家・わたくしごと

 一昨日から世界音楽の祭典のプログラムの一つ、小学校へのアウトリーチ活動として久しぶりの学校まわりが始まる。小学校で全校生徒の前でガムランを演奏するのは久しぶりだ。沖縄では小学校めぐりは何度か経験したが、まさか浜松でも小学校で演奏するとは思わなかった。
 それにしても小学生は元気である。上級生になるとそれなりに「恥じらい」なるものが生まれるから、低学年といっしょに「おはよーございまーす」なんて大声を出すことはないが、やっぱり、日々大学生と向かい合って私にとって、その元気度は半端ではない。
 小学校での演奏はたいてい体育館である。しかも生徒はいわゆる「体育座り」で見学する。だから長すぎるのもお尻が痛くなるのでダメ、さらにメリハリがないと低学年は飽きてしまうのだ。といっても約束の時間はしっかり上演しなくちゃならない。ここが腕のみせどころなのだ。今回は私の大学の学生たちが司会進行、そしてワークショップの仕切りでがんばっている(今日が最後の一回)。
 あまりにも小学生たちが元気で、すっかりこちらはその「元気」をもらって盛り上がったのだが、もらいすぎたようで、その結果、必要以上に力を出しすぎて、終演後は本当にぐったりだった。観客に飲まれたという表現がぴったりである。元気をもらって疲労するとは情けない。そのせいか、一昨日の就寝時刻は午後9時過ぎだった。まるで小学生になった気分である。