とうとう12月の自主公演の練習が始まりました。今年は12月3日、4日に渋谷光塾です。毎年、自主公演から新しい演目が始まり、ほぼ1年間、わが一座はその演目を各地で上演します。
今回の演目は、マハーバラタ物語の「ウィラタ国の巻」から、「パンダワの奴らはどこへ消えたのだ?」(仮題)を上演します。いかさま賭博にはめられたパンダワ五兄弟はアヨディア国を追い出され、さらに12年もの間、森の中で生活し、その後の1年間はコラワ一族に見つからずに隠れて生活しなくてはならない、という無茶苦茶な約束をさせられてしまいます。もし最後の1年の間に誰かひとりでもコラワ一族に見つかってしまえば、再び12年の森の放浪生活を最初から始めなくてはならないのです。
さて、最後の一年もかなり経過したある日。コラワ一族は会談を持ちます。
「いったいパンダワの奴らはどこに消えてしまったのか?」
「きっと森で動物に食われて死んだに違いない」
「いやいや、そんなはずはない。誰かが匿っているはずだ」
そんな会談の一幕。右側の戦闘はコラワ一族の長兄ドゥルヨダナです。さて、このお話、結末はいかに!12月の自主公演にご期待ください!