Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

いらっしゃい、いらっしゃい(キジムナーフェスタ2010 バリ日記-20)

2010年07月24日 | キジムナーフェスタ2010
 バリから役者が販売用にいくつかワヤン人形を持参してきた。それを見る私たち演奏者。みなさん、冷やかしですよね。はいはい、そんなに見てないで買ってください。
「えっ、一般客向けに販売するものは出演者優先ではいけませんか?」
 まあ、そんな堅いことは言わずにね。だって残ったら持って帰っていただかなければならないのですから。

掲載許諾済み(キジムナーフェスタ2010 バリ日記-19)

2010年07月24日 | キジムナーフェスタ2010
 今回、「うちなーぐち(沖縄方言)」で観客を笑わせてくれるボンドレスのAさん。なんといっても沖縄のおじい、おばあの役は彼の当たり役である。
 こうしたキャラを入れていいのか?という疑問を持つ観客がいるのは知っている。しかしバ芸能は沖縄の古典芸能とはその継承の在り方がまったく違う。バリの仮面舞踊劇のような古典は、バリに入ってくるさまざまな文化を採り入れて日々変化する。しかし、その芸能の基層にあるものはしっかり守る。変わるのは表層なのだ。
 だから私はあえてこうした演出にとりくんだ。これが今に生きるバリの仮面劇の姿である。これがバリの芸能なのだ。

本日は快晴(キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー17)

2010年07月24日 | キジムナーフェスタ2010
 二日目の朝です。実は出演者用のホテルに宿泊しているのですが、窓から太陽に輝く海がよく見えます。昨日は午後から雨で会場の設営もぎりぎりまで引っ張ったので、リハーサル、着替え、食事、本番という通常の流れが、ほんとうに短い時間で行われました。少し、余裕がなかった感じでした。
 今日の天気予報は一日晴れで、降水量予想は0パーセント。雨の予報の時は、「天気予報なんてあてにならない」と思い、晴れの予報のときは「大丈夫。天気予報は晴れだもの」と安堵するのです。人間って勝手だなあ(それ、私だけかしら?)。

初日終了でお疲れです(キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー16)

2010年07月24日 | キジムナーフェスタ2010
 初日の公演が終わりました。みなさん、お疲れ様でした。いらして来てくだった方々、ありがとうございました。時間的にも80分、ちょうどいいかな。ちょっと感動したのは、子どもたちがシダカルヤから米をもらっているところでした。子どもたちが必死に手をのばして「ぼくにも、私にも」と目で訴えているまなざしは、バリんも子どもの何一つ変わっていませんでした。戦いは壮烈な演目でしたけれど、それでも私は心は最後は暖かな気持ちで終われました。
 明日も今日の反省を生かしていい舞台にしましょうね。

私もデビューです(キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー15)

2010年07月24日 | キジムナーフェスタ2010
 「バナナさん」が今回、バロンデビューでしたが、沖縄芸能の担い手Aさんも今回、インドネシア芸能でデビューです。なんとボンドレス二役です。やっぱり「うちなーぐち」でやらなくっちゃね。ところで、沖縄の子どもは理解できるでしょうかね。舞台が楽しみです。ところで、終演後、何をいったか教えてね。だって、ぼくには理解不能だからね。