トペンに供物（キジムナーフェスタ2010 バリ島日記ー14）

　トペンのメンバー5名はすべて建物の中の控室でなく、舞台裏の仮設テントで着替えです。そしてその場所には、供物が供えられたトペンがたくさん並びます。こうしてトペンに宿る命が、舞台の上で生き生きとよみがえるのです。
「えっ、面に命があるのかって？」
　もちろんです。面には命が宿っています。だから、アンティークショップでトペン（面）を買ったりすると怖いかもよ。

初めての後ろ足（キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー13）

　本日のバロンの後ろ足には、わがグループのバリ人メンバー「バナナさん」が入りました。といっても彼は基本的には演奏者。ですから、バロンが登場する直前までは演奏者として参加します。
　実は、最初から最後まで彼は演奏のつもりでしたし、仕切り役の私もそう考えていました。ところが6月にバリに出かけたとき、今回の来日メンバーに「やっぱり、日本のメンバーにバロンの後ろ足に入ってもらわないと、次のシーンに間に合わない」ということになったのです。
　「バナナさん」を知っているバリ人来日メンバーは、「彼しかいない」「彼にやってもらおう」となり、僕としてはなんだか急で悪いなあと思いながらもお願いしたのです。引き受けてくれてありがとう。でもビユさん、このバロンの後ろ足ズボン、かっちょいいぜ。

気になるのは天気（キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー12）

　今回のイベントは仮設された大テント内のステージ。天井はありますが、野外ステージなようなものです。ガムランには最適なステージですが、やはり気になるのはお天気です。小雨程度ならば上演できますが、強い雨が降ると上演不可で、会場を移動することになります。しかし、ガムランを動かすのがたいへん。昨日のうちに段取りはすませていますが、強い雨が降りませんように。yahooの天気予報だと、今日はの午後は小雨。「晴れ」とは言わないので、「くもり」のままの予報でいってくれー。
　

今夜はおやすみ（キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー11）

　舞台リハは9時半に終了。ボンドレスが次から次へと登場するためにマイクの付け替えが間に合いません。明日、マイクのセッティングを変えて、もう一回リハが必要ということになりました。
　練習後はバロンもランダも楽器とともにいつもと違う場所でおやすみです。この場所、いつもスタジオよりクーラーが入って寒いかもね。

舞台リハ（キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー10）

　初日の舞台リハの様子です。一日、雨降りの沖縄でしたので、舞台にパンチカーペットを敷かずに行いました。写真はちょっと音響チェックで楽器を離れた際に撮影したもの。舞台が縦長なので、役者は少し移動距離があります。
　初日の観客数は200人程度。とうとう今夜に迫ってきました。

今年も使います（キジムナーフェスタ2010 バリ日記ー9）

　バロンが2年ぶりの舞台ですが、この割れ門チャンディ・ブンタル飾りもバロン同様、2年ぶりの登場です。こうして飾り付けをしていると、捨てなくてよかったなと思います。結構、写真で見るとよくできているでしょう。