「先生、突然お電話差し上げてすみません。私は○○新聞社の論説委員の△ですが、実は先生にお聞きしたいことがあって電話をしたのです。」
新聞社から電話ということは、もしや私の本の関係だろうかと構えたところ、
「実は、会社更生法が適用されたJALのことなんです。」と電話先で話している。
「ちょっと待ってください。たぶん、電話をおかけになる方、間違えているんだと思います。私は民族音楽学者なんです。JALは関係ないと思います。会社更生法のこともよくわからないし。」すると、電話先の論説委員はこう続けたのだった。
「いやいや、先生なんですよ。先生、以前JALの沖縄キャンペーンソングについて論文に書いてますよね。それをお聞きしたいんです。」そう言われてみれば、確かに4,5年前にそんなことを調べて論文にしたのだ。
「実はね。JALは沖縄の観光にも貢献しているんです。そんなことを先生の論文を参考に書こうと思いまして。」
沖縄にいるとJALの問題は他人ごとではない。離島便はすべてJTAなのでJALの子会社である。それに私はJALのマイラーである。今週も飛び続けてくれるJALに乗って東京に行くのだ。どんな記事になるのかはわからないが、JALがんばれ!という記事に私の論文が貢献できるのならば、ちょっぴり嬉しい……。
新聞社から電話ということは、もしや私の本の関係だろうかと構えたところ、
「実は、会社更生法が適用されたJALのことなんです。」と電話先で話している。
「ちょっと待ってください。たぶん、電話をおかけになる方、間違えているんだと思います。私は民族音楽学者なんです。JALは関係ないと思います。会社更生法のこともよくわからないし。」すると、電話先の論説委員はこう続けたのだった。
「いやいや、先生なんですよ。先生、以前JALの沖縄キャンペーンソングについて論文に書いてますよね。それをお聞きしたいんです。」そう言われてみれば、確かに4,5年前にそんなことを調べて論文にしたのだ。
「実はね。JALは沖縄の観光にも貢献しているんです。そんなことを先生の論文を参考に書こうと思いまして。」
沖縄にいるとJALの問題は他人ごとではない。離島便はすべてJTAなのでJALの子会社である。それに私はJALのマイラーである。今週も飛び続けてくれるJALに乗って東京に行くのだ。どんな記事になるのかはわからないが、JALがんばれ!という記事に私の論文が貢献できるのならば、ちょっぴり嬉しい……。