Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

Down by the Riverside

2010年01月17日 | 家・わたくしごと
 土曜日、大学の研究室でニューポートフォークフェスティバルのDVDを観た。たぶん4,5回目だと思うが、最後に出演者全員が舞台でDown by the Riversideを観客とともに熱唱している場面で、また涙した。観るたびに感動するのである。このコンサートの当時はベトナム戦争の最中であり、まさにベトナム戦争の反戦歌として歌われたんだろう。
 Down by the Riversideはもともとブラック・ゴスペルだったらしい。ということは特定の戦争のための反戦歌ではない。それにしても「戦争なんてやめよう、そして武器を川辺に捨ててしまおう」という詩が大好きである。「水に流す」という発想が実に日本人の私の心を打つ。そこにはもう敵も味方もなく、相互の憎しみはみな川に流れていってしまう、というそんな想いを感じてしまう。ジョン・レノンのイマジンはきっと、Down by the Riversideの現代版だ。
 今朝、youtubeでDown by the Riversideを検索したら、オデッタとピート・シーガーがそれぞれ歌う白黒映像を発見した。それを観て、また感動して涙した。「なんで、あんた、泣くわけさ?」