Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

キッチン南海

2009年08月20日 | 
 「キッチン南海」と聞いて、神保町、すずらん通り、ルーがこげ茶色のカツカレーと連想できる者は、かなりの神保町通である。個人的には、神保町に通う若者ならば知らねばならない「食堂」といっても過言ではない。カレーだけではなく、クリームコロッケ、しょうが焼き、ひらめフライなどさまざまな定食も用意されているが、私の見るところ、半分の以上のお客は、カツカレーを注文しているような気がする。
 ところで先日、「東京でどこに行きたい?」と沖縄育ちの息子に聞いたところ、親に気を使ってか、あるいは本気でそう思ったのか「神保町」と言うので、二人で古書店街を散策。東京にはまだまだ二人で行ったところは少ないというのに、神保町はもう二回目である。
 そして昼時に連れていった店が「キッチン南海」。若者となりつつある息子にも、やはり大切なことを伝授していかなくてはならない。どうしても息子に知ってもらいたかった父親が通い続けた食堂である。雰囲気的にはちょっとかみさんとは行きづらい店であるが、息子とならばいいだろう。
 味、量とも息子はびっくり。12歳にはまだ多すぎるとみえて完食はできないようだった。お店を出て息子が一言。「お父さんってすごいね。あのカツカレー、全部食べるんだもの」。そうだ。お父さんはすごいんだ。君に残したカツカレーなんて見せられないだろう。お腹がはちきれそうに苦しかったのだが、親のプライドをかけて食べたのである。だから「すごい」って褒めてくれて、そりゃあ、嬉しかったよ。

眠り猫の本当の姿

2009年08月20日 | 
 左甚五郎の名作、眠り猫の本当の姿を知ってるかい?あの猫、実は、眠っているふりをしているだけなんだよ。だいたい、あんな大勢の観光客が猫のすぐ下に集まって、ワイワイ、ガヤガヤしている場所で眠っていられるわけなんかないしね。やっぱり眠るのは観光客が誰もいなくなって静まりかえった夜。
 じゃあ、なんで眠り猫が目をつぶって、観光客のために「かわいこぶっている」のかって?そりゃ違うさ。あの猫はね、毎日、数千回、数万回のカメラのフラッシュをたかれて、とにかく眩しいから目を閉じているだけなんだよ。あれで目なんか開けてたら、とっくに「盲目猫」になっちゃってるよ。
 もしフラッシュ撮影を禁止にしたら、あの猫、たまには面倒くさそうに目を開けてくれるかもしれない。左甚五郎の名作だもの、猫の目は開閉自由に決まってるさ。それにカメラが作られてからだってフラッシュは自動ではなかったのだから、きっと誰かが撮影した古い写真の中には薄目を開けている「あの猫」が写っているはずだよ。そんな写真があったらまさに「お宝」だと思うね。

夏休み

2009年08月20日 | 
 数日間、夏休みを申請して日光と奥日光に行ってきました。日光に行くのは、小学校6年生の修学旅行以来(かみさんも同じ)でしたので、懐かしさを感じながらも、もう30年近く前のことですから、新鮮な驚きをもって観光してまいりました。ブログの更新もそれゆえ滞っておりました。
 それにしても外国人が多いこと!京都に多くの外国人が行くのはよくわかるのですが、日光東照宮付近には中国語、韓国語、英語、ヨーロッパ言語などなど・・・びっくりです。たぶん東京から日帰りで行くことのできる「江戸時代」なのだと思います。東京から近いという点では鎌倉も日本の建築物を見るにはいい場所だと思いますが、東照宮のように派手さは感じませんね。やはり、鎌倉は日光の次なのかしら?
 さてブログ再開、といきたいところですが、明日からインドネシア調査へ出かけますので、ブログもポツポツ更新になります。たまに開けてみてください。