今日は穿刺の日。
「月曜の午前に」とN先生は言っていた。
が
担当医kが看護師さんと穿刺をしに午前、やってきた。
あの、土曜日にN先生がやってきて、
「僕がやろうね」
と言ってくれたんですけど…
と言ったら
そうなの、
N先生にやってもらう?
と言われ、
私は
首をうんうんと前後に振った。
「前回のがトラウマになったかな」
と看護師さんと笑いながら、
「じゃ、N先生に言っておくね
オペがあるから、午後になると思う」
といいながら看護師さんと帰っていった。
準備もしてきていた。
私は胸を撫で下ろした。
先週みたいに2.3日、痛くて動けないのはおそろしい。
それから看護師さんがきて、
「先にシャワー浴をして、
右膝をよく洗ってね」
と言われて、
午前11時20分のシャワー浴に入った。
先生が、いつ来られるか分からないので、
ベッドでゴロゴロ本を読んでいたけど、
それも飽きて、
病棟をクルクル周り歩いた。
10周して、箱押しもした。
15時過ぎにN先生がやって、
処置室で行うことになった。
まず、
ガーゼに石鹸をつけて患部を洗う。
それを濡れたガーゼで拭き取る。
培養で表面の菌を拾う事があるので。
その上を2回消毒。
それから注射器で右膝の右上あたりに生理食塩水を少し入れてから、
関節液を抜いた。
ピンク色の綺麗な液が少しだけ採れた。
針を刺している時間は長く感じた。
膝が圧迫されるように痛い。
息ができないくらい痛くて、緊張した。
やっぱ痛いのは痛いのだ。
関節液が溜まってないので抜くのが痛い。
これを培養に出す。
親切な看護師さんが車椅子で送ってくれた。
ふうう
やっぱ痛かった。
しばらく、ベッド上にいた。
そして、チョコレートやお菓子を食べた。
穿刺する前の出来事だけど、弾性ストッキングの代わりに伸縮する包帯を巻いている私。
(弾性ストッキングは、キツくてイライラして来るので包帯を巻いている、血栓予防のため)。
私が、その包帯をとって無造作に足元に置いたら、
N先生がその包帯を巻きはじめた。
私がまきましょうか?
いや
と言い、真剣?に巻いている。
巻き上がった包帯は、とても綺麗で、
新品みたいに巻いてあった。
看護師さんによっては、早く巻いて中心が飛び出ていたりする。
また、巻くのに綺麗に巻いた方が次に巻きやすい。弾性ストッキングの代わりで、1週間くらいで新しく代える。
後から考えれば、あの、こだわりの美しい巻き方。膝に対する丁寧な対応、言葉少ないが、聞けば詳しく説明してくれる。
偉い先生なのに、昔から知っているせいか、気軽に話せる。
しかし、丁寧な包帯の巻き方に感動している私。
なんでも真剣に丁寧に向き合っていくのがいいのだと、ふと思った。
好きなこと、もしくは仕事の周辺で、人や細かい出来事は丁寧に対応すべきだな、
と思った。
そういえば、穿刺の終わった後、帰り際、N先生に
「有難うございました」
と言ったら不思議な顔をしていた。
痛い思いをして何で、お礼?
と思ったのか…
しかし、若き担当医にグリグリされるよりは、よほど良かったのでお礼を言ったのだけど…
右膝は夜も少し痛み、冷やした。
関東は梅雨明けをした。
朝飯
夕飯