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小沢一郎氏の選挙スタイル

2009-08-07 00:19:20 | メディアから
8月30日の総選挙に向けて政権交代の機運が高まっているように見える。特に週刊誌はお盆休みに入るため、来週には殆んど発行されない。そのためか、あるいは意識してか、民主党の地すべり的大勝利と報じている。しかしちょっと待って欲しい。投票日まではあと24日もあるのです。官僚や自民党が民主党に何かを仕掛けようとするには十分な時間があります。
一つには裁判所の動きです。あるいは全勝かとも言われている北海道の各選挙区ですが、新党大地の鈴木宗男氏を収監しようとする動きもあるやに聞いています。そのときのメディアの書き方は想像がつきます。ここぞとばかり、新党大地のみならず、民主党も大々的に叩くはずです。そんな中、一つの前触れか あの植草一秀氏が3日に収監され、いずこかの刑務所に送られたそうです。町村・中川・武部と大物三人を助けることが出来るなら、宗男氏の収監すら、遣りかねないと思っています。
もうひとり狙われているのは、鳩山由紀夫代表ではないでしょうか。小沢代表代行を狙った東京地検特捜部は、政策秘書を逮捕したものの、全く事件に出来ず、手を上げています。郵便料金の割引を民主党のスキャンダルにしようとした、大阪地検特捜部も、4日の朝日新聞のお詫びと訂正記事に見られるように、失敗している。一方、自民党幹事長の細田は、口を開けば、鳩山代表の献金問題を取り上げている。あえて言えば、自分のカネを他人の名義で献金させたに過ぎず、そのカネで何かが動いたわけでもない。本来間違いで済むことだが、警察も、検察も政権交代を阻止したい立場だ。どんな難癖をつけないとも限らない。
もう一つは、アメリカはクリントンの訪朝時に拉致問題を議題にしたと通告してきたという。6日付けの日刊ゲンダイに「阿部信三が単独訪朝しても、拉致被害者を奪還せよ」との記事か掲載されていたが、世の中の噂では北朝鮮くらいカネに弱い国はないという。逆に言えば麻生が無駄使いしているカネの中からほんの十億ドルも「貢」と申し出れば、生存いている拉致被害者はもとより、実行犯も送られてくるのではないか。もちろん臆病麻生にこんな決断が出来っこないが、実現すれば、民主党への風は一気に逆になり、政権交代なぞ夢のまた夢になってしまうだろう

浮ついた空気に敢えて逆行するように小沢一郎氏の動きが東京新聞の朝刊に掲載されている。 全文を引用する

「小沢氏 演説より新人指南 選挙事務所回りに熱」
                    2009年8月6日 朝刊

「 民主党の小沢一郎代表代行が選挙担当として地方行脚に奔走している。ただ、足を運ぶのは衆院選候補の選挙事務所ばかり。鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長、菅直人代表代行の「三枚看板」が国民に直接訴えようと街頭に繰り出すのとは対照的に、人目につかず新人候補の活動を指南するなど「小沢流」を貫いている。 (後藤孝好)

 小沢氏は五日、神奈川県内の五選挙区に出向き、新人候補の選挙事務所を相次いで訪れた。横須賀市にある神奈川11区候補の選挙事務所では、選対幹部の地方議員に「候補が自転車で回るだけじゃなくて、一日五十回ぐらい、きちんと辻(つじ)立ちをやれ。知名度を上げれば勝算は十分にある」とげきを飛ばした。

 街頭演説嫌いで知られる小沢氏は、自民党幹事長時代から企業・団体回りや選挙事務所回りが得意なタイプ。民主党代表時には、新人候補の事務所を抜き打ちで訪ね、活動ぶりを厳しくチェックしてきた。

 衆院解散後も、街頭演説で有権者に直接訴えかける機会はゼロ。茨城、岐阜、福井、京都、宮崎などを回ったが、いずれも事務所で選挙のノウハウを伝授し、陣営関係者を激励しただけだ。

 「小沢氏には都市部で街頭演説するのは似合わない」(党幹部)として、鳩山氏らが「党の顔」として有権者に直接アピールし、小沢氏は裏で組織を引き締めるという役割分担をしている。

 また、小沢氏が訪れるのは新人候補がほとんど。二〇〇七年参院選でも新人を中心にテコ入れし、多くの「小沢チルドレン」が誕生した。党内には「今度も小沢チルドレンを増やそうとしているのではないか」との憶測が流れている。実際、ある小沢氏側近は「新人が大量に当選すれば、小沢グループは百人を超える」と早くも胸算用を立てる。」

浮つくことなく、自らの弱点と、攻撃ポジションを指し示すことの出来るリーダを持つ組織は強い。きっとこの選挙は小沢氏の人生を掛けた戦いなのだろう。自らの人生を国家の浮沈と同一視できる人は幸せだ。小沢氏は自民党を離党して15年か・・・ その集大成を出そうとしている。 是非頑張って欲しい。


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