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市場の信頼 

2008-09-18 16:19:33 | 我が家の庭
今日も株が大幅に下がっている。FRBによるAIG救済のための9兆円の効果はたった一日しか続かなかった。考えてみるとAIGの資産総額は111兆円だと言う。9兆円というのは総資産に対して8㌫に過ぎない。もし資産が2割3割と毀損しているならば、9兆円の4倍5倍の金が必要となるわけだ。なるほど気休めでしかなかったわけだ。そしてもっと重要な事は誰もアメリカの金融当局を信用しなくなった事だ。もしAIGが大きすぎてつぶせないと言うのなら、AIGの1,5倍の資産規模を持つリーマンはなぜ潰せたのか説明できない。勿論、AIGは保険契約を7400万件保有すると言う。しかしAIG自らが日本で行ったように、契約者にも損失を負担させる事により、保険を継続する事は可能だ。とすると、要するに金融当局の腹一つで、何処が生き残るか決まると言う恐ろしい事に成る。昨日のNYの大幅安はその不信感の表れではないかと、横丁の隠居は思う。ところで財政通と称される総裁候補の与謝野某は、リーマンが破綻した時、日本の金融市場にとっては、「蚊に刺された程度」と言い放ったそうだ。銀行が直接持っているリーマン関係の債券で言えば大きくないのだろう。しかしリーマンの破綻が即座にAIGの破綻につながり、海を越えてイギリスではロイズが住宅金融の最大手を吸収しようとしているという
。yomiuri onlineの記事を引用する「英銀大手ロイズTSBが経営不安説の出ていた英住宅金融最大手HBOSと合併交渉を進めていることが17日、明らかになった。
 米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)の影響が欧州にも波及したもので、世界的な金融再編の機運が高まりそうだ。
ロイズとHBOSの合併交渉はBBC放送が伝えたもので、18日にも合意する見通し。事実上の救済合併とみられる。住宅ローンの焦げ付き急増などから財務内容が懸念されていたHBOSの株価はリーマン破綻後に急落、17日のロンドン市場では一時、0・88ポンドと1ポンドを割り込んだ。

 HBOSは2008年1~6月期決算で金融市場の混乱などに伴う評価損を10・95億ポンド(約2000億円)計上、今後も損失拡大が見込まれていた。
欧州では8月末、ドイツ銀行2位のコメルツ銀行が、ドイツ保険最大手アリアンツ傘下の同3位ドレスナー銀行の買収を発表。さらに今月16日には、英銀行大手バークレイズがリーマンの北米の投資銀行部門を買収すると発表した。
 米サブプライムローン問題を端緒にした金融再編劇が欧州にも広がりつつあることを示している。

(2008年9月18日02時02分 読売新聞)」  引用終わり
経済のグローバル化と騒ぎたて、企業の行動様式をアメリカ中心においてきたのは誰なんだ。市場原理主義といって、弱者を切り捨ててきたのは誰なのか。そのアメリカの金融市場が溶解しようとしている時に、「蚊に刺された程度」と表現する自民党きっての財政通とは何なのか。やはりこの党の賞味期限が切れ、腐臭すら漂ってくる。何もしなくていい!!! 早く解散してくれ・・・・・・・




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