山田寺回廊壁材 2014-12-22 23:45:21 | 日記 山田寺出土壁材の切り取り部分も展示されている。 山田寺が完成したのは685年。 約30年前、土砂崩れで倒壊・埋没していた東面回廊が倒れたままの状態で見つかった。 特別展には連子窓脇の小脇壁などを展示中だが、別の第2展示室では3間分の回廊壁面がそっくり展示されている。 発掘グッズも展示されていた。
高松塚古墳地震痕跡 2014-12-22 23:26:11 | 日記 石室内の女子群像壁画などで有名な高松塚古墳では、石室解体に伴う調査で墳丘を切り裂く多数の地割れが見つかった。 南海地震による痕跡とみられている。
吉備池廃寺の塔基壇 2014-12-22 21:18:02 | 日記 吉備池廃寺の塔基壇の断面剥ぎ取りには九重塔を支えるために黄色い土を何層にもつき固めた版築が見られる。 基壇は一辺が32mもあり、法隆寺五重塔の4倍以上の広さ。 右下から左上に伸びる傾斜は心柱を引き上げるための斜路だった。 型取りは型を切り取って実物をレプリカで忠実に再現する方法。
藤原京トイレ遺構 2014-12-22 20:39:37 | 日記 飛鳥・藤原地域の発掘調査で見つかった主要遺跡の土層・地層の表面や断面の〝実物〟を一堂に展示している。 剥ぎ取りは土層や遺構の表面を薄い樹脂で固め布で裏打ちして剥がし取る方法。 奈文研埋文センターが開発した技術で〝土層転写〟とも呼ばれる。 剥ぎ取りでは様々な凹凸ができることも。 これは土の中にめり込んだものが一緒に取れるため。 藤原京のトイレ遺構の断面剥ぎ取りには当時トイレットペーパー代わりに使われていた籌木がそのまま刺さっていた。 遺構からはウリの種や魚の骨などの食べかすも見つかり、寄生虫の卵も検出された。