飛鳥・藤原地域の発掘調査で見つかった主要遺跡の土層・地層の表面や断面の〝実物〟を一堂に展示している。
剥ぎ取りは土層や遺構の表面を薄い樹脂で固め布で裏打ちして剥がし取る方法。
奈文研埋文センターが開発した技術で〝土層転写〟とも呼ばれる。
剥ぎ取りでは様々な凹凸ができることも。
これは土の中にめり込んだものが一緒に取れるため。
藤原京のトイレ遺構の断面剥ぎ取りには当時トイレットペーパー代わりに使われていた籌木がそのまま刺さっていた。
遺構からはウリの種や魚の骨などの食べかすも見つかり、寄生虫の卵も検出された。
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