ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

おさかなずかんのり

2022年05月13日 | 日記

 

 

 本市の老舗中の老舗、横田屋本店さんが、お魚のイラストと豆知識を焼きのりにプリントした「おさかなずかんのり」を新しく発売しました。お子さんたちが楽しく食べられるように。

食べやすくカットされた焼きのりに、カツオ、メカジキ、ヨシキリザメ、まんぼう、ほやなど気仙沼で水揚げされるおなじみの魚介類のイラストを、カルシウム粉末でプリントしたとのこと。食べながらお魚のことを学べるチャーミングな商品です。

 横田屋本店さんは1706年の創業。1857年、当主猪狩新兵衛は江戸湾で門外不出だったノリ養殖の技術を職人たちとともに持ち帰り、東北で初めてのり養殖を始めたという、いわゆる郷土の偉人で、猪狩家、横田屋本店さんは長年宮城県・三陸ののり文化を支えてきたと言っていいでしょう。

横田屋本店さんのオンラインショップで購入できますので、特にご家庭に小さなお子さんのいる方は、ぜひぜひお取り寄せ下さい。

開発を担当されたプリンス・チャーミング。頼もしいですね。お父上は二つ先輩です。

 

アカ日新聞にも取り上げられました!↓

食べて学ぶ「おさかなずかんのり」が好評 老舗ノリ店が苦境に仕掛け:朝日新聞デジタル

食べて学ぶ「おさかなずかんのり」が好評 老舗ノリ店が苦境に仕掛け:朝日新聞デジタル

 海の街・宮城県気仙沼市で売り出された「おさかなずかんのり」が好評だ。地元で水揚げされる魚介類の豆知識をノリに印刷したアイデア商品だ。「子どものいる家庭へのギフ...

朝日新聞デジタル

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

義経伝説

2022年05月09日 | 日記

 

 

 後半生を兄からの迫害により苦しい逃避行に費やした源義経には、日本各地にさまざまな伝説が存在する。

僕のすぐ間近にも、そんな一つがある。

子供のころ、彼岸や盆になると僕ら兄妹は両親に引きずられるようにして早朝、墓参りに出かけた。

墓までの寺の参道の途中に、「弁慶袈裟掛の石」なるものがあり、僕らは眠い目をこすりながら、そんなわけないよな、と失笑し合ったものだったが、後年、その寺に嫁いだ妹は宗旨替えしたらしく、アリじゃない?と真顔で答えるようになっている。

「義経記」にも記されているその伝説の概略はこうだ。

牛若丸(元服前)は京の陰陽師、鬼一法眼が秘蔵する兵法書を手に入れるため、法眼の娘皆鶴姫をだまし盗み出させた。

兵法書をわがものとした牛若丸は皆鶴姫をあっさり捨て、金売り吉次や弁慶とともに平泉に旅立つ。

法眼は娘に激怒し、小舟へ押し込んで海に流してしまった。

その舟が流れ流れて気仙沼に漂着する。

これを夢枕で知った義経は馬(太夫黒?)を走らせて駆け付けたが、残念ながら、皆鶴姫はすでにこと切れていた。

義経は姫が抱いていた小さな観音像をその寺に納め、併せて自分が背負っていた笈(おい:木製の背負箱)も寄進する。

この時に弁慶が境内の石に袈裟を掛けて休息したのだろう。

ここまで書いて来て、僕はため息をついた、んなわけないじゃん。

ちなみに、会津若松市にはさらに大掛かりな皆鶴姫伝説があるのだそうだ。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵坊弁慶

2022年05月02日 | 日記

 今年は平泉町で春の藤原まつりが3年ぶりに開催される。

5月3日にはメイン行事の源義経東下り行列も執り行われるそうだ。

十代の頃までは家族に連れられたり、一人で電車で出かけたりしたものだが、レジャーブームの猛烈な渋滞と混雑に負けて、いつしか行かなくなってずいぶんたつ。

源義経公東下り行列は、義経公が兄頼朝の追討から逃れて平泉にたどり着いた時、藤原秀衡公が地元民とともにこぞって歓迎した故事に由来する。

 武蔵坊弁慶のことを考えると、涙が出てくる。

このひとは心底、牛若丸=源義経が好きだったのだろうな、とよく思う。

ただただ主君が大好きで、嬉々として後ろにくっついて歩き、平泉でともに命を落としても、それが本望だったのだろう。

ひょっとすると、歴史上の人物で最もピュアなひとかもしれない。

日本人は判官びいき(九郎判官=義経)と言われるが、こういう立派な家臣団や馬(太夫黒)を誰一人幸せにできなかったことは、主君として重大な落ち度ではないだろうか。

 

「勧進帳(安宅の関)」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする