上の映像は「めぐり逢えたら」(1993年)で主人公(トム・ハンクス)たちがこの「特攻大作戦」(1967年)のエピソードを持ち出して大泣きし、親友の妻にあきれられる楽しいシーンだ。
第二次大戦中、ノルマンディ上陸作戦前夜。ひとくせもふたくせもある囚人たちが恩赦をエサに組織され、ドイツ軍司令部のかく乱作戦に挑む。
原題は「ダーティな12人」。
ダーティな囚人たちと上官たちそれぞれのキャラが見事に立っているのがウケて大ヒットを記録し、その収益でロバート・アルドリッチ監督は小さいながらも自前のスタジオを持つことができた。
それにしても、隊長(リー・マーヴィン)はじめ、全員人相悪すぎ!
右から二人目は名優ジョン・カサヴェテス(自作の製作費を稼ぐためのバイト)、一人おいてチャールズ・ブロンソン、その隣テリー・サバラス。
こいつらを指揮するのはこわもてのリー・マーヴィンでなければぜったい無理!
マーヴィンは87年に心臓発作で急逝するのだが、85年に「ダーティ・ダズン:ネクスト・ミッション」という続編をテレビ映画で撮っている。
すでにアルドリッチは亡くなっており、監督は凡才アンドリュー・V・マクラグレンだった。
※ロバート・アルドリッチについてはこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/nagomi8000/e/cbaca3e045090417a415dc8d602d75b2
大好きな作品です。久しぶりにもう一度観たくなりました。リー・マーヴィン!ヒヨッコたちを指揮する『最前線物語』の軍曹とはまた違ってこちらも魅力的ですよね^^#
この回はとても楽しく書きました。
「特攻大作戦」に「最前線物語」、それから「プロフェッショナル」。
率いるメンバーは違えど、マーヴィンのリーダーはどれもいいですね。