ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

パリところどころ

2024年07月29日 | favorite songs

 せっかくなので、パリ・オリンピックにちなみフレンチ・ポップの名曲のカバーを紹介したい。

映画「突然炎のごとく」(1962年)の中でジャンヌ・モローが歌い、以来愛され続けている佳曲「つむじ風」。ココ・シャネル・ジュエリーのCMで女優キーラ・ナイトレイが歌っている。

 

フランソワーズ・アルデイに乞われた才人セルジュ・ゲンスブールが凡庸なメリカのポップ・ソングに歌詞をつけ直した「さよならを教えて」(1968年)。大ヒットしてアルディの代表曲となった。

1989年にジミー・ソマーヴィルがユーロビート・アレンジで再度大ヒットさせたが、たぶんアイディアは隣にいる金髪ボブの女性、ジューン・マイルズ・キングストンというドラマーのものだと個人的に思っている。

長くなるので詳しくは書かないけれど、このひとは日本で言うと座敷わらしのような、貴重品、掌中の珠だ。自陣に引き入れれば強運が舞い込み、手放したら指の間から運がすり抜けて行く。

 

同じくセルジュがフランス・ギャルのために書いて大ヒットした超有名曲「夢見るシャンソン人形」(1965年)。

CMに使われたブリッジのバージョン(1993年)は軽妙で聞きやすい。

 

セルジュが映画「唇によだれ」(1960年)のために書いた同名曲。歌手で女優のヴァネッサ・パラディが取り上げて素敵に踊り歌う(2001年)。パラディの「つむじ風」は以前取り上げている。

 

セルジュがブリジット・バルドーのTV番組のために書き下ろした渾身の名曲「ハーレー・ダビッドソン」(1967年)。

なかなかのセンスで歌っているのは、細野晴臣がYMO結成前にバンドを組もうとしたMANNA(岩沢真利子)という女性歌手だ。

 

映画「アイドルを探せ」(1964年)から2曲を。

まずはタイトル曲「アイドルを探せ」をトノバン(加藤和彦)のアレンジで岡崎友紀が歌った1980年のバージョン。訳詞は加藤夫人の安井かずみだ。

 

そして、映画のラストでシャルル・アズナブールが歌う「思い出の瞳」。

この映像は、カンボジアの留学生が学費(研究費)を集めるために開いたガーデン・コンサートのものだという。フランス語原詞に母国語を交えて丁寧に歌う姿がとてもチャーミングだ。

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